Azithromycin (AZM) を6例の呼吸器感染症患者に使用した。疾患の内訳は, 急性気管支炎1例, 肺炎3例, 気管支拡張症+感染2例であり, AZM 250mgまたは500mgを1日1回, 3日間 (1例のみ7日間) 投与した。成績は, 臨床効果判定可能例6例中, 著効1例, 有効4例, 無効1例であった。細菌学的効果では2例において起炎菌3株 (
Staphylococcus aureus 1株,
Streptococcus pueummiae 1株,
Haemophilus influenzae 1株) が分離され,
H. influenzaeの1株が消失した。
副作用の発現した症例はなかった。臨床検査値の異常変動はGOT, GPT, γ-GTPの軽度上昇が1例に認められた
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