日本化学療法学会雑誌
Online ISSN : 1884-5886
Print ISSN : 1340-7007
ISSN-L : 1340-7007
46 巻 , 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 出口 浩一, 鈴木 由美子, 石原 理加, 石井 由紀子, 中澤 ありさ, 杉田 麟也
    1998 年 46 巻 1 号 p. 1-6
    発行日: 1998/01/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    1995年10月~1996年6月に検出した小児副鼻腔炎由来Streptococcus pneumoniaeと viridans streptococciの薬剤感受性パターンなどを検討して, 以下の結果を得た。
    1. 供試188株中のpenicillin (PC)-intermediate S. pneumoniae (PISP)+PC-resistant S. pneumoniae (PRSP) は49.6%であったが, PISPの割合が高かった。PISP+PRSPに対する薬剤感受性分布はcefditorenがもっとも優れていた。
    2. S. pneumoniaeの血清型または血清群はPSSPでは幅広く, 多くの血清型に分布していたが, PISP+PRSPでは19, 23, 6型が大部分であった。
    3. PSSPおよびPISP+PRSP双方のMacrolides (MLs) 耐性は高い割合であったが, PSSPにはMLs構成型耐性株が, PISP+PRSPにはMLs誘導型耐性株が多かった。
    4. Streptococcus oralisStreptococcus mitisの多剤耐性株の割合は高く, そこで示された薬剤感受性パターンはS. pneumoniaeにきわめて類似していた。
  • 水谷 哲, 松尾 清光, 山住 捷二
    1998 年 46 巻 1 号 p. 7-11
    発行日: 1998/01/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    呼吸器感染症由来緑膿菌123株に対するarbekacin (ABK), tobramycin (TOB), isepamicin (ISP) およびamikacin (AMK) の最小発育阻止濃度 (MIC) を寒天平板希釈法により測定し, 下記の結果を得た。
    (1) TOBのMIC50は3.13μg/mlともっとも低く, 次いでABKのそれは6.25μg/mlであり, ISP およびAMKのそれはともに12.5μg/mlであった。
    (2) Breakpoint MICを用いた薬剤感受性率は, TOB 47.2%と高く, ISP 8.9%, AMK 7.3%, ABK 6.5%であり, TOB以外3剤のそれは低率であった。
    (3) 各抗菌薬のMIC50とbreakpont MICを比較すると, ABK, ISP, AMKはともに4倍, TOBは2倍, MIC50がbreakpoint MICより大きかった。
    (4) 感受性相関では, ABKのMICが12.5μg/mlに同等か以下の菌株において, 1株を除き, 各菌株のABKのMICは, TOBのMIC以上であった。一方, ABKに対するそれぞれの菌株のMICは, ISPおよびAMKの示したMICより低値であった。ABKのMICが25μg/mlに同等か以上の菌株において, TOB, ISP, AMKのそれぞれの耐性菌とABKのそれらと高率に交差耐性を認めた。
    以上より, ABKの緑膿菌に対する抗菌力はTOBのそれより劣るもののISP, AMKのそれらとほぼ同等の抗菌力を示した。
  • 秋元 義幸, 濱島 肇, 笹津 備規, 新井 武利, 村上 富美子, 溝口 昌子
    1998 年 46 巻 1 号 p. 12-16
    発行日: 1998/01/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    アトピー性皮膚炎患部より分離されたStaphylococcus aureus 14株に対する精製ツバキ油による増殖抑制作用を検討した。14株のうち半数以上の9株に精製ツバキ油による増殖抑制作用が認められた。分離株についてコアグラーゼ型別, ファージ型別および薬剤感受性を調べ, 精製ツバキ油による増殖抑制作用との関連性について考察した。増殖抑制作用とコアグラーゼ型別およびファージ型別との関連性は明確ではなかった。薬剤感受性株の多くに増殖抑制作用が認められ, 耐性株については抑制作用を受けない株が多く存在したことから薬剤感受性と精製ツバキ油による増殖抑制作用には何らかの関連性が予想される。
  • 川畑 敏枝, 蔵園 瑞代, 新井田 昌志, 吉田 隆, 後藤 直正, 西野 武志
    1998 年 46 巻 1 号 p. 17-22
    発行日: 1998/01/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    緑膿菌PAO1株を親株として, onoxacin (OFLX) とcef合ulodin (CFS) を混合した薬剤平板で選択することにより, OprMを過剰産生したNalB型多剤耐性株のR1株を分離した。R1株の最小発育阻止濃度 (MIC) は, ceftazidime (CAZ), sulbactam/cefoperazone (SBT/CPZ), chloramphenicol (CP), OFLXおよびtetracycline (TC) 親株であるPAO 1株のそれらに比し4~8倍上昇した。しかし, fosfomycin (FOM), imipenem (IPM), gentamicin (GM) に対するMICは変わらなかった。R1株から外膜蛋白質を分離し, OprMモノクローナル抗体を用いたウェスタンプロット法によりOprM蛋白質の増加を確認した。このOprM蛋白質を保持するR1株に対し, FOMにSBT/CPZあるいはCAZを同時併用すると強い殺菌作用が認められた。しかし, TCおよびCPとの併用効果は認められなかった。排出蛋白質の良好な基質であるTC, CPにおいて併用効果はみられなかったが, β-ラクタム系薬剤であるCAZとSBT/CPZに対して顕著な併用効果がみられた。また, FOM処理菌ではCPZの菌体内取り込み量が増加していた。以上のことから, FOMがNalB型の排出蛋白質を持つ株に対してもβ-ラクタム系薬剤との併用効果を示すことが認められた。
  • 1998 年 46 巻 1 号 p. 23-30
    発行日: 1998/01/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
  • 1998 年 46 巻 1 号 p. 30-48
    発行日: 1998/01/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
feedback
Top