目的:高齢者の社会参加を促進する基礎資料を得ることを目的として,通いの場への参加が直接のきっかけとなり新たに参加した地域の会の有無とその内容を検討した. 方法:日本老年学的評価研究(JAGES)参加6市町の1,302人(平均年齢77.8±5.9歳)を分析対象とした.通いの場参加が直接のきっかけで新たに参加した地域の会の有無,活動内容などの割合を分析した. 結果:通いの場参加後に新たに地域の会への参加をした者は556人(43.5%),そのうち通いの場参加が直接のきっかけであった者は341人(60.2%)だった.また,要介護認定リスクの高い外出低頻度や歩行時間が少ない高齢者が含まれていた.そして活動内容では, 「運動の会」が278人(81.5%)と最も多く, 「町内会・自治会」の順に多かった.また, 「運動の会」の内訳では「体操」, 「散歩・ウォーキング」が多かった. 結論:通いの場への参加は新たに地域の他の会への参加を始めるきっかけになる可能性が高いと考えられた.
抄録全体を表示