日本畜産学会報
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46 巻, 10 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 野澤 謙
    1975 年 46 巻 10 号 p. 549-557
    発行日: 1975/10/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
  • 森 文平, 神立 誠
    1975 年 46 巻 10 号 p. 558-564
    発行日: 1975/10/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    反芻動物のCo栄養に関する研究の一部として,反芻動物のCo要求量の高い理由を研究しその理由の一つとして,ヤギ第一胃内微生物は1日に約150μgのCoを保留することが認められたので,第一胃内に共棲する繊毛虫およびバクテリアの活動と培養液中のCoレベルとの関係を明らかにする目的で本実験を行った.1) 繊毛虫についてはその培養液中のCoをキレート化合物にすることにより,Coレベルを低下させ67時間にわたりその活性を観察した.その結果,繊毛虫は種類により微量のCoを必要とすることが推定された.2) バクテリアに対し培養液内のCoレベルを変化させ,60Coをトレーサーとして菌体に対するとりこみ割合を測定した結果,天然のCoレベルではとりこみ割合は大きかったが,培養液内Coレベル上昇とともに,そのとりこみ割合は減少した.3) 本邦産飼料のCo含量について,Coの第一胃内溶液への溶出割合,微生物の利用割合などを考慮にいれると,反芻動物には天然物よりくるCoのみでは,反芻胃内微生物の活動よりみて,若干不足することが推定された
  • VII. 可消化養分総量と可消化粗蛋白質含量との関係について
    小原 正哉, 木村 信煕, 篠崎 定雄
    1975 年 46 巻 10 号 p. 565-573
    発行日: 1975/10/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    既報の結果から,飼料の粗蛋白質(CP)とその消化率(Dp)を用いてTDN=k1Dp+(k2/CP)+k3の関係式が成立するのではないかと推察し,この関係が実際の各種飼料に一般的に適用できるかどうかを検討した.これにより既報のガス指標値GとDCPとの密接な関係:DCP=k4•CP•G+k5の成立の根拠を明らかにしようとした.そのため,公表されている4つの飼料成分表の各反芻動物用の可消化成分を用いて,各分類別に(TDN•CP/100)=k6DCP+k7CP+k8の関係に関する重回帰分析を行うとともに,DCP=k9(TDN•CP/100)+k10の直線回帰分析の結果を用いて上記の関係に影響する若干の因子を検討した.結果の概要は以下のごとくである.1) 飼料のTDNとDCP間の直接の相関関係は各飼料の分類別によって有意(P⟨0.05)なものと,そうでないものとがあり,えられた相関係数は一般的に低かった.2) 動•植物性各種飼料338種において(TDN•CP/100)=0.491DCP+0.314CP-0.825,R:0.984,P⟨0.001,の関係をえたが,この種の有意で高いR値は各腫飼料の分類にかかわりなく共通して認められた.3) TDN•CP/100とDCP間のr値を検討したところ,各飼料の分類別にえたrはすべて有意(P⟨0.001)であったが,ワラ類21種,棉実と落花生関連飼料12種でそれぞれr: 0.851,0.848を示し,他の飼料に比して有意(P⟨0.05)に低かった.4) その原因を検討した結果,粗センイ/CPの比:6.0以上と以下,および粗脂肪含量:10%以上と以下に類別したいずれの飼料群においても,あてはめの程度の高い上記の重回帰のえられることを認めた
  • 石橋 晃, 亀高 正夫
    1975 年 46 巻 10 号 p. 574-580
    発行日: 1975/10/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    成鶏がフェニルアラニン欠乏飼料で長期間窒素平衡を維持できる機構を明らかにするため,対照,フェニルアラニンまたはイソロイシン欠乏飼料を給与した成鶏の肝臓および筋肉切片によるフェニルアラニン,チロシン,およびイソロイシン-14Cの14CO2への分解と蛋白質画分への14Cのとりこみ量とをしらべた.イソロイシン欠乏飼料給与の場合,両切片による14CO2生成量は減少したが,フェニルアラニン欠乏飼料給与の場合には前のin vivoの観察と異なり,14CO2生成量は減少しなかった.蛋白質画分への14Cのとりこみ量はフェニルアラニン欠乏飼料を給与したときの肝臓切片でのみ減少した.以上の結果から,成鶏におけるフェニルアラニン欠乏飼料給与時のフェニルアラニンのCO2への分解割合が低下するのは,肝臓における分解能の低下によるものではなく,前に観察したように,基質としての遊離フェニルアラニン量の減少が原因の一つであると考察した.
  • 高 泰松, 田先 威和夫
    1975 年 46 巻 10 号 p. 581-584
    発行日: 1975/10/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    鶏体内におけるマーガリン酸の分解を確認するため,絶食した約2kgの白色レグホーン雄鶏の肝臓ホモジネートをつくり,これをマーガリン酸,ステアリン酸およびリノール酸のアルブミン混合物とインキューベートして脂肪酸の消失率を比較調査した.総脂肪酸およびマーガリン酸の消失はインキューベーション開始後それぞれ30分および15分までみられたが,その後の変化はみられなかった.マーガリン酸,ステアリン酸およびリノール酸を添加して30分インキューベートすると,それぞれの消失率は26.9,16.4および23.4%となり,鶏の肝臓は鶏体内に存在する他の脂肪酸と同様にマーガリン酸をも分解することがわかった.また脂肪酸の添加により他の内因性脂肪酸の分解が促進された.
  • 大島 正尚, 布施 洋, 石井 忠雄
    1975 年 46 巻 10 号 p. 585-587
    発行日: 1975/10/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
  • 入谷 好一, 飛鷹 茂忠, 北畠 哲夫, 伊勢 暉昭
    1975 年 46 巻 10 号 p. 588-590
    発行日: 1975/10/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    Tylosin is a macroride antibiotic, exhibiting activity in vitro against most gram-positive organisms and certain gram-negative organisms.1) It has been widely used for domestic animals and fowls as a feed additive in the drinking water or so. In swine, several investigators reported that tylosin was highly effective against swine dysentery in the field.2, 3, 4, 5) However, HUBER stated a large residue of certain antibiotics is harmful for human health.6)
    The present study is undertaken to determine the residual tylosin in the tissues of the pig treated with tylosin tartrate in the drinking water.
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