日本畜産学会報
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61 巻, 9 号
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  • 入江 正和, 崎元 道男, 藤谷 泰裕, 町田 登
    1990 年 61 巻 9 号 p. 771-779
    発行日: 1990/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    本研究は,飼料への魚油添加によって魚油に含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)が豚の脂肪組織に蓄積するのかどうか,さらに,脂肪の性状にどのような影響を及ぼすのかを検討することを目的とした.
    基礎飼料および基礎飼料に2%あるいは4%の魚油を含む2種類の実験飼料を2頭ずつ計6頭の豚に給与した.供試豚からは1週間毎にバイオプシーによって腰部の皮下脂肪組織を採取し,脂肪酸組成を分析した.供試豚は4週間試験飼料を制限給餌した後,一斉に屠殺した.
    魚油給与によって皮下脂肪組織におけるEPAとDHA含量が経時的に増加することが明らかとなった.すなわち,EPA, DHA含量ともに,魚油2%添加区では緩徐に増加し,魚油4%添加区では急速に増加した.屠体から分離した皮下脂肪外層,内層,腎臓周囲脂肪いずれの部位においてもEPAとDHA含量は魚油給与によって有意に増加した.C18:2とω3系列脂肪酸以外の多価不飽和脂肪酸含量には,魚油給与による顕著な影響はみられなかった.飼料の魚油添加量が増えることによって,背脂肪及び賢臓周囲脂肪の屈折率が有意に上昇し,ヨウ素価も増加する傾向にあり,テクスチュロメーターによる腎臓周囲脂肪の硬度は低下する傾向にあった.しかし,軟脂といえる豚の発生はなく,いずれの脂肪も白色を呈し,融点にも有意な変化はみられなかった.
    以上のことから飼料への魚油添加によって豚の脂肪組織におけるEPAとDHA含量を高められることがわかった.
  • 崎元 道男, 入江 正和, 藤谷 泰裕, 町田 登
    1990 年 61 巻 9 号 p. 780-787
    発行日: 1990/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    魚油中に含まれるエイコサペンタェン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)が,豚の筋肉内脂質に蓄積できるかどうかを脂質画分ごとに検討した.基礎飼料と基礎飼料に2%,あるいは4%の魚油を添加した飼料を2頭ずつ計6頭の豚に給与した.供与豚(5ヵ月齢)には4週間試験飼料を制限給餌した後,一斉に屠殺した.胸最長筋および広背筋から抽出した全脂質は,リン脂質と中性脂質に分画し,それぞれについてガスクロマトグラフィーにより脂肪酸組成を調べた.筋肉部位間では,C16:0が広背筋より胸最長筋で多く,C18:2は胸最長筋より広背筋でわずかに多かった.中姓脂質画分とリン脂質画分間では,すべての脂肪酸含量に有意差がみられ,特にEPAとDHA含量はリン脂質画分で高かった,魚油給与により両筋肉部位において,EPA,C22:5およびDHAは,すべての脂質画分で著しく増加したが,他の炭素数20の多価不飽和脂肪酸は増加が認められなかった.すなわち魚油4%添加飼料の給与により,全脂質中のEPA含量は0.1%から1.2%に,DHA含量は,0.3%から0.8%に増加し,リン脂質ではEPAは,1.0%から9.6%に,DHAは1.9%から4.2%に増加し,中性脂質ではEPAは,0.1%から0.8%に,DHAは0.2%から0.7%にそれぞれ増加した.これらのことから,飼料に添加した魚油中のEPAおよびDHAは,筋肉中に蓄積することがわかった.また,魚油中の炭素数20と22の多価不飽和脂肪酸の筋肉内脂質への蓄積には,脂肪酸間に差異が認あられた.
  • 吉村 格, 左向 敏紀, 大久 範幸, 高田 直和, 石川 勇志, 本好 茂一
    1990 年 61 巻 9 号 p. 788-795
    発行日: 1990/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    馬の末梢血中Progesterone(P) 濃度を,EIAキット(帝国臓器製薬)を用いて測定し,P測定値による早期妊娠診断の実用性について検討した.本キットによる再現性は,血清中のP濃度の測定内および測定間変動係数で,それぞれ5.9~12.5%および8.8~18.0%であった.血清中のPの回収率は,0.1~9.0ng/mlにおいて115~129%であった.RIAと本キットの測定値の相関は,Y=0.883X+0.140,r=0.955(p<0.01)と良好であった.120頭の繁殖雌馬について,最終交配後16日目と18日目の血清中のP濃度を本キットを用いて測定し,両日とも1ng/ml以上の値を示したものを妊娠陽性,それ以外のものを妊娠陰性と判定したところ,的中率はそれぞれ91%(50/55)と100%(65/65)であった.本キットは,測定値の信頼性も高く,操作も比較的簡便であり,馬の早期妊娠診断において実用価値は高いと考えられた.
  • 森 達摩, 亀岡 俊則, 崎元 道男
    1990 年 61 巻 9 号 p. 796-800
    発行日: 1990/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    豚糞中の揮発性脂肪酸(VFA,C2~C6)を9-anthryldiazomethane (ADAM試薬)で誘導体化し,高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で測定する方法を検討した.HPLCはカラムにODS,移動相にアセトニトリル:水:メタノール(65:30:5)を用い,蛍光検出器で検出した(Ex:345nm,Em:416nm).各VFAはいずれも注入量2.5~25ngの範囲で直線性を示し,pmolでの検出が可能であった.豚糞中のVFAは蒸留水で抽出し,アセトニトリルで処理した後,本分析法を適用した.回収率はいずれのVFAにおいても高く(87.5%以上),測定値の変動もわずかであった(8.0%以下).
    本分析法を用いて,糸状菌(Mucor属)処理した新鮮豚糞のVFA量の変化を経時的に測定することができ,今後微生物による糞の脱臭試験の効果判定に役立つものと思われる.
  • 菅原 伯, 千葉 昌彦
    1990 年 61 巻 9 号 p. 801-809
    発行日: 1990/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    ヤギを用い,消灯,5-hydroxytryptophan (5-HTP)およびmelatonin (MT)投与による血漿プロラクチン(PRL)濃度の上昇に対するL-dopaの抑制効果ならびにPRL分泌に及ぼすdopamine (DA)の影響について調べた.実験は立位の頭部で350ルクス,1日14時間照明に3ヵ月間馴致された,非泌乳ザーネン種雌ヤギ6頭を用いて行なった.実験1において,ヤギ1頭の外頚静脈内に1分間につき体重1kgあたりL-dopa5,10および20μg(/kg/min)を,消灯前1時間から消灯後2時間まで3時間にわたって連続注入した場合,消灯に伴う血漿PRL濃度の上昇は,L-dopa5μgによって著しく抑制され,10および20μgによって完全に抑制された.しかしながら,これらのすべてのヤギの暗条件下の血漿PRL濃度はL-dopa投与終了後40分以内に著しく上昇した.実験2において,明期下におけるヤギ5頭の外頚静脈内へのL-dopa 10μg/kg/minの3時間にわたる連続注入中に,5-HTP 3mg/kgまたはMT 10μg/kgを投与した場合,血漿PRL濃度の5-HTPによる上昇は,ヤギ全5頭において著しく抑制され,MTによる上昇もまた,ヤギ5頭中の4頭において著しく抑制された.これらの結果は,DAが明期におけるヤギの下垂体からのPRL放出を抑制していることを示唆する.
  • 梶川 博, 長崎 祐二, 阿部 亮
    1990 年 61 巻 9 号 p. 810-814
    発行日: 1990/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    ルーメン細菌を利用基質別に計数する方法として,コロニー計数法と最確数法(MPN法)を比較した.コロニー計数法では,添加した基質を利用できない菌の増殖を抑制するためには,培地に用いるルーメン液と同様に寒天も予備培養による残存エネルギーの除去が必要であることが判明した.両方法の比較は,基質としてデンプン,キシラン,ペクチン,乳酸を用いて行なった.デンプン,キシラン,ペクチン利用菌は,MPN法における菌増殖の指標としてpHまたは濁度を用いた場合に,両方法はほぼ同様の値を示したが,コロニー計数法の方が変動が4~5倍小さく,MPN法に較べてより精密な方法であると考えられる.しかし乳酸利用菌は菌数が少ないために,コロニー計数法では,乳酸培地と対照培地の差がみられず計数不能であった.このように菌数の少ない菌群(総菌数の10%以下のもの)では,MPN法が適用可能な方法であると考えられる.
  • 園田 立信, 水田 浩史, 黒崎 順二
    1990 年 61 巻 9 号 p. 815-823
    発行日: 1990/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    白色レグホーン系成鶏群において観察された972例の交尾行動を用いて,その刺激と反応の行動連鎖を調べた.即ち,雌雄間において交互に連続して観察される動作と姿勢を,交尾を完了または中断するまで順に並べた.隣合うステップの間で双方の情報(dyad information)を分析すると,雌雄間で各ステップの各動作は,確実に情報を送ると共に,適切な情報をうけていることが明かとなった.その結果,鶏の交尾行動の行動連鎖の全体像が以下のようになった.各ステップは順に,(雌の前動作)→雄の性的接近→雌の反応(無反応,逃避)→雄の接触→雌の反応(許容,逃避→乗駕→許容の持続→足踏み→尾上げ→尾下げ→総排出腔接触(交尾)→雌雄の後動作)となった.この行動連鎖の前半は多くの動作を含んで複雑になっており,雌の逃避と雄の中止によって連鎖が中.断することが多かった.従って,雄の性的接近が雌の許容姿勢を引き出す割合は低かった.なお,雄の行動様式によって雌の許容を引き出す割合に違いがあり,もっとも効果的な様式は「床つつきの雌を選んで後方から接近し,雌の背に脚をかける」であった.性的うずくまり姿勢の雌に対して雄は確実に乗駕した.乗駕以降の後半の過程は,刺激に対して定形的および反射的な方法で交互に反応するステップからなっており,乗駕すると交尾に至る割合が高かった.
  • 吉澤 緑, 村松 隆, 岡本 昭
    1990 年 61 巻 9 号 p. 824-830
    発行日: 1990/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    雌ゴールデンハムスターの自然排卵,自然交配によって得られた受精卵の第1分割期の染色体標本をAir-drying法により作製し,染色体異常の出現率と性比を求めた.標本を作製した423個の卵のうち,受精卵として認められたのは413個であった.408個(98.8%)において第1分割期の染色体像が観察され,そのうちの336個(82.4%)において染色体の分析が可能であった.正常な2倍体(2n=44)は327個(97-3%),染色体異常の出現率は3倍体(3n)が4個(1.2%),高2倍体(2n+1)が3個(0.9%),低2倍体(2n-1)が2個(0.6%)であり,構造的異常の染色体を有する卵は5個(1.5%)であった.2n,2n+1および3nの染色体を有する334個の卵についてX染色体の数により性を判別し,285個(85.3%)で性判別できた.性判別した2nおよび2n+1の卵は281個,雄155,雌126で,性比(雄率)55.2%であったが,雄への偏りは有意ではなかった.4個の3倍体卵の性染色体構成はXXX 3個, XXY 1個で,XYYは認められなかった.
  • 楠 比呂志, 加藤 征史郎, 苅田 淳
    1990 年 61 巻 9 号 p. 831-836
    発行日: 1990/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    ヤギで新しく開発された精子の先体反応誘起法と判定法(トリパンブルー•ギムザ染色法)がウシ精子にも適用能か否かを調べた.2頭のウシ(A,B)の凍結精液を融解後,NaCl, CaCl2およびNaHCO3だけからなるK-3液を用いて高精子濃度の3回洗浄精子浮遊液とし,密封ガラス管内において39.5°Cで1時間または2時間インキュベートした.ついで,精子試料の一部を用いてハムスターテストを行なった.また,残りの精子試料に鰐してはトリパンブルー•ギムザ(TG)染色を行なった.TG染色法によって,ウシ精子は正常先体を持っ生存精子と死滅精子,正常先体を持たない生存精子と死滅精子の4種類に分けられた.正常先体を持たない生存精子の割合とハムスターテストで得られた精子侵入卵子率との間に,有意な正の相関関係(r=0.732, P<0.05, n=12)が認められたことから,この種類の精子が先体反応精子と推定された.また,ウシAでは2時間のインキ3ベートで,ウシBでは1時間以上のインキ論ベートで,有意に高い先体反応精子率(A;37.0%,B;43.8~49.2%)および精子侵入卵子率(A;91.7%,B;85.4~97.7%)が得られた.以上の結果から,ヤギで開発された精子の先体反応誘起法と判定法(TG染色法)はウシ精子にも適用できることが知られた.
  • 有原 圭三, 犬童 正臣, 伊藤 良, 近藤 洋
    1990 年 61 巻 9 号 p. 837-842
    発行日: 1990/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    NADH-チトクロムb5還元酵素はチトクロムb5を利用し,メトミオグロビンの還元を効率良く行なうことが知られている.また,チトクロムb5によく似た性質をもつOMチトクロムbとよばれるヘムタンパク質がラット肝臓に存在することが報告されている.本研究では,このOMチトクロムbをメトミオグロビン還元成分の一つとしてとらえ,ラット筋肉におけるその存在とメトミオグロビン還元の関与について明らかにした.OMチトクロムbとチトクロムb5の筋肉における検索はSDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法と免疫プロッティング法の組み合わせにより試みた.その結果,OMチトクロムbはチトクロムうb5と同様ラッ卜骨格筋および心筋に存在することが示された.ラット筋肉のOMチトクロムbおよびチトクロムb5の分子量は,肝臓のものと同様,それぞれ21,500および19,000であった.OMチトクロムbはチトクロムb5と同様,NADH-チトクロムb5還元酵素によるメトミオグロビンの還元をin vitroで促進した.チトクロムb5に比べ,OMチトクロムbのこの作用はわずかに弱かった.本研究の結果から,NADH-チトクロムb5還元酵素によるメトミオグロビン還元にはチトクロムb5を利用する経路以外にOMチトクロムbを利用する経路が存在することが明らかにされた.
  • 小野寺 良次, 後藤 泰樹
    1990 年 61 巻 9 号 p. 843-849
    発行日: 1990/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    必須アミノ酸(ラット)のうち遊離の分枝アミノ酸(BCAA),フェニルアラニンおよびヒスチジンについては,ルーメン繊毛虫類による代謝様式がまだ知られていない.そこで,本研究では分枝アミノ酸を取り上げ,ルーメン繊毛虫類によるそれらの代謝を検討した.ヘイキェーブおよび濃厚試料を給与している山羊(日本在来種)のルーメン内容物から常法により繊毛虫類を採取し,洗浄後これを絶食条件下の抗生物質を含む緩衝液(MB9)中で,39°C,6時間インキェベーションを行なって細菌の影響を除去した後,再洗浄を行ない,14C標識BCAA並びに抗生物質を加えたMB9中で.さらに12時間インキェベーションを行なった.インキェベーション用容器としては,中心井付きのワールブルグフラスコを用いた.インキュベーション前後に分析用試料を採取し,遠心上清液および虫体加水分解物中のアミノ酸および遠心上清液中の揮発性脂肪酸(VFA)を定量した,さらに,それらの放射能並びにCO2画分の放射能を液体シンチレーションカウンターで測定した.その結果,絶食繊毛虫類は,放射性のBCAAからCO2およびエーテル可溶物質,特に,C4およびC5のVFAを生成していることが分かった.本研究ではそれらのVFAを同定できなかったが,過去のルーメン細菌などの結果から,C4-VFAはイソ酪酸でバリンから生成されると考えられた.また,C5-VFAには,少なくともイソ吉草酸および2-メチル酪酸が含まれ,それぞれ,ロイシンおよびイソロイシンから生成されると考えられた.さらに,BCAAの分解速度についても考察した.
  • 小林 泰男, 瀧澤 秀明, 脇田 正彰, 星野 貞夫
    1990 年 61 巻 9 号 p. 850-857
    発行日: 1990/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    ホルスタイン種雄子牛15頭を5頭ずつの3群に分け,各々にサリノマイシン(S)20ppm添加,ポ<ートマイシン(P)10ppm添加又は抗生物質無添加の濃厚飼料を給与し3週齢から25週齢まで飼養した.離乳は6週齢で行なった.乾草と水は自由摂取させた.供試牛のルーメン微生物感染条件を一定にするため成牛のルーメン液(100ml)を3-10週齢の間毎週1回カテーテルを通して投与した.子牛の発育にともないルーメン液のサンプルを取り,微生物叢と代謝産物濃度の推移を調査した.SおよびPは濃厚飼料要求率を各々5および4%改善した.いずれのイオノフォアもルーメン内でのプロピオン酸産生割合を高め,酢酸と酪酸の産生割合を低下させたが,この効果は子牛が離乳した後により明確になった.イオノフォア,特にSはルーメン内プロトゾアおよびセルロース分解菌の定着を阻害する傾向が認められた.一方,デンプン利用菌,タンパク質利用菌,乳酸利用菌および総培養可能菌の数はイオノフォア給与時に増加した.
  • 梅村 和弘, 菅原 和夫, 伊藤 巌
    1990 年 61 巻 9 号 p. 858-859
    発行日: 1990/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
  • 新村 末雄, 石田 一夫
    1990 年 61 巻 9 号 p. 860-862
    発行日: 1990/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
  • 及川 卓郎, 新城 明久
    1990 年 61 巻 9 号 p. 863-865
    発行日: 1990/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
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