中部日本整形外科災害外科学会雑誌
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42 巻, 6 号
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原著
  • 小川 清吾
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    1999 年 42 巻 6 号 p. 1313-1319
    発行日: 1999年
    公開日: 2001/12/27
    ジャーナル 認証あり
    目的 山口大学整形外科では1995年までに頸椎症性脊髄症720例の手術治療を行った。このうち外傷を基盤とした症例を除外し,かつ1年以上の追跡調査を行い得た545例の生命予後を解析し,妥当な術後追跡期間を検討した。
    対象 手術治療を行った545症例(生存469例,死亡76例)を対象とした。
    検討項目 全死因死亡率,主要死因,平均余命,生命予後と臨床経過について統計処理を行い検討を加えた。
    結果 本症と国民一般との間において,標準化死亡比は,1.38(95%CI 1.07∼1.68)と有意に高値であり,主要死因の標準化死亡割合比では,肺炎·気管支炎,不慮の事故が有意に高値であった。また,平均余命は男女とも9年程度の短縮がみられた。しかし,この原因は運動機能,特に下肢運動機能の低下と考えられ,術前に運動機能の低下が著しい症例であっても,術後運動機能の回復が良好な症例は十分な生命予後が得られていた。
  • 高橋 光彦, 遠藤 哲, 長野 顕弘, 江川 洋史
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    1999 年 42 巻 6 号 p. 1320-1323
    発行日: 1999年
    公開日: 2001/12/27
    ジャーナル 認証あり
    破壊性脊椎関節症(DSA)は腰椎においては報告が少なく,その自然経過は十分には明らかにされていない。今回この自然経過を明らかにするため,X線所見の経年的変化を検討したので報告する。平成元年と平成10年に,腰椎の正面及び側面単純X線撮影を行った41例を対象とした。性別は男性24例,女性17例,平成10年時平均年齢58.7歳,透析期間は平成10年において平均15.2年であった。DSAは加齢変化の起こりやすい下位腰椎に多い傾向があり,透析期間とDSA発症には有意差は認めず,透析導入年齢が高いとDSA発症の頻度が有意に高かった。平成元年に変性辷りを認めた椎間では,平成10年にDSA発症頻度が有意に高かった。以上より,DSA発症には加齢変化が関与していると思われた。
THA 1
THA 2
THA 3
THA 4
腰椎 5
腰椎 6
透析
骨腫瘍 1
骨腫瘍 2
骨腫瘍 3
軟部腫瘍
肩関節 1
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