中部日本整形外科災害外科学会雑誌
Online ISSN : 1349-0885
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46 巻, 3 号
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原著
  • 相谷 哲朗
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2003 年 46 巻 3 号 p. 359-367
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/09/10
    ジャーナル 認証あり
    目的: 踵骨の距骨下関節内圧を測定し, 骨折後の良好な臨床成績を得るための要因を検討した.
    対象および方法: 正常人体標本(N群)5例において背屈位, 中間位, 底屈位での加重面積と最大圧ポイントの軌跡および最大圧を測定した. また人体骨折モデル(F群)5例において最大圧ポイントの変位と骨折前後の最大圧を測定した.
    結果: N群では, 最大圧ポイントは一点に集中する傾向にあった. 最大圧は, 50kgf荷重時に背屈位22.3kg/cm2, 中間位24.5kg/cm2, 底屈位26.0kg/cm2であった. F群では, 最大圧ポイントは骨折前後で変位しており, 最大圧は50kgf荷重時に骨折前24.6kg/cm2に対し骨折後は28.7kg/cm 2と約17%増加していた.
    結論: 踵骨骨折の長期予後を左右する因子としてBöhler角の関与が示唆された.
  • 池内 昌彦, 十河 敏晴, 内田 理, 斉藤 慎一郎, 板東 和寿, 金川 文俊
    原稿種別: 研究論文
    専門分野: 情報学
    2003 年 46 巻 3 号 p. 369-375
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/09/10
    ジャーナル 認証あり
    Gustilo III c下肢開放骨折14例15肢の治療成績をもとに患肢温存の適応と限界について検討した.
    一次的切断例は4肢であった. 血行再建を行った11肢は全例生着した. 11肢中4肢は難治性骨髄炎を併発し, 平均13.5ヵ月で二次的切断を要した. 患肢を温存し得たのは7肢であり, 平均骨癒合期間は10.5ヵ月であった. Mangled extremity severity score(MESS)が6点以下の5肢は患肢温存可能であった. MESS 7点の6肢中2肢は患肢温存可能であったが, 4肢は二次的切断を要した. MESS 10点以上の4肢は一次的切断を要した.
    患肢温存か切断のボーダーラインはMESS 7~9点であった. 二次的切断には1年以上の長期間を要しており期間の短縮が望まれた.
第99回中部日本整形外科災害外科学会
腫瘍III
腫瘍IV
その他I
その他II
骨盤帯
関節症
主題3 頚椎多椎間病変の治療
主題5 脊椎低侵襲手術
主題4 絞扼神経障害
大腿骨骨折III
大腿骨骨折IV
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