中部日本整形外科災害外科学会雑誌
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51 巻, 2 号
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原著
  • 奥田 敏治
    2007 年 51 巻 2 号 p. 189-194
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/05/23
    ジャーナル 認証あり
    【目的】原発性骨粗鬆症患者のアレンドロネート治療においてTRACP-5bを測定し, 治療経過観察における臨床有用性を検討した. 【対象と方法】原発性骨粗鬆症・骨減少症女性20名(54~71歳)をアレンドロネート群, 活性型ビタミンD3群に分け, 治療開始前, 治療後1, 3, 6ヵ月目に採尿, 採血を行い, TRACP-5b, BAP, DPDを測定した. 【結果】治療開始前のTRACP-5bが正常参考値上限を超える割合は70.0%に達し, アレンドロネート群では治療後1, 3ヵ月に-52.3%, -55.7%とMSCを超えて早期より安定した低下を示した. また, TRACP-5bの早期変化は治療後6ヵ月のBAP変化と高い相関を示し, 治療反応群でのTRACP-5b変化がMSCを超えた割合も高かった. 【結論】TRACP-5bはアレンドロネートにおける骨吸収抑制効果を正確に反映し, 骨吸収マーカーとして臨床有用性が高い事が示された.
  • 頭司 敏史, 朝田 滋貴, 松村 文典, 福田 寛二, 浜西 千秋
    2007 年 51 巻 2 号 p. 195-197
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/05/23
    ジャーナル 認証あり
    今回我々は鍼治療後に神経刺激症状をきたした1例を経験したので報告する.
    症例は65歳の女性. 右大腿内側部の痛みを主訴に来院した. 2年前より腰痛, 右殿部痛に対し, 鍼灸院にて鍼治療を受けていたが, 2003年12月初旬に, 鍼治療を受けた後, 約3週間後に突然右大腿内側部に電撃痛が出現し, 軽快しないため, 近医受診し, 精査の結果, 右大殿筋筋層内に伏針の存在を指摘された. X線, CT検査にて右殿部筋層内に伏針の存在が疑われ, 診察所見にて, 腰椎由来の神経学的所見に乏しいことから, 痛みの原因が異物による神経刺激症状であると考え, 異物除去術を施行した. 摘出した異物は鍼灸針と思われ, また術後右大腿内側部の疼痛は速やかに消失し, 再発は認めなかった.
第109回中部日本整形外科災害外科学会
一般演題19 腰椎
一般演題20 胸腰椎
一般演題21 脊椎血腫
一般演題22 小児脊椎疾患
一般演題23 骨粗鬆症性脊椎骨折1
一般演題24 骨粗鬆症性脊椎骨折2
一般演題25 脊椎感染症
一般演題26 脊椎腫瘍
一般演題27 骨盤骨折
一般演題28 四肢外傷
一般演題29 上腕骨骨折
一般演題30 上腕骨近位端骨折
一般演題31 鎖骨骨折
一般演題32 骨粗鬆症
一般演題33 骨壊死基礎
一般演題34 周術期
一般演題35 その他
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