中部日本整形外科災害外科学会雑誌
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54 巻, 6 号
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原著
  • 森内 宏充
    2011 年 54 巻 6 号 p. 1127-1135
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル 認証あり
    【目的】ハイヒール靴による足部障害を予防するためには, どの程度の踵の高さから足底圧分布の変化や足変形が生じるのかなどの検討が必要である. 本研究の目的は, 踵の高さと立位静止時の足底圧分布との関係および足変形の詳細を明らかにすることである.
    【対象および方法】健常女性15名30足を対象とした. 踵の高さ2cmの靴を独自に作製し, 靴底に厚さ1cmの楔状のブロックを1枚ずつ取り付けることにより, 踵の高さを8cmまで7段階に調整できるようにした. F-scan® (株式会社ニッタ, 大阪) を用いて踵の高さ2cmから8cmまで, 各踵の高さにおける立位静止時足底圧を計測した. 計測したデータは足底を9つの領域に分け, 各領域における足底圧を算出し検討した. 足部骨格に生じた変化は, 立位足側面X線像を撮影し評価した.
    【結果】踵の高さが高くなると中•後足部にかかる圧は徐々に低下し, 踵の高さが6cmを超えると前足部の内側と中央にかかる圧は上昇した. X線学的には足の縦アーチが増大し, 前足部は回内し扁平化した.
    【結論】踵の高さが6cm以上のハイヒール靴を履くと足部障害が生じる可能性のあることが示唆された.
第116回中部日本整形外科災害外科学会演題
一般演題55 頚椎2
一般演題56 頚椎3
一般演題57 骨代謝関連
一般演題58 リウマチ
一般演題59 足
一般演題61 DVT1
一般演題62 DVT2
一般演題63 医療システムなど
ポスター5 膝関節1
ポスター6 膝関節2
ポスター7 腫瘍
ポスター8 脊椎・脊髄腫瘍
ポスター9 脊椎脊髄1
ポスター10 脊椎脊髄2
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