本文首先对战国秦汉简帛资料的出土情况及其与上古音的关系进行了简单的说明,总结了有关上古音构拟的主要学说,并尽量介绍了关于韵部、二等韵、三等韵、腭化、清鼻音及复辅音等问题的新学说。然后以战国楚简为主要材料来讨论通假字的认读、形声字的发音、字与词的区别等问题,最后建议根据两周秦汉的出土文献编制各时各地的共时性谐声谱,以便为上古音研究提供既丰富又精确的资料。
閩語方言的底層不是從中古漢語演變下來的,而是比較早從北方漢語分出來的。本文探討閩語和上古漢語的關係。通過 Jerry Norman 所構擬的原始閩語音系和 Baxter and Sagart 所構擬的上古音系的比較,也通過侗台語、苗瑤語裡的漢語借詞的分析,就證明原始閩語的“弱化聲母”*-p、*-b 來自上古漢語半音節的鼻音前成份。
中国語の北方方言における結果補語“着zháo”には、「獲得」の事態を表す“着1”、「被害」の事態を表す“着2”の異なる二つの用法がみられる。“着1”は“借”“买”などの「対象の獲得」を目指す動詞と結合し、「対象を確実に入手した」という「獲得」の結果意を表す。一方、「身体的悪影響」というやや抽象的な結果意を表す“着2”は、“累”“冻”などと結合しVtR(他動詞+結果補語)を積極的に作り出すことで、「人間が何らかの外発的要因によってそうした状態に変化させられた」という「被害」の事態を言い表すのに用いられる。両者は、「接触」を基本義とする“着zháo”が、“摸”“抓”と“撞”“砸”に代表される異なる二種類の「接触」動詞との結合の中で、意味が拡張した結果生じた用法である。こうした意味変化は、「原因」事態が「結果」事態を含意するようになる換喩現象とみることができる。
本論文は、焦点化の観点から中国語の“A的是B”構文の使用上の特徴について日本語の「AのはBだ」構文と対照しながら考察したものである。“A的是B”の焦点化のタイプは、先行文脈との意味関係から「特定焦点化」「特立焦点化」「対比焦点化」の3つに分けられる。特定焦点化の場合、前項Aの情報量が少なく、動詞の繰り返し使用が多い。特立焦点化の場合は、前項Aが程度副詞を伴い、使役的表現や形容詞が多用される。対比焦点化の場合は、表現効果を強めるために対比関係をもつ複数の“A的是B”を並列させるのが特徴である。後続文脈との関係から見ると、“A的是B”は「主題展開」「談話収束」という二つの談話展開機能をもつ。主題展開の場合は、後項Bが前項Aの主語のときのほうが後続文脈の主題として長く続く。談話収束の場合は、重要な情報を後項に置くことによって談話を締めくくる。
副詞“更”は一般に「程度が深まることを表す(=〈さらに〉)」とされるが、そのような意味には読み取れない実例も多数存在する。本稿はまず、現代中国語において“更”が〈さらに〉を含意する経緯について検証したうえで、特に“比字句”に対象を絞り、〈さらに〉を含意しない場合の“更”の機能を明らかにする。“更”が担っているのは認識の変更であり、この機能が、しばしば“更”と類似の意味機能を持つとして比較の対象とされる“还”には存在しない、“更”の様々な用法を可能にしていると考える。
现代汉语当中,“对面有一对男女走过来”类“有”字出现句也有着较高的使用频率,然而相关的研究却很少见。本文主要考察表“出现”的“有”字兼语句,认为:“有”字出现句与典型的出现句之间的主要差异在于,前者是一个动作句,句中动词表示具体的动作,可带描摹性状语等加以形象描述;后者是一个状态句,句中动词表抽象的出现状态,不宜带描摹性状语。在语用表达上,“有”字出现句除了具有描述新场景的功能以外,还有传达、提醒的功能。
本論文著重於討論「都」量化在句法上的認證條件。本文主張認證「都」之名詞組量化現象與句法結構有密切的關係。此一特定的關係可定義如下:(1) 全稱量化之名詞組必須要 C 統制「都」,同時 (2)「都」必須要 C 統制全稱量化名詞組之 θ 位置。本研究不僅確定了動詞句內 θ 位置之重要性,同時也針對「都」量化名詞組在不同句型裡所呈現各種不同之文法現象提供更簡潔的分析。
本文从分析“其实”的语义出发,描写“其实”所在语段的语义结构模式,并分析“其实”的反预期功能、语用否定功能、信息增量功能和篇章关联等语用功能。首先,在“其”和“实”的原型义基础上引申出反预期语义特征,又从反预期衍生出前后对比照应功能,再由对照功能发展成为(句子或篇章)关联功能。在连接前后对照项时,由于对比项存在着量的差异,导致“其实”在肯定下文的同时,对上文做出了不同程度和不同性质的否定。当否定的对象(预设)没有在形式上表现出来时,“其实”的语用机制就是激活所需信息,强制性复制出隐含的预设语境,增加了表达信息量。因此“其实”通过这种对预设语境的语用否定表现出很强的主观性特征。