本文討論漢語核心重音(Nuclear Stress)在漢語中的句法功能。文章指出,核心重音是韻律句法學用以解釋韻律和句法界面效应(interface effects)的核心機制,它承載的不僅是句子的普通重音,而且是該句的廣域焦點。文章在回答和分析近年來對核心重音的疑惑與批評的基礎上,提供了一些在核心重音指導下的新分析和新發現。
汉语的句法层面有两个“强势层级”:一个是“有意义的单字”,相当于“语素”;另一个是由它们构成的“复合字组”,属于“粘合短语”。这两个强势层级导致汉语复合字组句法化,扩张并覆盖到“复合词”层面。从另一方面来看,具有同样意义的是这种“粘合短语”一经“整合”就可能有词化倾向,其中凝固度高的形式就形成了“复合词”。这两个过程具有互补效应,本文分别对这两个方面进行了论证,并以具体实例分析了词语整合的理据性与层级性。
本文通过分析“大批判/*很大批判”、“*大限制/很大限制”、“大批/*大限”、“*很大批判/很大限制”这几类对立的语法现象指出:首先,“大批”与“大批判”中的单双音动词性质有别,“批”为动词而“批判”为名词;其次,“*很大批判”与“很大限制”中的双音动词内部也有名词性强弱的区分,“限制”类强于“批判”类;再次,由于 [很大 X] 整体结构具有书面正式语体特征,因此 X 只能是抽象名词或者“限制”类双音动词。这些结论表明,双音节是汉语普通话动词名化的必要条件,韵律是汉语的一种形态手段。
Mair and Mei 1991 认为梵文中的 laghu 和 guru 即后世的平仄观念,这一说法存在不少问题。所谓轻重还牵涉到轻清重浊,后者的具体所指,聚讼数十年仍无定论。本文整理前人说法,指出从实际应用及诗律的角度出发,诸说仍有两大问题悬而未决。本文从《文镜秘府论》的三条材料出发,从实际应用的角度分析,并结合悉昙材料,说明清轻重浊、清韵、浊韵、通韵、落韵等词的含意。本文提出在诗律中的轻重指声母清浊,与平仄绝无关系,反驳 Mair and Mei 说;清浊则指清韵浊韵。梵文二合、三合和四合音之间互为落韵,因为其辅音的音素数不一,但在汉语中把半元音算入韵的部分,因此“落韵”关系变成了介音、开合不同但韵母韵尾相同的两韵之间的关系,亦即清韵和浊韵之别。
本稿では元代漢語の〈咱〉について元曲元刊本を中心に分析を行い〈咱〉の音価と同義字とされる〈喒〉〈昝〉〈偺〉の分布を明らかにせんと試みた。主要な論点は以下の通り。(1)『元刊雑劇三十種』において用いられる一人称は〈我〉〈俺〉〈吾〉の他〈自家〉〈咱〉〈喒〉および〈昝〉であり〈偺〉の使用はみられない。人称代名詞の〈咱〉と〈喒〉は使い分けがなされる。(2)元曲元刊本中では〈咱〉の音価は[tsa]であり、家麻韻として押韻に用いられる。後期の作品では江陽韻で通韻する例があり、〈咱〉の読音が tsa>tsaŋ>tsam と通時的に変化する過程と考えられる。(3)〈咱〉と〈咱每〉、〈我〉と〈俺〉の比率は『旧本老乞大』とは相反し、元初から元末にかけての約 1 世紀にわたる言語変化の結果として捉えることも可能であろう。
百科事典的性格を有する雑誌『Isis』の第 11 巻には、ドイツの博物学者オーケンによって合計 950 を超す音節数の漢字音が記されているが、言語研究でそれに言及した著述はこれまで存在しない。漢字音は粤語の基本的特徴の多くを満たすものの、19 世紀中期の広州方言との間には根本的な差異を呈する。本稿ではこの新資料に記される粤語音の体系と特徴を紹介し、続いて基礎方言の特定を行う。言語データ提供者 Aho の出身地が黄圃と考えられ、特徴の中でも排他性の強いものが現代語では莞宝片にのみ見られることから、基礎方言は香山県(現中山市)の三角方言と極めて近い関係に在ったことが分かる。
本文以在漢語語音演變中變化情形相對穩定的聲母來分類指示代詞,試藉由解讀方言分布圖來分析漢語南方方言指示代詞類型的發展趨向。我們首先由分布推測南方方言指示代詞古老的類型應為「近指聲母-遠指聲母:舌齒音類-牙喉音類」。而近指代詞類型有舌齒音類>牙喉音類/零聲母類的傾向;遠指代詞在南方仍保持以牙喉音類為主,在部分地區有牙喉音類>N 類聲母的傾向。遠近指類型排列組合造就了指示詞類型的多樣性。由地理分布搭配方言語例的觀察,可發現上述的演變傾向與南方方言量詞和數詞的語法化有密切關聯,而經語法化後的新類型又因方言接觸或同音衝突,再次產生變化。本文以方言分布和語法化的實際語料作例證,為南方方言指示代詞多層次的發展提出解釋。
本研究は、〈知覚動詞-不得〉が許容・受容という側面に言及し、心理的に知覚した事物を受け入れるのが困難であるという心理的不許容の意味を表すことを主張する。その意味とは、「主体が許容或いは受容している事態に対して、主体の性格・性質として現れる心理・心情的な要因により、知覚を受け入れられないという主体の恒常的な感情を表す」と記述できる。この意味記述は、「感覚主体+知覚動詞-不得+知覚対象」という構文を必ず取り、主題化することはできない。また、目的語として主述句を用いることができる。更には、心理上の抽象的活動を表す動詞と共に用いられる副詞〈最〉と共起し得るが、文末助詞の〈-了〉とは共起することができないという諸特徴と関連している。これらの諸特徴は、〈知覚動詞-不得〉と類似した意味を表す〈知覚動詞-不了〉及び〈知覚動詞-不下去〉と比較・対照することで得られたものである。