現在, 上海語の初級テキストの必要性が痛感されているが, 従来の数少ない教材の中には表記法の明確なものがなく, 学習者にとって適当なテキストが皆無であり, また一般化されたortbographyが未だにない現状である。
上海語のotthographyが, 最終的にどの様な形をとるべきかを考える際, 次の二つの点を念頭におくべきである。先ず, 表記するのに簡単であることつまり, 英文タイプライターの使用可能範囲での表記であること。次に英語民族, あるいはそれに準ずる人達にとって感覚的に合っていること。つまり馴染みやすく, 使いやすいように設計されていなければならないということである。
この小論文は, 以上のことを考えた上で, 上海語の教材を作るのに実用的なorthegraphyの体系を提案するものである。
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