従来型の投影ラジオグラフィーは、放射線科部門で作られる医療画像の最も大きな部分を占めているが、デジタル時代に入るのは最も遅れている。最近の電子・半導体産業の進展により、デジタル方式によるX線像の直接取り込みが実現された。従来のアナログ方式と、最近利用可能となった開発が進む新しいデジタル・モダリティーは、光を利用しているか否かによって、それぞれ、間接方式(光を利用)、直接方式(光を利用しない)と呼ばれている。直接デジタル化技術としてDirectRay
TMおよび、統合システムとしてiiRAD
TMが現在利用可能であり、これらの製品は高画質で、臨床成果もある。このことが医療イメージングにどのような意味を持つかについての理解を深めるため、以下の4点について論じた。・デジタル画像技術の進展・デジタル画像取り込みシステムの形式・DirectRay技術の背景科学・DirectRayおよびiiRADの臨床経験
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