臨床神経学
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48 巻 , 3 号
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総説
  • 高橋 幸利, 久保田 裕子, 山崎 悦子, 松田 一己
    2008 年 48 巻 3 号 p. 163-172
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/15
    ジャーナル 認証あり
    感染後にグルタミン酸受容体(GluR)自己免疫に関係した病態を呈するラスムッセン脳炎と非ヘルペス性急性辺縁系脳炎について,われわれの知見を中心に概説した.
    ラスムッセン脳炎では細胞障害性T細胞の関与を主体に,抗GluR3抗体,抗GluRε2抗体などの自己抗体,サイトカインなどが病態メカニズムに関係していると考えられる.
    若年成人の非ヘルペス性急性辺縁系脳炎では,急性期にN末エピトープを有する抗GluRε2抗体などが血液脳関門の破綻などにより中枢神経系にいたり何らかの急性期脳炎症状に寄与するが,回復期・慢性期になると血液脳関門の回復により髄液中から消失する病態メカニズム仮説を考えている.
原著
  • 橋本 里奈, 向井 栄一郎, 横幕 能行, 間宮 均人, 濱口 元洋
    2008 年 48 巻 3 号 p. 173-178
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/15
    ジャーナル フリー
    HIV脳症5症例を報告した.1996年から2005年11月の間に名古屋医療センターを受診したHIV感染症458症例(うちAIDSは127症例)を対象とした.HIV脳症と診断した症例はいずれも高度の免疫不全状態にあり,他の日和見感染症を3症例にみとめた.4症例はHIV感染症が判明したのとほぼ同時期にHIV脳症と診断された.5症例ともHIVに対して抗ウイルス療法は未施行であった.HAARTを施行することで全例で症状の改善をみとめ,死亡はみとめなかった.精神科介入を要したり1例を除いて社会復帰できないなど,行動障害を呈したHIV脳症の機能予後は不良であり,HAARTのみの治療効果は不十分と考えられた.
症例報告
短報
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