臨床神経学
Online ISSN : 1882-0654
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55 巻 , 12 号
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原著
症例報告
短報
  • 小川 諒, 及川 崇紀, 四條 友望, 菅野 重範, 渋谷 聡, 望月 廣
    2015 年 55 巻 12 号 p. 936-939
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/12/23
    [早期公開] 公開日: 2015/10/28
    ジャーナル フリー
    症例は15歳女性.他院で潰瘍性大腸炎に対しアザチオプリン治療が開始された4日後に頭痛,7日後に全身けいれんと意識障害が出現したため入院となる.頭部MRIで拡散強調画像(DWI),fluid attenuation inversion recovery(FLAIR),apparent diffusion coefficient(ADC)mapで高信号の血管原性浮腫を示唆する所見が認められた.アザチオプリンの中止後は,可逆性で良性の経過をとり,MRI異常所見も改善した.臨床経過とMRI所見からアザチオプリンによるposterior reversible encephalopathy syndrome(PRES)と診断した.アザチオプリンによるPRESは過去に1例の報告があるのみで,詳細なMRIを追跡しえたのは本例が初めてである.
  • 西川 将平, 川口 典彦, 藤盛 寿一
    2015 年 55 巻 12 号 p. 940-942
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/12/23
    [早期公開] 公開日: 2015/10/28
    ジャーナル フリー
    症例は71歳の女性である.20歳代に高安動脈炎と診断されていた.右側頭部痛のため当科を受診し,頭部MRIにて右大脳半球硬膜に造影増強効果を伴う肥厚を認め,肥厚性硬膜炎と診断した.3か月後に右側頭部痛は自然軽快したが,左眼周囲の痛みや左眼の見え方の違和感が出現した.頭部MRIでは右大脳半球硬膜肥厚は改善していたが,左眼窩に近接する硬膜に造影増強効果を伴う肥厚を認め,左眼窩上面や左上直筋への炎症の波及を伴っていた.ステロイド治療により軽快した.高安動脈炎は大血管を病変の主座とするが,小血管病変や他臓器病変の合併例も報告されている.高安動脈炎に合併した肥厚性硬膜炎の希少な1例と考え報告する.
地方会抄録
会告
編集後記
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