臨床神経学
Online ISSN : 1882-0654
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58 巻 , 1 号
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原著
症例報告
短報
  • 中川 義浩, 石﨑 雅俊, 小園 亜希, 花田 聖典, 東 敏信, 上山 秀嗣
    2018 年 58 巻 1 号 p. 41-44
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/01/26
    [早期公開] 公開日: 2017/12/22
    ジャーナル フリー

    症例は87歳男性.頻脈性不整脈のためシベンゾリン内服中であった.内服開始5年後,昼より増悪する眼瞼下垂,顔面筋,四肢筋力低下をみとめ紹介受診となった.抗アセチルコリン受容体抗体は陰性であったが,エドロホニウムテストが陽性であり,重症筋無力症が疑われた.3年後,眼瞼下垂,筋力低下増悪のため入院となった.低血糖,心伝導障害,腎機能障害をみとめ,シベンゾリン血中濃度は,著明高値(1,850 ng/ml)であった.筋力低下はシベンゾリン中毒による症状と考え,本剤を中止したところ神経症状は改善した.重症筋無力症の鑑別として,腎機能障害を合併する際は,シベンゾリン中毒を念頭に置く必要がある.

  • 横井 克典, 安藤 哲朗, 川上 治
    2018 年 58 巻 1 号 p. 45-48
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/01/26
    [早期公開] 公開日: 2017/12/22
    ジャーナル フリー

    71歳女性.失調症状で発症し,第2病日に血圧上昇,視力障害,四肢脱力が出現し,第3病日に前医でステロイドパルス療法を施行された.第4病日に痙攣が出現し当院に転院した.搬送時,意識障害と高血圧,両側の視力低下と瞳孔散大,全外眼筋の麻痺と腱反射消失,顔面と四肢の筋力低下を認めた.MRIで左右頭頂葉と後頭葉の白質中心にT2高信号の病変を認めposterior reversible encephalopathy syndrome(PRES)と診断した.血清で抗GQ1b抗体陽性,髄液で蛋白細胞解離を確認し,症候と併せてFisher症候群と診断した.PRESは降圧療法で速やかに改善し,Fisher症候群は2か月の経過で緩徐に改善した.Fisher症候群にPRESを併発した機序を考察する.

地方会抄録
会告
編集後記
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