臨床神経学
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総説
原著
症例報告
  • Chigusa Shirakawa, Chie Yanagihara, Shin Takano, Yukiko Ishio, Akiko M ...
    2019 年 59 巻 4 号 p. 185-189
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/04/25
    [早期公開] 公開日: 2019/03/30
    ジャーナル フリー

    Endogenous endophthalmitis is a rare complication of acute meningitis. A healthy 82-year-old woman suddenly developed septic bacteremia and meningitis owing to Staphylococcus aureus (methicillin-susceptible Staphylococcus aureus); she presented with a high fever and drowsiness. Improvement of these initial symptoms unveiled impaired bilateral visual acuity. Detailed ophthalmological assessments diagnosed it as probable endogenous endophthalmitis, which was immediately treated with vitrectomy. Subsequently, the patient totally recovered without any neurologic or ophthalmic sequela.

  • 沼畑 恭子, 赤岩 靖久, 吉澤 健太, 乗峯 苑子, 尾上 祐行, 宮本 智之
    2019 年 59 巻 4 号 p. 190-194
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/04/25
    [早期公開] 公開日: 2019/03/30
    ジャーナル フリー

    症例は29歳男性,生来健康.頭痛と発熱が増悪し当院搬送.体温38.3°C,項部硬直著明,脳脊髄液検査で初圧500 mmH2O,細胞数増加,髄液糖/血糖比0.027,クリプトコッカス抗原陽性からクリプトコッカス髄膜脳炎と診断し抗真菌薬治療で症状改善を認めていた.第18病日に全身痙攣,右視野暗点を認め,頭部MRIで両側大脳皮質に散在性の病変が新たに出現した.脳脊髄液中のクリプトコッカス抗原価は低下したがIgG indexは上昇し,症状の増悪,病巣の拡大はクリプトコッカスの病勢悪化ではなく,免疫反応による遅発性増悪と考えステロイドパルス療法を施行し改善した.遅発性増悪に対してステロイド治療は有効である.

  • 安田 謙, 綾木 孝, 川端 康弘, 村瀬 永子, 大谷 良, 中村 道三
    2019 年 59 巻 4 号 p. 195-199
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/04/25
    [早期公開] 公開日: 2019/03/30
    ジャーナル フリー

    症例は,73歳女性.十二指腸乳頭部癌の末期で外来通院中,突然の右片麻痺で救急搬送された.頭部MRIで,左中大脳動脈領域に拡散低下を認め,MRAで左内頸動脈はサイフォン部までしか描出されなかった.血小板数が低値で,血栓溶解療法の禁忌に該当したため,血栓回収療法を行った.血栓吸引を試みるも,有効再開通を得られなかった.その後,多臓器不全に至り死亡した.病理では,僧帽弁に血小板主体の白色血栓が付着し,非細菌性血栓性心内膜炎からの脳塞栓症と診断した.非細菌性血栓性心内膜炎による脳梗塞では,白色血栓であることが多く,硬いことが予想され,この点を考慮しデバイスを選択する必要がある.

  • 坂本 峻, 末永 浩一, 笠間 周平, 木村 卓, 芳川 浩男
    2019 年 59 巻 4 号 p. 200-204
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/04/25
    [早期公開] 公開日: 2019/03/30
    ジャーナル フリー

    症例は73歳男性である.6カ月で進行する全身倦怠感,四肢筋力低下,体重減少を主訴に入院した.血液検査上ではCa,ACE,リゾチーム,sIL-2R,ビタミン1,25(OH)2Dが高値であった.胸部X線およびCT上BHLを認めず,気管支肺胞洗浄で,CD4/CD8比の上昇を認めた.67Ga-citrateシンチグラフィーでは大腿および肩~上腕部にかけて集積を認め,T1強調画像でガドリニウム造影効果を認めたことより,右大腿直筋より筋生検を行った.筋生検で非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を認めたため筋サルコイドーシスと診断した.高Ca血症,四肢筋力低下で発症し,BHLを欠く筋サルコイドーシスはまれな症例である.

  • 橋本 侑, 立石 貴久
    2019 年 59 巻 4 号 p. 205-210
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/04/25
    [早期公開] 公開日: 2019/03/30
    ジャーナル フリー

    症例は76歳男性.2017年4月から嚥下障害と微熱の精査目的で,当院外科へ入院した.左声帯麻痺と筋力低下を認め,5月に当科へ紹介された.神経診察で左顔面神経麻痺や嗄声,舌左偏倚,左難聴,軽度四肢筋力低下を認めた.CTで斜台の脱灰,MRIで斜台から上位頸椎までの軟部組織と硬膜の増強を認め,頭蓋底骨髄炎の所見であった.また多発性左脳梗塞,左内頸動脈狭窄を認めた.典型的耳症状を認めなかったが,左外耳道に大量の耳垢と炎症所見を認め,外耳道からの炎症波及を疑った.抗菌薬への反応に乏しく,4ヶ月の経過で死亡した.脳神経障害の存在は頭蓋底骨髄炎の予後予測因子であり,疑った際には早期の治療介入が必要である.

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