横浜港横断橋(通称, 横浜ベイブリッジ)は, 横浜市道高速湾岸線のうち, 本牧埠頭と大黒埠頭間の横浜航路上の区間を言う。本橋りょうは, 中央径間 460m, 全長860mの3径間連続斜張橋で, 完成すると世界最長の中央径間をもつ斜張橋となる。基礎工は多柱式基礎工法を採用している。海上での占用条件と工期の短縮という観点から, フーチングの外殻になるバージおよび基礎柱の一部をプレキャストブロック製作ヤードで構築し, 運搬後, 架橋地点に据え付ける施工法をとっている。本稿は, 設計の概要と, すでに製作を完了したプレキャストブロックの施工までについて報告する。
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