コンクリート工学
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22 巻, 10 号
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  • 杉村 義広
    1984 年 22 巻 10 号 p. 4-11
    発行日: 1984年
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    基礎構造の震害が主因となる建物の被害形態は, 多くの場合, 不同沈下となって現れる。これを避けるには, 地盤条件を適切に把握した耐震設計を行うことはもちろんであるが, 十分に注意した施工を行うことも重要である。基礎構造の耐震設計上の問題点は多岐にわたるが, これを分類してみると, 耐震目標の設定という一般的問題をはじめとして, 地震入力, 崩壊形, 構造計画, 地盤の評価法, 設計計算法, くい材の構造性能, くい頭接合部等のそれぞれに関する問題が存在する。基礎構造の耐震設計を体系化するには, これら一つ一つの問題を解決し, 積み重ねていくことが重要である。
  • 内川 浩
    1984 年 22 巻 10 号 p. 12-23
    発行日: 1984年
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    アルカリ反応性の骨材の混入を排除し, アルカリ骨材反応によるコンクリートの劣化を未然に防止するために実施されている各種の試験方法, ならびに試験結果に基づく判定について, 規格化されているものを中心に解説した。これらの試験方法は, いずれも単独では上記の目的を完全に達成することはできず, いくつかの方法を組み合わせることにより確度の高い判定が可能となるものである。より信頼性の高い迅速試験方法を確立するためには, 反応機構, 膨張機構の精緻な解析, 有害鉱物の特定と許容含有量の決定, アルカリ骨材反応以外の原因による膨張性骨材の除外, 反応ペシマム条件の実証と理論的な解明, 実構造物における被害との対応を向上させるための試験条件, スケールファクターの的確な選定等が必要であることを指摘した。
  • 武藤 清, 稲津 逸平, 山本 肖悟, 津川 恒久
    1984 年 22 巻 10 号 p. 24-33
    発行日: 1984年
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    電源開発 (株) 竹原火力発電所3号機の屋内貯炭場は,鉄筋コンクリート造筒体と鉄骨造ドーム屋根で構成され, 15万tの石炭を貯蔵する巨大構造物である。荷重の種類や構造形態が前例のない構造物であるため, 当貯炭場においては, 筒体各部の応力測定を目的として, 鉄筋計, コンクリート有効応力計, 土圧計などの計器が構造体内部に設置され, 貯炭開始直後から測定が実施されている。鉄筋計による測定ひずみから各部材の断面応力を算定するとともに, 土圧計や温度計からの諸測定値を検討して当貯炭場の荷重を設定し, 設計に用いた FEM モデルによって応力解析を実施し, 解析結果としての断面応力を求めて比較した。その結果, 解析値はおおむね測定値の性状と一致し, 設計時における各種の仮定や手法の妥当性が検証され, 構造物の安全性も確認された。
  • 笠井 順一
    1984 年 22 巻 10 号 p. 57-63
    発行日: 1984年
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
  • 町田 篤彦
    1984 年 22 巻 10 号 p. 64-66
    発行日: 1984年
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
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