コンクリート工学
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25 巻, 6 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 尾坂 芳夫, 秋田 宏
    1987 年 25 巻 6 号 p. 21-29
    発行日: 1987/06/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    PCタンクの設計計算を行う際に遭遇する問題点について, 実際のモデル化, 計算結果等を示しながら・具体的に解説した。計算には, 有限要素法の一分野である軸対称シェル要素を主として用い, 一部, 比較のため, 軸対称三角形要素, 平面シェル要素も用いた。取り上げた点は, 軸対称シェル要素モデルの計算精度, 側壁・底版結合部のモデル化の影響, ピラスターを無視して計算することの影響, 非対称荷重の性質等である。ここに示した計算結果からは, 現行の設計手法に影響を与えるような問題を生じなかったが, PCタンクを新しい用途や新しい構造で用いる場合には, このような基礎的な検討が必要だと思われる。
  • 野口 憲一, 小林 理市, 永野 宏雄
    1987 年 25 巻 6 号 p. 30-39
    発行日: 1987/06/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    高強度軽量コンクリートを用いたPCバージ“C-BOAT 500”は, 1977年12月に建造され, 現在まで本四架橋建設現場の浮き桟橋として利用されてきているが, その間, 1985年4月に日本造船研究協会の調査研究の一部としてドライドック入りし, 耐久性に関する総合的な調査をする機会が与えられた。ドック内での目視による外観調査, 鉄筋の腐食状況調査ならびにコアサンプルによる強度に関する調査, コンクリートの化学分析を行い, コンクリートバージの劣化状態を考察した。調査の結果, コンクリートの中性化, 強度劣化はほとんど見られなかった。鉄筋位置での塩分含有量が高い箇所でも必ずしも腐食しているわけではなかったが, 施工不良箇所では鉄筋に孔食の発生が認められた。しかしながら, このバージ全体としての耐久性の低下および強度劣化はほとんどなく, 今後しばらくは継続使用に支障ないものと判断された。
  • 東電・東扇島 LNG センター
    田辺 清, 高瀬 三郎
    1987 年 25 巻 6 号 p. 40-50
    発行日: 1987/06/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    本稿は, LNG 地下タンクの土木設備であるコンクリート躯体を, 分岐配管を使用した新しい概念のコンクリートポンプ工法を使用して施工した記録である。従来は,LNG地下タンク躯体のマスコンクリートをポンプ工法により施工しているが, ここで紹介する分岐配管を使用して打設すると, 打設効率, コールドジョイントの発生, 労務効率等が改善された。本稿では, まず従来工法との比較により分岐管工法の特色を示し, 開発経過について述べ, 次に, 本工法を用いたLNG地下タンクの側壁と底版のコンクリート打設について述べる。
  • IV-2 ガラス繊維
    三嶋 清敬
    1987 年 25 巻 6 号 p. 81-86
    発行日: 1987/06/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
  • アルカリ骨材反応(1)
    田村 博
    1987 年 25 巻 6 号 p. 87-92
    発行日: 1987/06/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
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