現在建設中の東京湾横断道路15.1kmのうち, 川崎陸上部約300mに大断面のC-BoxとU型擁壁および管理用ランプ, 貯水槽を日本道路公団が施工している。このu型擁壁の側壁部に地層を思わせるカラーコンクリートを経済性, 維持管理面, 交通安全管理面, デザイン面より検討した結果, 採用することにした。従来のコンクリートのカラー化はコンクリートの表面を細工することがほとんどであったが, 本工事は生コンクリートの中に顔料を現場で投入し, 4色のコンクリートの層間をチッピングするもので, L木構造物本体では国内初の試みとなるため, ここに報告する。
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