コンクリート工学
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34 巻, 9 号
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  • 宮林 秀次
    1996 年 34 巻 9 号 p. 5-11
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    北陸新幹線高崎・長野間117kmは, 東京と長野を約1時間半で結ぶ路線である。この区間に施工されたコンクリート橋のうち, 霧積川橋りょうは, 三径間連続のPC方杖ラーメン橋で, 斜の橋脚部の施工にロアリング工法, けた部の施工に張出し架設工法を用い, 国立公園内の現地形に与える工事中の影響を最小限にするように努めたものである。また, 第二千曲川橋りょうは, 新幹線鉄道に初めてPC斜張橋を採用したものであり, スパン133.9mはコンクリート鉄道橋として最長のものである。屋代南・屋代北橋りょうは中央スパンがそれぞれ105mおよび90mのエクストラドーズド橋で, 中程度のスパンの鉄道橋のけた高を低くするための最適な構造として採用されたものである。
  • 中野坂上本町二丁目再開発事業
    渡辺 一弘, 清水 昭之, 馬場 正道, 早川 光敬
    1996 年 34 巻 9 号 p. 13-19
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    中野坂上本町二丁目再開発事業のうち, 高さ30階の北棟の建設工事において, コンクリート充てん型鋼管柱に高流動コンクリートが使用された。これは住宅・都市整備公団の委託でまとめられた, 「高流動コンクリートの調合および施工指針 (案) 」に沿って実施されたものである。また, 同じ北棟の工事において30階の床スラブに呼び強度30 (30.ON/mm2) の高強度軽量コンクリートがポンプ圧送により施工された。高強度軽量コンクリートのポンプ圧送の基礎資料を得る目的で, 10階, 21階および30階の床スラブ打設時に, 圧力損失ならびにコンクリート品質の変化を測定した。ここでは, この2つのコンクリート工事について紹介する。
  • 横浜新道 (拡幅) 保土ヶ谷トンネル
    本村 均, 篠崎 秀敏, 谷口 裕史
    1996 年 34 巻 9 号 p. 21-30
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    保土ヶ谷トンネルは, 延長約200mの3車線トンネルである。土被りが薄く, 地表には住宅や埋設管などがあり, さらに供用中の既設トンネルとも近接しており, トンネルの安定に加え, 周辺地山の安定を図る必要がある。これに対し, 本工事では, プレライニング工法の一つであるNew PLS工法による全断面掘削を採用した。New PLS工法は, トンネル掘削に先行してチェーンカッタでトンネル外周を切削し, 同時にコンクリートを即時充てんすることにより, 連続したコンクリートシェルを構築し, 地山の安定を図る工法であり, 本格的に採用されるのは初めてである。本稿は, New PLS工法に用いる急結コンクリートの概要および施工の状況を紹介するものである。
  • ザ・シーン城北超高層RC集合住宅
    桜本 文敏, 富田 彰則, 柳田 克巳, 別所 佐登志
    1996 年 34 巻 9 号 p. 31-39
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    当社では従来の超高層RC造技術 (HiRC工法) を基にして, 使用構造材料の高強度化と設計法および施工法の合理化を図り, 50階程度の建物をRC造で建設する技術を開発した。その本格的採用物件であるザ・シーン城北では, 高ビーライト系セメントを用いた設計基準強度600kgf/cm2の高強度コンクリートと降伏点7000kgf/cm2の高強度鉄筋を用いることにより, 地上45階・高さ160mの超高層RC集合住宅を実現した。ここでは, 特に高強度コンクリートの施工を中心に, 本建物の工事概要を報告する。
  • (第9回) 従来と異なる材料を用いたコンクリートの性能評価
    田澤 榮一
    1996 年 34 巻 9 号 p. 51-56
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
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