現在計画中の第二東名・名神高速道路のうち, 豊田JCTから四日市JCTまでの区間は, 現東名・名神高速道路と一体となった交通のネットワークが必要となる。本区間は, 早期整備が強く望まれているが, 橋りょう高架構造区間が連続し, その事業費が膨大なことから, 新工法・新技術の導入等による経費の節減, 施工の省力化, 工期の短縮が大きな課題となっている。そこで, その課題に対処するために, 現在日本道路公団名古屋建設局では, 第二東名・名神高速道路の橋りょうに取り組んでいるところである。本稿は, 検討および実施している方針, ならびに具体的事例を取り上げ, プレストレストコンクリート橋への取組みについて述べるものである。
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