コンクリート工学
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56 巻, 2 号
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巻頭言
TOPICS
解説
テクニカルレポート
  • 橋本 学, 林 大介, 坂田 昇, 羽原 俊祐
    2018 年 56 巻 2 号 p. 131-138
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/02/01
    ジャーナル フリー

    寒冷地のコンクリート構造物に生じる凍害を抑制するためには,コンクリート中に微細な独立気泡を連行することが有効である。AE剤により連行された気泡は,使用材料,配合条件および施工条件などによっては,硬化に至るまでに消失し,凍結融解抵抗性に有効な気泡が確保されない場合もある。著者らは,これまでに,アクリロニトリル系樹脂製の微細な中空球体である「中空微小球」に着目し,コンクリートの凍結融解抵抗性に関する実験的検討を行っている。本報では,中空微小球を用いたコンクリートについて,これまでに得られた知見を整理するとともに,実装に向けた施工実験により中空微小球の分散性を確認し,最終的に実構造物へ適用した結果について報告する。

  • 小山田 哲也, 袴田 豊, 小島 利広, 磯上 秀一
    2018 年 56 巻 2 号 p. 139-143
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/02/01
    ジャーナル フリー

    平成29年7月に開催された日本コンクリート工学会年次大会の生コンセミナー部会(部会長:岩城一郎・日本大学教授)で検討した東日本大震災に対する生コン業界の取り組みをまとめたものである。設備面からみた被災の特徴,震災前からのコンクリートの各材料の供給,生コンの出荷量,需要増に対する対応,放射能汚染への対応のそれぞれを定量的にまとめている。被害の原因は,津波または地震に大別でき,復旧に3カ月以上を要したのは津波によるものであった。構造物の被害は太平洋側の3県に集中しており,復興の需要も3県が特に目立って増えた。この需要増に対して骨材不足が深刻となり,県外からの骨材で補った様子が明らかとなった。

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