コンクリート工学
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巻頭言
TOPICS
解説
  • 辻 幸和, 桝田 佳寛, 吉森 和人, 辻本 一志
    2019 年 57 巻 8 号 p. 552-557
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/08/01
    ジャーナル 認証あり

    2019年3月に改正公示されたJIS A 5308について,改正の経緯とその背景,主な改正事項を解説する。今回の改正では,新たに用語及び定義を規定するとともに箇条番号の見直しを行った。また,環境負荷の低減として,“安定剤”を用いたスラッジ水の利用方法を新たに規定した。高強度コンクリートについては,呼び強度を1(N/mm2)間隔で購入者が指定できることを規定するとともに,スランプフローの区分に45cm,55cmを追加した。また生産性向上の観点からは,普通コンクリートにスランプフローで管理するコンクリートの追加とスランプ区分の見直し,配合計画書の様式の変更と水結合材比の記入方法の明確化を行った。

テクニカルレポート
  • 渡邉 賢三, 坂田 昇, 細田 暁, 佐藤 和徳
    2019 年 57 巻 8 号 p. 558-564
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/08/01
    ジャーナル 認証あり

    NATMトンネルの二次覆工コンクリートは,部材が薄く,セントル型枠と地山との閉鎖空間にコンクリートを充填する施工の難しい部位である。その施工の難しさも一因となって,供用されている構造物では様々な変状や不具合が散見されている。そこで,新設の構造物では覆工コンクリートの表層部の品質を目視調査に基づいて合理的に評価する方法を用いてPDCAサイクルを回し,品質向上を図る試みがなされている。本報告では,東北地方で建設されたNATMトンネルの二次覆工コンクリートを対象として,目視調査に基づく表層品質評価の結果に関する分析および品質確保・向上に関する試みについて現場の事例について紹介する。

  • 根本 浩史, 平野 修也, 伊達 重之, 橋本 紳一郎
    2019 年 57 巻 8 号 p. 565-573
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/08/01
    ジャーナル 認証あり

    本稿では,実施工で問題となるコンクリートを一旦静置させた場合に流動性が著しく低下する現象を「こわばり」と称し,その発生メカニズムについてセメントペーストを撮影した顕微鏡画像を基に仮説した。そして,セメント粒子の凝集を抑制する化学混和剤(こわばり低減剤)を開発し,その効果を各種試験を通じて検証した。検証試験において,ベーンせん断試験という簡易試験によりコンクリートのこわばり度合いを数値化することを試みた。さらに,各種施工性能試験を通じて,こわばりが実施工に影響する可能性を確認し,こわばり低減剤を適用して高密度配筋部への充填性向上や繊維補強覆工コンクリートでの施工性改善に貢献した事例を紹介する。

工事記録
  • 齋藤 匠, 林 富士男, 熊谷 博明
    2019 年 57 巻 8 号 p. 574-578
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/08/01
    ジャーナル 認証あり

    京都府では桂川右岸地域における浸水被害を解消するため,平成7年度から雨水対策事業として,雨水貯留用の地下トンネルである「いろは呑龍トンネル」の整備を進めている。全長約9.2kmのトンネルは,供用済の北幹線と平成31年3月に工事が完了した南幹線から成り,国道および府道の地下約20~30mにシールド工法により整備をしている。南幹線は令和2年度の暫定供用開始を目標としており,管内に貯留した雨水を直接桂川へ排水する呑龍ポンプ場の工事を現在進めている。呑龍ポンプ場の地下部分は,深さ約40mのコンクリート構造物を構築するため,ニューマチックケーソン工法を採用している。本稿は,事業概要と呑龍ポンプ場の工事状況について,報告を行うものである。

  • 安斎 光美, 吉住 淳志, 小林 弘茂, 芦澤 良一
    2019 年 57 巻 8 号 p. 579-584
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/08/01
    ジャーナル 認証あり

    本工事は,東京外かく環状道路(以下,外環道とする)における約1.6km区間の高速道路および一般国道を開削工法(一部区間では非開削工法)によって構築するものである。函体は鉄筋コンクリート構造を基本としていたが,一部の区間において工程短縮が課題となったことから,同区間を鋼コンクリート合成構造に変更してプレハブ化による工程短縮を図るものとした。構造変更に伴い,大規模な鋼殻を速く正確に組み立てること,鋼殻内にコンクリートを確実に充填することが求められ,各種の検討を踏まえて施工計画に反映し構築を行った。本稿では,同工事の施工上の課題と解決策および施工実績について報告する。

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