コンクリート工学
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巻頭言
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解説
テクニカルレポート
  • 森田 翔, 本間 大輔, 堀内 銀, 藤田 進, 西村 俊彦
    2023 年 61 巻 4 号 p. 304-311
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/04/01
    ジャーナル 認証あり

    外装PC板の軽量化を目的に,鋼繊維補強コンクリートを用いて薄型にした外装SFRC板が開発されている。これまでの外装SFRC板は,経済性や耐火性に課題があった。本開発では,経済性を向上するため,少ない繊維量で従来と同等の性能を確保することを目的とし,コンクリート調合の最適化を図った。その調合に対し,外装カーテンウォール構法としての構造性能を確認した。さらに,外壁耐火性能を検証するとともに,近接する鋼構造部材の耐火被覆の合理化をねらいとして,外装SFRC板を一体とした合成耐火被覆工法を開発し,耐火構造の大臣認定を取得した。以上の課題解決により外装SFRC板の改良を進め,得られた成果を複数の実建物に展開している。

  • 土屋 直子, 鈴木 好幸, 山下 紘太朗, 岸本 豪太
    2023 年 61 巻 4 号 p. 312-319
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/04/01
    ジャーナル 認証あり

    飛来塩分環境下における築48年の鉄筋コンクリート造建物より取得した鉄筋を対象に,表面観察および成分分析を実施し,劣化原因の推定を試みた。測定は,マイクロスコープおよびSEMによる表面観察に加えて,EDS,XRD・XRFおよびEPMAにより成分分析を行った。試料の表面観察および分析時には,建物の詳細を伏せた中での試験であったが,各試験の結果を総合して検討した結果,内在塩分ではなく,飛来塩分および中性化によって,鉄筋の腐食が進行した可能性があることを推定することができた。さらに,一事例の部位ではあるが,実暴露の環境下における腐食生成物の形状および成分分布の実態を示すことができた。

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