日本都市計画学会中部支部研究発表会論文集
Online ISSN : 2435-7316
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選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 2025 年36 巻 p. 0-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/09/30
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 滕 潇, 魏 曦曦, 沈 振江, 蒋 金明, 村田 晶
    2025 年36 巻 p. 1-6
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/09/30
    研究報告書・技術報告書 フリー
    都市土地利用形成と建物類型は,計画規制,世帯投資行動,市場リスク間の複雑な相互作用から生じる.しかし既存モデルはこれらのプロセスを個別に扱うことが多く,土地区画整理事業後の開発予測能力を制限している.本研究では,セルラーオートマタ(CA),ベイズ確率によるポートフォリオ理論,マルチエージェントシステム(MAS)を統合した統一シミュレーションフレームワークを提示し,土地所有者が様々なリスク・リターンシナリオ下で土地利用と建物形態をどのように選択するかをモデル化する.住宅区画を基本決定単位として扱い,ポートフォリオ選択の理論パターンを再現し,ハイリスク・ハイリターンとローリスク・ローリターンの結果を捉えながら,パラメータ変動全体で安定性を維持する.金沢市の地区を実証検証として適用し,世帯投資戦略と結果的都市構成のシミュレーションにおいて強い予測精度を実証した.事例特有の結果を超えて,土地利用動態と投資意思決定を結びつける移転可能な方法論を確立し,計画者と政策立案者に将来都市シナリオ探索と持続可能な開発指導のツールを提供する.
  • 〜飯田市上久堅地区を対象として〜
    浅野 純一郎, 坪井 志朗
    2025 年36 巻 p. 7-12
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/09/30
    研究報告書・技術報告書 フリー
    昨今の地震災害等では、中山間地域集落の孤立が相次いで発生している。本研究の目的は、こうした災害時における自宅避難生活を想定し、生活自立性に向けた平時の備えの実態を明らかにすることである。市内全20地区において地区防災計画の策定が完了し、行政レベルでは支所をも含め防災体制を整える飯田市から中山間地の上久堅地区を対象に選び、各家屋レベルでの災害時の耐性評価を行った。住居面と移動性・食料面の2軸から各家屋の災害時の耐性評価軸をつくり、アンケート調査から各家屋の実態を分析した結果、8割弱の世帯で概ね良好な結果が得られた。他方で、地区内の小区分別ではエリア毎に差があること、家屋・敷地の大きさや自家製食料の備蓄等、山村部特有の利点を災害時の備えとして有する反面、蓄電設備や雨水貯留設備には備えが薄く、車の非運転者等、一部の災害弱者となりかねない者の存在等が課題として見られた。
  • パク ミンジョン
    2025 年36 巻 p. 13-14
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/09/30
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    日本の国立ハンセン病療養所は、ハンセン病が不治の病だった時代に患者の隔離収容のために設置された施設である。今では高齢化した回復者らの療養施設として利用されている。2025年5月現在、全国13カ所の国立療養所で生活している入所者は637人、平均年齢は88.8歳で、施設としての機能も終焉をむかえつつある。このように高齢者施設と化したハンセン病療養所だが、近年、入所者の療養以外の機能を持つ施設が整備され利活用の側面から新たな模索が試みられるようになった。主に外部からの訪問者のための施設で、ハンセン病療養所設立当初の目的とは異なると言える。その背景には根拠法である「らい予防法」の廃止があると考えられるが、具体的な実態は明らかにされていない。そこで全国13カ所の国立病療養所を対象に、施設を取り巻く環境変化と新たに登場した施設について調査を行い、各療養所の立地特性と利活用状況の関係性について分析を行った。
  • 藤井 結菜, 鶴田 佳子
    2025 年36 巻 p. 15-20
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/09/30
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    線引き広域都市計画区域に属し、都市計画区域外を有する3市町の市町全域を対象とする土地利用に関する自主条例は、何れも都市計画法による開発許可対象行為を自主条例対象から外している。このことによって、手続きの煩雑さを軽減するとともに、既定の開発許可制度への上乗せでなく、並列として取り扱うことで、協議のみではなく承認や届出勧告制の採用を可能にしていると考える。  さらに、自主条例に基づく市町独自の土地利用計画策定や土地利用区域区分の指定およびそれに伴う立地規制はないが、都市計画法の開発許可対象外行為を自主条例対象としている。このことから、土砂災害への影響が懸念される盛土、土砂採取および太陽光発電施設設置等の個々の開発を規制し、平成期の合併により増大した広域に及ぶ都市計画区域外を含む市町村全域を対象に運用することで開発許可制度を補完する役割を担っていると見ることができる。 
  • 金子 宏之
    2025 年36 巻 p. 21-22
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/09/30
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    本研究では,全国47都道府県の平成27年(2015年)産業連関表における,部門別の移輸出率,移輸入率,および地域内生産額にもとづき福井県の県際構造や産業構造を明らかにした。一部の都道府県では,産業連関表の部門数が全国の37部門とは異なっていることから,データの加工を行い37部門に統一した。県際構造については,移輸出率と移輸入率にもとづく4つの産業類型の部門別構成比率を用いてクラスター分析を行い,都道府県を4つのグループに分けた。その結果,福井県は,比較的相互交流型の部門が少なく,域内自給型の部門が多い県際構造をもつことがわかった。他方,前の研究では部門数の統一を行わなかったが,その場合はグループ分けの結果が異なることがわかった。さらに,地域内生産額の部門別構成比率を用いてクラスター分析を行い,都道府県を4つのグループに分けた。その結果,福井県は部門別県内生産額に関して平均型の生産構造をもつことがわかった。
  • パット アンドリュー, 秀島 栄三
    2025 年36 巻 p. 23-26
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/09/30
    研究報告書・技術報告書 フリー
    パプアニューギニアは、資金調達の不確実性、政治経済的不安要因、過酷な地理的条件により道路整備において幾多の課題に直面している。「コネクトPNGプログラム」による道路拡張に伴い、アセットマネジメント戦略とそれに基づく持続可能な維持管理が急務となっている。これらに対する明確な枠組みの欠如は、投資に関わる長期的な実行可能性を脅かす恐れがある。本稿では、同国における道路管理への、特にGISとBIM/CIMを中心とする2D・3Dモデルの適用可能性について検討する。具体的には「コネクトPNGプログラム」や「道路管理・維持計画」といった国内の枠組みおよびを世界の好事例を参考にして2D・3Dモデルをベースとしたアセットマネジメント戦略を構築することで、同国の道路整備に関わる意思決定が改善され、ライフサイクルコストが削減される可能性を示している。
  • 先田 悠希, 土屋 泰樹, 高柳 百合子
    2025 年36 巻 p. 27-30
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/09/30
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    少子化による児童数の減少から、小学校の統廃合が全国でみられる。統廃合は児童の通学に大きな変化 を及ぼし、通学距離の増加により、多くの地域でスクールバスが導入されている。スクールバスは通学 時の交通面での安全性が確保される一方、徒歩機会の減少による運動不足などが懸念されている。本研 究は、統廃合による通学環境の変化を分類し、スクールバス導入検討時に、徒歩機会の維持可能性を細 かな地域別に検討するための知見を得ることを目的とする。平成 6 年から平成 24 年にかけ、8 校から 2 校への統合が行われた富山県朝日町を対象とし、100m メッシュ人口やスクールバスのバス停などのデ ータをもとに通学方法の変化を分類した。その結果、一部のエリアにおいて、統廃合の前後で通学距離 が同じ、もしくは統合前より短くなっており、徒歩機会の維持可能性があるものの、統合に伴ってスク ールバスが導入された地域があることがわかった。
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