コンクリート工学論文集
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20 巻 , 3 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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  • 高倉 岳夫, 清水 弘, 桝田 佳寛, 松本 直樹
    20 巻 (2009) 3 号 p. 3_1-3_10
    公開日: 2011/12/22
    ジャーナル フリー
    アルカリシリカ反応(以下ASR)を発生したコンクリートの供試体による変形挙動や変形特性の報告は多く,その変形特性も実験により明らかになって来ている。しかし,ASRは長期にわたり,その変形挙動もASRに追従する形で推移すると考えられるため,ASRによる変形特性の研究報告はほとんどが促進膨張を伴う試験によっている。また無筋コンクリートの膨張量は,残存膨張量を測定することにより推定できるとされているが,実構造物の多くは鉄筋コンクリートである。一方,実構造物においてASRを起した鉄筋コンクリート構造物を長期間にわたり経年観察し,変形挙動を報告した例は稀有であり,その変形挙動は明らかにされていない。本論文では,ASRを起した鉄筋コンクリート構造物を25年以上にわたり長期経年観測した結果を解析したところ,構造物がASRにより膨張し,最大値を示した後に収縮している現象が確認された。そこで,ASRの変形モデルを定式化し,構造物の実測結果と比較してASRを起こした鉄筋コンクリート構造物の収縮現象を含めた変形挙動を考察した。
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  • 服部 健作, 今井 益隆, 中村 拓郎, 堀口 敬
    20 巻 (2009) 3 号 p. 3_11-3_20
    公開日: 2011/12/22
    ジャーナル フリー
    実環境における冬期の凍結融解,夏期の乾燥あるいは湿潤環境,淡水と塩水環境を想定してJIS A 1148 A法の応用を試みた。これらの実験結果から,環境条件および試験液の違いがコンクリートの耐凍害性に及ぼす影響は顕著であり,凍結融解行程に常温水中環境を設けた場合は相対動弾性係数の低下が顕著となる一方で,常温気中環境を設けた場合では耐凍害性が著しく向上した。また,スケーリング試験であるRILEM CIF/CDF試験の結果と比較することでJIS A 1148 A法によるスケーリング劣化評価の可能性も検討した。本研究の範囲内で,質量減少率が5%以内の供試体においては塩水を用いたJIS A 1148 A法とCDF試験のスケーリング量に良好な関係が認められ,JIS A 1148 A法において,相対動弾性係数の評価とともにスケーリング劣化評価の可能性が認められた。
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  • 加賀谷 誠, 西原 康夫, 城門 義嗣
    20 巻 (2009) 3 号 p. 3_21-3_31
    公開日: 2011/12/22
    ジャーナル フリー
    転圧コンクリート舗装版や即時脱型コンクリート製品の凍結融解抵抗性を確保するため,単位セメント量を一定として単位水量やAE剤添加率を増加した場合(連行空気量が増加した場合),単位水量を一定として細骨材率や締固め率を増加した場合(締固め空隙が増加や減少した場合)の耐久性指数の変化傾向を明らかにした。また,微細な締固め空隙が凍結融解抵抗性の向上に寄与すること,耐久性指数が60%となる締固め空隙を含む硬化コンクリートの気泡間隔係数は,普通コンクリートと比較して大きくなることを示した。そして,その耐久性指数を確保するためには連行空気量が2%以上であれば安全側に見て締固め率97%以上必要となることを示した。さらに,連行空気量,水セメント比および締固め率と耐久性指数の間の相互関係を実験式として示した。
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  • 中井 将博, 田中 耕一, 村井 伸康, 中西 正継
    20 巻 (2009) 3 号 p. 3_33-3_43
    公開日: 2011/12/22
    ジャーナル フリー
    ソケット式剛結合設計手法の検証を目的とし,静的載荷による常時荷重での鉄筋応力度,ひび割れ発生状況,終局耐力,および破壊性状の確認を行った。また,200万回の疲労と静的載荷による鉄筋応力度の増加およびソケットと柱部との付着に及ぼす影響の確認を行った。その結果,常時荷重での鉄筋応力度は一体施工したRC構造の計算値および許容応力度以下であり,終局耐力は計算値以上であった。常時荷重では顕著なひび割れは生じず,破壊は復旧性を考慮した地盤面から近い想定位置での曲げ引張破壊であった。また,疲労載荷中の載荷点変位や鉄筋応力度の増加は微小であり,その後の静的載荷結果は前記と同様であり,疲労載荷によるソケットと柱との付着の低下はないことを確認した。
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  • 米澤 敏男, 松藤 泰典, 原田 志津男, 小山 智幸, 前田 悦孝, 田中 恭一
    20 巻 (2009) 3 号 p. 3_45-3_57
    公開日: 2011/12/22
    ジャーナル フリー
    温泉地帯,海成地盤,下水処理施設等では硫酸による酸性によってコンクリート構造物が劣化するケースが多い。ただし,pHが3~4を下回る強酸性の環境・部位ではコンクリートの抵抗力によって耐久性を確保するのは難しく,コーティング等別の手段が必要である。むしろpH=4~5の弱酸性環境でのコンクリートの耐久性を定量的に把握することが重要であるが,従来このような環境下での耐久性の研究,特に長期の暴露実験に基づいた研究は行われてこなかった。本研究は霧島温泉地帯のpH=4~5の硫酸による弱酸性の地盤中とSO2濃度5~40ppmの大気中で15年間の暴露実験を行い,コンクリートの中性化の特性を把握したものである。また,EPMA,粉末X線回折による分析と微小硬度の測定を行い,表層部にエトリンガイトによる組織の緻密化層が形成され,中性化が抑制される潜伏期が存在することを明らかにした。さらに,これらの結果を基に中性化速度式を提案した。
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  • 平石 久廣, 武 争也, 南谷 知輝, 平岡 太一
    20 巻 (2009) 3 号 p. 3_59-3_66
    公開日: 2011/12/22
    ジャーナル フリー
    本論文では降伏機構分離型鉄筋コンクリート造杭(または降伏機構分離型鉄筋コンクリート造の技術を用いた杭)を報告する。杭頭部のヒンジ領域において,コンクリートの損傷を低減するため主筋の付着を切り,曲げモーメントとせん断力に抵抗するために補助主筋を配した。主な検討内容は以下の通りである。
    ・ 杭頭部の形状(杭頭部のテーパー加工の有無)による構造性能の比較について
    ・ 杭頭部のコンクリート強度を杭軸部及びパイルキャップより高くすることによる杭頭部の破壊性状について
    ・ 減圧鉄筋(偏心軸力を想定した軸力を負担するため偏在して配筋させた高強度鉄筋)の性能について
    高軸力下における優れた構造性能を有することが実験結果に示された。
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