コンクリート工学論文集
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22 巻 , 3 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
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  • 山本 悟, 田代 賢吉, 立林 喜子, 石井 浩司, 関 博
    22 巻 (2011) 3 号 p. 3_1-3_11
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
    塩害を受けたコンクリート構造物の補修対策として電気防食工法が普及している。この防食基準として,大気中コンクリート部材では「復極量が100 mV以上」が一般に採用されている。しかし,桟橋構造の梁部材のように間欠的に海水中に没する部位では,復極に必要な酸素の供給速度が遅いために復極量を満足できない場合がある。このような環境では,防食基準「鋼材電位が-850mV vs. CSE(飽和硫酸銅電極基準)よりも卑」が適切と考え,「復極量が100mV以上」と併せて,硬化コンクリート中の鉄筋を腐食させた供試体を用いて防食効果を調べた。その結果,湿潤環境において「復極量が100mV以上」を適用した場合,復極量が得にくく,電流調整が難しかった。一方,「鋼材電位が-850mV vs. CSEよりも卑」では,同条件で明らかな防食効果が認められたこと,および電流調整が容易であったことから,後者の防食基準が適していることが分かった。
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  • 董 衛, 村上 祐貴, 大下 英吉, 鈴木 修一, 堤 知明
    22 巻 (2011) 3 号 p. 3_13-3_26
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
    本研究では,鉄筋腐食を生じたRC梁部材の残存耐力および破壊性状に及ぼす定着性能の影響を評価した。鉄筋腐食が比較的均一に生じたRC梁部材では,せん断領域における付着応力の低下に伴い主鉄筋の定着領域まで鉄筋を介して荷重が伝達された。この場合,鉄筋腐食により主鉄筋の定着不良が生じていると,設計せん断耐力に比べて,極めて低い荷重レベルで鉄筋の抜出しによる脆性破壊が生じる。定着領域に配筋された補強筋(定着筋)は端部からの鉄筋の抜出しを抑制し,アーチ耐荷機構の形成により,残存耐力の低下を抑制することが明らかになった。さらに,ナットとプレートを用いて主鉄筋端部を固定した場合では,残存耐力の低下は大幅に抑制され,主鉄筋の定着性能が残存耐力性状に極めて大きな影響を及ぼすことが明らかになった。
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  • 大津 政康, 野崎 渉太, 川崎 佑磨
    22 巻 (2011) 3 号 p. 3_27-3_34
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
    コンクリートの割裂試験による引張強度の評価法は古くから研究され,直接引張試験の強度との相対的な一致により標準的な試験法として認められている。これに関して,割裂試験にAE法のモーメントテンソル解析を適用し,破壊力学の研究成果から直接引張試験の破壊過程を支配するとされている破壊進行領域を考慮した検討を試みた。その結果によると,まず載荷板直下に損傷域が発生する。それが供試体のいづれか一方の円形端部で断面中心部に向かって載荷軸方向に進展し表面ひび割れが発生する。供試体端部にマクロな切欠きができたため,供試体軸方向の最終破断面に沿って破壊進行領域が形成されて他方端部に向かって進行し最終破断に至る。このように最終破断に至る過程が直接引張と類似の進行過程であると明らかになった。
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  • 秋山 充良, 中嶋 啓太, 小森谷 隆
    22 巻 (2011) 3 号 p. 3_35-3_45
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
    鉄筋コンクリート(RC)部材内で生じる鉄筋腐食の進展を観察できれば,鉄筋腐食の不均一さ(腐食の空間分布)の程度と形成過程の理解,あるいは,それと部材表面に表れる腐食ひび割れ幅・密度の関係の把握など,RC構造物の維持管理の高度化につながる情報が得られると期待される。本研究では,RC部材内の鉄筋腐食成長過程のX線撮影による観察の可能性を検討した。まず,腐食量が既知の鉄筋を埋め込んだRC供試体のX線撮影を行い,腐食量を精度良く再現するための撮影方法やディジタル画像処理方法,あるいは精度に及ぼすかぶりや水セメント比の影響などを検討した。次いで,電食にて劣化させたRC部材を連続的にX線撮影することで,鉄筋腐食成長過程,鉄筋腐食量と腐食ひび割れ幅の関係,あるいはそれらが部材曲げ耐力に及ぼす影響に関する基礎資料を得た。
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  • 坂田 昇, 菅俣 匠, 林 大介, 橋本 学
    22 巻 (2011) 3 号 p. 3_47-3_57
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
    フライアッシュを用いたコンクリートの中でも,ダムコンクリートで一般に用いられる中庸熱フライアッシュセメントに着目し,コンクリートの凝結過程における空気量の変化が,気泡組織と耐凍害性に及ぼす影響を明らかにすることを目的に検討を行った。中庸熱フライアッシュセメントを用いたコンクリートは,普通ポルトランドセメントを用いた場合に比べてフレッシュ時よりも硬化後の空気量が大幅に低下する傾向にあり,これにより耐凍害性が劣ると考えられた。フレッシュ時の空気量を従来よりも大きく設定することにより,硬化後の空気量の低下を抑制し,耐凍害性を確保することが可能となった。硬化後の空気量が低下する理由としては,普通ポルトランドセメントを用いる場合に比べて中庸熱フライアッシュセメントを用いたコンクリート中の気泡がブリーディング水の流れによって破泡,合泡する可能性が示唆され,ブリーディングが多い場合にその傾向が顕著になることを実験的に確認した。
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