環境と安全
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特集 - 持続可能な社会に向けた大学等におけるプラスチックに関する取組み
原著 (依頼)
  • 浅利 美鈴, 西本 早希, 安藤 悠太, 奥野 真木保, 矢野 順也, 酒井 伸一
    原稿種別: 原著
    2021 年 12 巻 1 号 p. 1-10
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/06/13
    [早期公開] 公開日: 2021/06/08
    ジャーナル フリー

    プラスチック製品や廃棄物、マイクロプラスチックが世界的に大きな課題となり、様々な対策が検討されている。日本においても、2019年5月に「プラスチック資源循環戦略」が策定され、3R+Renewableを基本原則とし、意欲的な数値目標を含むマイルストーンを設定した上で、重点戦略に基づく様々な取組が始まっている。しかし、様々な製品への使用に対する消費者の認識は十分とは言えず、意識・行動の把握も緒に就いたところである。 そこで、幅広く、かつ具体的なプラスチック製品を対象に、消費者や企業、行政等が情報共有を進め、今後の対話や議論につなげることのできる消費者意識・行動の可視化・コミュニケーションツールとして「プラ・イド チャート」を考案した。そのチャートの活用可能性を考察することを目的に、必要なデータをアンケート調査等から得て、プロットした。 「いる/いらない」「避けられる/避けられない」という2軸からなるチャートについて消費者アンケート調査結果を元に階層的クラスター分析を行ったところ、6群に分類され、チャートにおいて、それぞれ現在の消費者意識・傾向が分かり、特に短期的な対策に向けた検討に資する知見が得られた。

  • 中谷 隼, 飛野 智宏, 辻 佳子
    原稿種別: 原著
    2021 年 12 巻 1 号 p. 11-20
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/06/13
    [早期公開] 公開日: 2021/06/11
    ジャーナル フリー

    大学には、一事業者として廃プラスチックの排出者責任を果たすと同時に、先端的な活動を通して循環利用の促進や脱炭素社会の実現に貢献する社会的な役割も期待される。本研究では、東京大学の本郷キャンパスにおける廃プラスチックの組成調査を実施し、大学キャンパスから排出される廃プラスチックの循環利用の促進に向けた課題について考察した。その結果、理系部局と比べて文系部局の建物から回収された廃プラスチックには異物混入が多いことに加え、可燃ごみの中にプラスチックが多く含まれており、構成員の分別に対する意識啓発の必要性が明らかとなった。一方、実験室から排出される廃プラスチックについてはオレフィン系の樹脂の割合が高く、ゴム手袋の排出区分の変更や付着物の完全な除去を担保することによって、効率的な循環利用を目指せる可能性が示唆された。

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