中学校保健体育教員を対象に、教材作りの理論を学び受講者同士で話し合い、考える活動形態をとったダンス指導研修プログラムの開発を試みた。その結果、研修プログラムのねらいである①「教材づくりの理論に基づいて教材案を構想し実践できる」②「生徒に習得させたい学習内容に応じて教材を選択し学習活動を構成できる」はほぼ達成された。教材づくりの理論については全員が理解できていたが、教材の階層性やダンス領域の特性に関わる教材理解については難しさがあった。しかし、教材づくりの理論を学んだこと自体は、ダンス指導についての知見を拡げたり深めたりする機会となった。また、受講者同士で話し合ったり考えたりする活動形態はダンス指導についての知見を拡げたり深めたりするうえで有効であった。

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