Drug Delivery System
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最新号
自己免疫疾患・AIDSとDDS:免疫異常・免疫不全への新しい挑戦
選択された号の論文の16件中1~16を表示しています
特集 “自己免疫疾患・AIDSとDDS:免疫異常・免疫不全への新しい挑戦”  編集:安永正浩
  • 安永 正浩
    2020 年 35 巻 5 号 p. 353
    発行日: 2020/11/25
    公開日: 2021/02/25
    ジャーナル フリー
  • 松下 修三
    2020 年 35 巻 5 号 p. 354
    発行日: 2020/11/25
    公開日: 2021/02/25
    ジャーナル フリー
  • 安永 正浩
    2020 年 35 巻 5 号 p. 356-366
    発行日: 2020/11/25
    公開日: 2021/02/25
    ジャーナル フリー
    抗体は魔法の弾丸として働き、Antibody-drug conjugate(ADC)やBispecific antibody(BsAb)の場合は、薬剤やT細胞をがん細胞特異的に作用させることができる。Immune targetingによりリンパ球を標的にした場合には、がんのみならず炎症・自己免疫疾患に対しても有効である。感染症に対しても、抗体医薬の有効性が示されているが、一方で、負の側面としてのAntibody-dependent enhancement(ADE)も注目されている。がん・炎症自己免疫疾患・感染症の領域横断的に抗体DDS療法の現状と今後の研究開発の在り方についても踏み込んでみたい。
  • 清水 広介
    2020 年 35 巻 5 号 p. 367-375
    発行日: 2020/11/25
    公開日: 2021/02/25
    ジャーナル フリー
    多発性硬化症(MS)は中枢神経系において自己免疫性の炎症性脱髄を引き起こす神経免疫疾患であり、根本的な治療法はなく、免疫抑制効果により症状の進行や再発を抑える疾患修飾薬(DMDs)の使用が基本的な治療法となっている。本稿では、MS治療の現状と現在わが国にて使用されているDMDsを紹介し、その作用機序についても解説する。また、MS治療薬開発におけるDDS技術導入の最近の取り組みについても簡単に紹介したい。さらには筆者が以前から進めている、免疫抗原を表面修飾したリポソームを薬物キャリアとして用いた免疫疾患治療研究についてデータを含めて解説するともに、自己抗原認識免疫細胞への標的化DDSによるMS治療についてもデータを紹介する。
  • 山岡 邦宏
    2020 年 35 巻 5 号 p. 376-383
    発行日: 2020/11/25
    公開日: 2021/02/25
    ジャーナル フリー
    自己免疫疾患の治療は生物学的製剤により飛躍的に発展し、近年はJAK阻害薬が経口内服薬として画期的な治療効果を示し複数の薬剤が承認されている。その治療効果は関節リウマチに留まらず、炎症病態を主とする炎症性腸疾患などの自己炎症性疾患で高い治療効果が見られている。しかし、自己免疫病態を主軸とする疾患では、いまだ十分な治療効果が見られていない。また、副作用の面では使用経験が確実に増えているJAK阻害薬の実臨床での情報が極めて重要である。
  • 吉村 和久
    2020 年 35 巻 5 号 p. 384-393
    発行日: 2020/11/25
    公開日: 2021/02/25
    ジャーナル フリー
    1980年代初頭、原因不明の免疫不全症候群がアメリカを皮切りに世界中に蔓延した。まだ原因も治療法もわからないころは、エイズを発症したらほぼ1年以内に命を落とす、いわゆる現代の黒死病として恐れられた。しかし、2020年現在では、早期発見・早期治療を行えば、非感染者とほぼ同等の寿命を全うできるようになった。なぜなら、現在使われている抗HIV薬は強力かつ副作用が少なく、非常に飲みやすいためである。ここに至るまでには、治療薬開発の長くて苦しい道のりがあった。今回、30年以上にわたる抗HIV薬の開発の歴史をまとめてご紹介する機会を得、あらためてこれまでの治療薬研究の道のりを振り返りながら、今後の治療方法の方向性を考えていきたい。
  • 前田 和哉
    2020 年 35 巻 5 号 p. 394-400
    発行日: 2020/11/25
    公開日: 2021/02/25
    ジャーナル フリー
    Pharmacokinetic boosterは、CYP3A、P-gpの良好な基質であるために、経口投与時に血中での十分な暴露の確保が困難であったHIVプロテアーゼ阻害薬等の代謝・排出経路を強力に阻害することによって、血中暴露の劇的な改善に貢献してきた。古くは治療量よりは低投与量のリトナビルが用いられてきたが、その後、リトナビルと異なり薬効をもたず、酵素誘導能も喪失した構造類縁体のコビシスタットが純粋なboosterとして、各種薬物との配合剤として用いられるようになった。リトナビルとコビシスタットは、消化管・肝臓CYP3Aの強力な阻害を呈する一方、リトナビルは、複数の代謝酵素の誘導も引き起こすため、両者の間で処方変更があった場合、併用薬の体内動態に影響するケースがあることに留意する必要がある。
  • 松田 幸樹, 前田 賢次
    2020 年 35 巻 5 号 p. 401-408
    発行日: 2020/11/25
    公開日: 2021/02/25
    ジャーナル フリー
    HIV-1/AIDSの発見から40年近くがたった今、多剤併用療法(cART)により患者の予後は飛躍的に改善、AIDSは致死的な疾患から治療可能な慢性感染症となった。最近では有効かつ安全性の高い新規の抗HIV薬が次々と開発されており、国連合同エイズ計画(UNAIDS)は2030年までにAIDSの流行を終わらせることを目標としている。一方で、cARTは患者体内で産生されるウイルスを検出限界以下に減らすことはできても、患者細胞内の遺伝子に組み込まれたHIVプロウイルスを排除することはできないため、治療薬の中断後に再びウイルスを産生することとなる。このような中で、近年HIVの根治(Cure or remission)に向けた研究が精力的に行われている。本総説ではHIV潜伏感染細胞を標的とした薬剤開発に焦点を当て、筆者らの最近の研究も含めて解説する。
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