Drug Delivery System
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最新号
日本DDS学会
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
特集 “細胞外小胞が拓く創薬・診断技術の最前線”  編集:秋田英万
  • 秋田 英万
    2021 年 36 巻 2 号 p. 87
    発行日: 2021/03/25
    公開日: 2021/06/25
    ジャーナル フリー
  • 落谷 孝広
    2021 年 36 巻 2 号 p. 88
    発行日: 2021/03/25
    公開日: 2021/06/25
    ジャーナル フリー
  • 水田 涼介, 秋吉 一成
    2021 年 36 巻 2 号 p. 90-99
    発行日: 2021/03/25
    公開日: 2021/06/25
    ジャーナル フリー
    細胞外小胞は新しい治療薬およびDDSキャリアとして注目されている。近年、細胞外小胞を人為的に改変して新しい機能を付与する技術の開発が進んでいる。本稿では、細胞外小胞をDDS応用していくための現状の課題について概観し、細胞外小胞の人為的な機能化に関する最近の研究を紹介する。特に、細胞外小胞とさまざまな機能性分子、ナノキャリア、無機微粒子との複合化による機能発現を目指す、細胞外小胞ハイブリッド工学に関する研究を概説する。
  • 高橋 有己, 髙倉 喜信
    2021 年 36 巻 2 号 p. 100-107
    発行日: 2021/03/25
    公開日: 2021/06/25
    ジャーナル フリー
    細胞外小胞(Extracellular Vesicles;EV)は、産生細胞に由来した機能を発揮することから、その機能を利用した治療法の開発が期待される。EVを利用した治療法の中でも特に期待される治療法として免疫療法があげられる。EVを利用した免疫療法は種々存在するが、主には、抗原特異的な免疫療法の誘導を目的としたワクチン療法、そして間葉系幹細胞などの免疫調節能を有する細胞より回収したEVを利用した抗炎症療法の開発が大きく進展している。また、近年では細胞から分泌される小胞であるという特性やその他のEVならではの特性を利用した免疫療法の開発の可能性を示唆する結果が報告されている。本稿ではこれらのEVを利用した免疫療法の現状を紹介するとともに、今後の可能性についても言及する。
  • 大山 将大, 山吉 麻子
    2021 年 36 巻 2 号 p. 108-116
    発行日: 2021/03/25
    公開日: 2021/06/25
    ジャーナル フリー
    生体内分子輸送システムを担うエクソソームは、細胞外小胞の1つであり、人類が生来備える内在性の薬物輸送システム(DDS)といえる。エクソソームはmicroRNAなどの核酸やタンパク質を含有し、分泌細胞から受容細胞へ輸送される。エクソソーム内の分子は脂質二重膜に内包されるため、核酸分解酵素による影響を受けることなく体液中に安定的に存在可能である。このため、DDSとしての利用が広く模索されている。筆者らは、エクソソーム膜表面タンパク質を認識する抗エクソソーム抗体を薬物輸送担体とし、エクソソームに随伴して核酸を送達するDDS戦略を開発した。本稿では、エクソソーム膜表面のタンパク質や脂質に着目した技術について紹介し、創薬展開への可能性を議論する。
  • 一木 隆範
    2021 年 36 巻 2 号 p. 117-123
    発行日: 2021/03/25
    公開日: 2021/06/25
    ジャーナル フリー
    近年、エクソソームを利用した新たな診断、治療技術の誕生への期待が高まっている。一方で、直径が数10~100 nmで不均質な粒子集団の計測や操作は容易でなく、エクソソーム医療の信頼性や安全性、標準化を支えうる基盤技術の構築が求められている。例えば、ナノ粒子のサイズ測定では動的光散乱法が広く用いられているが、これは個々の粒子を測定するのではなく、粒子集団にレーザー光を照射し、粒子のブラウン運動に起因して生じる散乱光強度の時間的揺らぎ変動の自己相関関数を測定し、その解析により粒子径の分布を取得する。しかし一般に、このように信号の総和を一度取得した後で数学的に分離を行う手法では、試料の多分散性が増すほど計測結果の信頼性が損なわれる。1粒子計測はこのような問題を回避できるが、直径数10 nmの微小粒子を検出・操作する技術面での難易度が高く、新たなブレークスルーが求められている。そこで、筆者らはマイクロ流体デバイスやアレイチップ等のバイオデバイス技術を応用し、エクソソームの1粒子計測を可能にするプラットフォーム技術の開発を行ってきた。本稿では、ゼータ電位計測用電気泳動チップ、ナノ粒子分離デバイス、エクソソームアレイチップ等の最近の開発事例を紹介するとともに、エクソソームの評価、分離技術の開発動向と将来展望について論じる。
  • 安井 隆雄, 馬場 嘉信
    2021 年 36 巻 2 号 p. 124-129
    発行日: 2021/03/25
    公開日: 2021/06/25
    ジャーナル フリー
    リキッドバイオプシー(液体生検)と呼ばれる検査法は、血液や尿、唾液などの体液の採取・検査のみでがんの検出や追跡ができると期待されている手法である。リキッドバイオプシーは、組織生検と比較して極めて低侵襲に検体を採取して解析ができること、長期追跡にかかせない繰り返し・頻回検査が容易に実施可能であることなどの利点がある。リキッドバイオプシーの解析対象の生体物質として、近年、細胞外小胞(Extracellular vesicles, EVs)が加わった。本稿では、ナノワイヤデバイスとAIによる尿中EVsの内部に含まれるmicroRNAの網羅的解析とがん検知への展開を紹介する。
  • 三澤 知香, 田中 陽子, 高橋 暁子
    2021 年 36 巻 2 号 p. 130-137
    発行日: 2021/03/25
    公開日: 2021/06/25
    ジャーナル フリー
    細胞老化はさまざまなストレスによって誘導され、不可逆的に細胞増殖を停止する重要な腫瘍抑制機構である。老化細胞は炎症性タンパク質群を細胞外へと分泌するsenescence-associated secretory phenotype(SASP)と呼ばれる特徴的な表現型を示す。細胞外に分泌されたSASP因子は、周囲の組織に慢性炎症を引き起こし、加齢性疾患の発症に作用すると考えられている。近年、老化細胞においては細胞外小胞の分泌も亢進し、細胞外小胞がSASP因子の1つとして機能することが明らかになりつつある。本稿では、老化細胞で細胞外小胞の分泌が亢進する分子機構や老化細胞由来の細胞外小胞の生物学的機能、さらに医療応用への可能性について、最近の知見を紹介する。
  • 野村 暢彦, 豊福 雅典
    2021 年 36 巻 2 号 p. 138-144
    発行日: 2021/03/25
    公開日: 2021/06/25
    ジャーナル フリー
    すべての生物において細胞外小胞の存在が確認されている。その細胞外小胞の形成機構とともにその役割や生理的機能が近年ますます注目されてきている。細菌の細胞外小胞の形成には細胞死が関わり、それにより細胞外小胞の多様性が生まれることが明らかになった。
[若手研究者のひろば]
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