昭和歯学会雑誌
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1 巻 , 1 号
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  • 岡田 正弘
    1981 年 1 巻 1 号 p. 1
    発行日: 1981/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 角尾 滋
    1981 年 1 巻 1 号 p. 2-4
    発行日: 1981/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 岡田 正弘
    1981 年 1 巻 1 号 p. 5
    発行日: 1981/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 鷹森 健志郎, 水野 芙美子, 山本 綾子, 江藤 由美子, 高橋 光良
    1981 年 1 巻 1 号 p. 6-14
    発行日: 1981/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    dextranとともに重要な歯垢のmatrixを形成しているlevan (fructan) に対する歯垢細菌の分解活性について検索した.好気的, 10%CO2, 加および嫌気的の三つの環境条件下で, 血液寒天を用いて歯垢細菌を分離し, それらの菌の同定とともに分解活性を調べた.各環境条件下で90株, 合計270株を分離したが, そのうちlevan分解活性を示したものは99株 (36.7%) であった.これら1evan分解性の菌種はStreptococcus mutans (16株), S. sanguis (10株), S. salivarius (4株);Actinomyces viscosus (23株), A.naeslundii (43株), Bacteroides oralis (1株) と同定された.各菌種から1, 2株を選び, 菌体外酵素および菌体付着酵素の活性を比較検討した.乾燥菌体mg当りの酵素活性はStrePtococcus spp.およびActin omyces spp.では菌体外酵素活性が高く, Bacteroidesでは菌体付着酵素活性が高かった.それぞれの菌についてはS.salivariusが最も強い活性を示した.培養上清の80%硫安飽和により得た粗酵素について検討した.S. mutansおよびS.sanguisのlevanaseは至適pH 5.5であったがS.salivariusのlevanaseは至適pHは7.0であった.一方, A.viscosusおよびA.naeslundiiのlevanaseの至適pHは6.0であったが, pH 7.0においてshoulderを示し, この両者は少なくとも二つ以上のlevan分解酵素を産生することが示唆された.この結果からlevan分解酵素はそれぞれの菌種により異なるものと考えられた.levan分解菌はすべてlevanのほかinulinを分解した.このことはこれらの菌はS.salivariusおよびA. viscosusの産生するlevan型fructanとともにS. mutansの産生するinulin型fructanをも分解することを示しており, 歯垢の代謝に大きな役割をもつことが示唆された.
  • 鈴木 暎, 宮治 俊幸, 野本 直
    1981 年 1 巻 1 号 p. 15-22
    発行日: 1981/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    歯科鋳造用金合金 (ADA No.5) の分類の規準となっているベビーブリネル硬さ測定法が, 1970年にビッカース硬さ測定法に変更され, しかも測定法によって硬さが違ってくるため, この影響と微小荷重でのマイクロビッカースの測定について不明な点があり, この点を明確にするために, 結晶粒の微細化した歯科用合金の微小硬さを実測して, 次のような知見が得られる.1) マイクロビッカース硬さは, 荷重に影響されないとの説もあるが, 実測の結果も小荷重のほうが硬く測られる傾向である.したがってビッカース系でも試験条件を付記すべきである.2) 結晶粒が微細化した鋳造体について, (0.2, 0.1) のような微小荷重での測定は, 圧痕の大きさが結晶粒の大きさにほぼ近くなり, 粒界, 介在物, 巣などに当るか否かで硬さが鋭敏に変わるため, 腐食しない試片の硬さ測定に用いるときは, 値のばらつきが大きい.3) ベビーブリネルHьとマイクロビッカースHν (1.0, 0.1) との関係は, (1.0) ≒Hь+20, (0.1) ≒1.4Hь+14である.
  • 江川 薫, 小口 幸司, 山合 友一朗
    1981 年 1 巻 1 号 p. 23-27
    発行日: 1981/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    骨基質形成面には, 基質形成能を有しているきわめて多数の骨芽細胞が出現する.骨芽細胞は石灰化した骨基質の表層に, 膠原原線維を産生し, 類骨層を形成するので, 骨基質形成面を, 成長過程のラットの骨口蓋の表面を使用して, 走査電子顕微鏡で検索した.骨基質形成面は, 一定方向に平行に走向している未石灰化の密な膠原原線維で形成されている・骨基質形成面の最表層は, 未石灰化の不規則な走向の膠原原線維によって構成されている膠原原線維網によって形成さ豊ている部分と, 密な未石灰化の膠原原線維網で構成されている5μm前後の大きさの不定形の構造物が形成されている部分と, きわめて密な未石灰化の膠原原線維網で構成されている5μm前後の大きさの半球状構造物が形成されている部分とが認められる.骨基質形成面に不完全に形成されている骨小腔壁は, 基質に癒合している膠原原線維で形成されているが, 最表層は疎な膠原原線維網で形成されている.
  • 松本 章, 小林 恵子, 田中 波香, 諸橋 富夫, 松本 光吉, 森田 勇太郎, 久光 久, 伊藤 和雄, 和久 本貞雄, 松本 英彦, ...
    1981 年 1 巻 1 号 p. 28-36
    発行日: 1981/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    培養液に添加した各種濃度のPGE2と培養骨からのCaの遊離量の程度との関係を調べた.生後5日齢のCD-1系のマウスのcalvariaを取り出し, これにBGJьの培養液 (CM) (50 unitspenicillin, 50μg streptomycin, 10 units heparin 1ml CM含有) 1ml当り, PGE2を10, 20, 50, 100, 200, 300, 400ngをそれぞれ作用させ, 5%CO2-95%air, 37℃の気相下で2日ごとに培養液を交換して10日間培養した.2日ごとに回収した培養液中のCa含有率を測定した.その結果, 培養開始後2日目において, PGE2を培養液1ml当り50, 100, 200, 300, 400 ngを加えた場合に対照の場合とくらべ有意にCaの遊離量が増加していた (p<0.001).4日目においては, PGE2を培養液1ml当り10, 20, 50, 100, 200, 300 ngを加えた場合に対照の場合とくらべ, 有意に増加していた (p<0.001).6日目においては, 各実験群とも対照の場合とくらべCaの遊離の程度は増加の傾向を示したが統計学的には有意差を認めえなかった.その増加の程度は各実験群とも4日目の場合より低かった.8日目, 10日目においては各実験群とも骨からのCaの遊離の程度は6日目の場合より低く, その値は対照の場合とほぼ同じであり, 6日目の場合と同じく統計学的有意差を認めえなかった.経時的には各実験群とも培養開始後, 4日目において, Caの遊離量の程度が最も高く, とくにこの4日目のPGE2を培養液1ml当り50 ngを加えた場合のCaの遊離量の程度が最も高かった.これらの事実から培養開始後, 4日目においてPGE2を培養液1ml当り50 ng加えた場合にCaの遊離量の程度が最高となり, 培養した骨は培養開始後4日目まではPGE2に対する反応を強く示したが, 6日目以後はその反応が漸時弱くなり, 10日目になるとまったくPGE2に反応しないことが判明した.
  • 中川 宏明
    1981 年 1 巻 1 号 p. 37-62
    発行日: 1981/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    ヒトの下顎切歯に比較的密に付着した歯石を, 光顕, 走査電顕, およびエネルギー分散形X線マイクロァナライザを用いて形態学的に検索した.歯石の結晶には菌体内, 菌体間の石灰化が主体をなし, かつ, 水酸化アパタイトと考えられる微細な砂粒状結晶のほかに, 細菌の鋳型内や細菌の外側, さらに砂粒状結晶塊の表面や, その間を埋めるように, 歯石を種々のレベルで緻密化する結晶が観察された.これらは形態学的に桿状結晶, 種々の形と大きさをもつ板状結晶, そして, 六面体を基本とする結晶に区別され, CaとPのモル比から, それぞれ水酸化アパタイト, リン酸オクタカルシウム, または水酸化アパタイトとの中間産物, そして, Mg-ウイトロカイトと考えられた.光顕で報告されている層板状, 同心円状, 菊花状歯石を染色性の差, 複屈折性の有無に注意して電顕的に観察すると, これらの構造物は砂粒状結晶塊と板状結晶塊の種々の組合せの変化によって形成されることが明らかとなった.さらに, これらの歯石中にある平行状, 放射状に配列する板状結晶は, 線状菌叢の配列に従って形成されることが示され, また, 板状結晶の形成速度は砂粒状結晶のそれよりも早いことが示唆された.ほかに, 色調の異なる歯石の外表面と内表面について観察し, 多孔性と緻密性の関係, 分布する結晶の相違などに若干の知見をえた.
  • 渋谷 忍, 森 克彦, 五十畑 康雄, 渡辺 信行, 竹内 敏郎, 山縣 健佑
    1981 年 1 巻 1 号 p. 63-67
    発行日: 1981/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    歯科補綴, とくに義歯製作過程で使用する印象材3種および粘膜調i整材3種を, HBV感染症に有効とされている0.5%イルガサンアルコール, 1%次亜塩素酸ナトリウム, 2%グルタールアルデヒドに浸漬後に製作した模型面上での寸法変化, および表面あらさを比較, 検討した.その結果, 消毒剤としては, 2%グルタールアルデヒドを使用した場合には印象材に対する影響が比較的少なく, とくにポリサルファイドラバー印象材 (surflex) との組合せが, 最も有効であることがわかった.
  • 鐘ケ江 晴秀, 大塚 純正, 柴崎 好伸, 福原 達郎, 原田 康雄, 志村 秀夫
    1981 年 1 巻 1 号 p. 68-76
    発行日: 1981/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    日常の歯科矯正臨床に用いられる頻度の高い, 頭部X線規格写真, パノラマ断層X線写真およびオクルーザルX線写真撮影時の患者臓器別の被曝線量が測定された.線量は皮膚, 水晶体, 甲状腺, 精巣の各臓器について測定された.線量の測定には気体電離箱を用い, 被写体にはラソドファントムが用いられた.さらにこれらのX線検査時の患者臓器別線量を種々の条件下で測定し, 患者被曝の軽減について実験的な比較が行われた.その結果, 適切なプロテクターを用いることにより, 甲状腺および精巣部の被曝を顕著に軽減できることがわかった.また, 照射野を絞ることにより水晶体, 甲状腺および精巣部の被曝を軽減することが可能であり, X線検査時における注意深い配慮の必要性が示された.
  • 原田 康雄, 志村 秀夫
    1981 年 1 巻 1 号 p. 77-82
    発行日: 1981/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    直径0.2mmの細線を種々の条件下で撮影し, その像のLSFから, この撮影系を構成する焦点, 被写体, 増感紙散乱線および運動のMTFを実測した.これらの画像構成要因は, 運動を含まない部分と, 含む部分とに分けられる.静止像については, 系の線型を仮定して計算や実測で求めたそれぞれのMTFの積が, 最終画像のMTFによく一致した.個々のMTFが決定された結果, これらの要因が静止画像に及ぼすボケの影響は, 増感紙焦点, 散乱線の順に小さくなり, その他の影響は実用上無視できると評価された.一方断層像については, そのMTFが静止像と等速運動のMTFとの積で近似できることを示した.計算と実測のMTFによる運動ボケの解析は, 高周波領域で両者の値を比較することにより, ここで提案された数学モデルの実際のpanoramic tomographyにおける適応限界を明らかにした.
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