昭和歯学会雑誌
Online ISSN : 2186-5396
Print ISSN : 0285-922X
ISSN-L : 0285-922X
11 巻 , 1 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 伊藤 和雄, 和久本 貞雄
    1991 年 11 巻 1 号 p. 1-20
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 河 大竣, 古屋 良一, 川和 忠治
    1991 年 11 巻 1 号 p. 21-27
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    本症例の患者は, 上顎前歯部の審美障害と下顎臼歯部の咀噛障害を主訴として来院した.上顎前歯部には, (1) 1 (2) ブリッジが装着されていたがカリエスによる適合不良と審美障害が見られた・また, 下顎には76欠損に対して5に主維持装置, 4に間接維持装置を設けてリンガルバーで連結した片側遊離端義歯が装着されていたが適合状態は良くなかった.診断の結果, 上顎はカリエスが骨縁下まで及んでいる2を抜歯して, 新たなブリッジ ((1) 12 (3) 4 (5) ブリッジ) を製作した.一方, 下顎は萄54を支台歯としたコーヌステレスコープデンチャーを製作した.上下顎の補綴物の装着により, 審美障害と咀囑障害が改善されたので概要を報告する.
  • 佐々木 崇寿, 羽根田 喜良
    1991 年 11 巻 1 号 p. 28-37
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    インスリン欠乏型糖尿病における硬組織の代謝を解析する目的で, ラットにストレプトゾトシンを静注して糖尿病を誘導し, 上腕骨外骨膜の骨芽細胞層, 下顎臼歯の歯根膜線維芽細胞, そして下顎切歯の象牙芽細胞とエナメル芽細胞における細胞形態とタンパク合成能の変化を光顕オートラジオグラフィーによって検討した.アイソトープには, プロコラーゲンとアメロゲニン (エナメルタンパク) に共通する前駆物質である3H-プロリンを用いた.ストレプトゾトシン静注3週間後に3H-プロリンを静注し, 20分および4時間後にラットをアルデハイド混合液で灌流固定して, 通法に従いオートラジオグラムを作製した.その結果, 対照群 (ストレプトゾトシン非投与群) ラットの骨芽細胞が立方形ないし類楕円形の細胞外形を呈し, 経時的にプロリンのゴルジ領域への取込みと類骨層への分泌が確認されたのに対し, 糖尿病群 (ストレプトゾトシン投与群) ラットの骨芽細胞は極度に扁平化したbone-lining cellの像を呈し, プロリンの取込みと分泌もほとんど観察されなかった.同様に歯根膜でも, 対照群ラットの線維芽細胞が紡錘形の極性化した細胞外形を示して規則的に配列していたのに対し, 糖尿病群ラットでは線維芽細胞の外形は萎縮性でその配列にもやや乱れが見られた.またプロリソの取込みと細胞外基質への分泌も, 糖尿病群の線維芽細胞では対照群のものに比べて著しく減少していた.これに対し, 下顎切歯の形成端における象牙芽細胞とエナメル芽細胞の細胞形態とプロリンの分泌には, 対照群と糖尿病群との間で差異が認められなかった.以上の結果から, インスリンが骨芽細胞と線維芽細胞のプロコラーゲンの代謝に促進的に作用すること, また歯牙の基質形成には直接関与しないことが示唆された.
  • 千木良 あき子
    1991 年 11 巻 1 号 p. 38-46
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    口唇は摂食機能において極めて重要な役割を果たしているが, 口唇機能やその発達過程にっいての客観的な分析がこれまで十分になされてきたとは言い難い.そこで, 口唇機能を客観的に評価する一つの指標として, 口唇で食物を口腔に取り込む時の口唇の動き (捕食時口唇圧) に注目した.そして, 口唇機能の発達過程を明らかにする目的で20歳から35歳の健常成人, 0歳から5歳の健常乳幼児について, 捕食時口唇圧の計測を行った.また, 3歳から6歳の障害児についても捕食時口唇圧を計測し, 健常児の捕食時口唇圧の増齢変化と比較した.その結果以下のような知見を得た.捕食時口唇圧の年齢群別平均値は, 0, 1, 2歳児に比較して他の年齢群が有意に大きい値を示した.口唇圧の個人変動係数の年齢群別平均値は増齢的に小さくなる傾向が認められ, また, 0, 1, 2歳児では他の年齢群に比較して有意に大きい値を示した.生後月数と捕食時口唇圧の関係では, 他の多くの身体発達と同様, 36か月までに急激な発達傾向が認められた.障害児においては, 対象児が3歳から6歳という年齢にもかかわらず, 捕食時口唇圧, 個人変動係数ともに健常な0, 1, 2歳児とほぼ同じレベルであった.
  • 藤生 貴子, 割田 研司, 堀内 茂貴, 古屋 良一, 川和 忠治, 黒岩 美枝
    1991 年 11 巻 1 号 p. 47-53
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    当教室で製作, 装着した全部鋳造冠で, その後抜去した9例について, 頬舌近遠心各面辺縁部の肉眼的観察, 探針による評価, 頬舌, 近遠心切断面におけるセメント層の厚さ, 冠辺縁の支台歯形成限界に対する過不足量から, 臨床的な適合状態を検討した.その結果, 肉眼的には適合が概ね良好な歯面は56%であり, 44%に不良と判定された個所が観察された.探針による評価では75%が良好および概良で, 25%が不良であった・セメント層の厚さの平均値は咬合面部で118μm, 軸面歯頂側よりで71μm, 軸面歯頸側よりで121μm, 辺縁部で208μmであった.特に辺縁部のセメント層の厚さは8-820μmとばらつきも大きかったが, 41.7%は100μm以下であった.冠辺縁の位置は形成限界に-致するものが6%, オーバーが36%, アンダーが58%で, 過不足量は平均一74μm (-916-+1410μm) であり, 30.6%は過不足量±100μm以下であった。冠辺縁の位置による辺縁部セメント厚さはオー'ミー群 (平均329μm) がアンダー群 (平均151μm) の約2倍であった・頬舌近遠心の各面における適合状態に大きな違いは認められなかった.以上の結果から, 実際の臨床では基礎実験で示されているような適合の良いクラウンが, 必ずしも装着されてはいないことが推察された.
  • 船登 雅彦, 古屋 良一, 新谷 明幸, 菅沼 岳史, 川和 忠治, 熊倉 由樹子, 岡野 友宏, 山中 孝昭, 鐘ケ江 晴秀, 川村 卓也 ...
    1991 年 11 巻 1 号 p. 54-59
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    顎関節側方位X線写真は顎関節症患者の臨床診査の一環として撮影され, 骨形態の異常および穎頭位の診断に用いられている.また, 本法は単純X線写真なので, 比較的簡便に実施できるところから, 治療を進行していく途中および治癒後の予後判定においてもたびたび撮影されることが多い.本学歯科病院では, 従来, 顎関節部のX線撮影の際, 頭部固定をイヤーロッドのみで行う規格撮影を実施しているが, 幾何学的再現性に多少の難点があった.著者らはこの顎関節規格撮影装置に鼻根部支持棒, 後頭部支持棒および眼点 (眼窩下縁) 指示棒を頭部固定補助装置として新たに取り付け, 頭部固定法の改良を図った.また, 照射野上縁がフランクフルト平面と平行となるようにカセッテホルダーの撮影窓枠を改良し, 顯頭位計測時の基準線としてフィルム内に撮し込めるようにした.ここでは, 乾燥頭蓋骨を被写体として本法の幾何学的再現性を測定した.その結果, イヤーロッドを軸とした頭部の回転は少なく, 関節空隙の誤差は最大約0.4mm, 平均約0.1mmと少なく再現性に優れていると考えられた.
  • Masayoshi TSURUOKA, Nobuyuki ISHII, Toshiki KOKUBU, Yoichiro MATSUI
    1991 年 11 巻 1 号 p. 60-64
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    Effects of A-delta afferent fiber stimulation on the response threshold in the tail flick reflex were examined in rats anesthetized with thiamylal sodium. In a statistical analysis, the suppressive effect on the skin temperature at the time of the tail flick (tail flick temperature) was represented as a percent of maximal possible effect (%MPE) expressing more clearly the degree of change of the tail flick temperature. A-delta afferent fiber stimulation produced a reduction of EMG activity of the tail muscle, but no changes of both the tail flick latency and the tail flick temperature were observed. The results of the present study and the previously reported modulation system in the spinal cord dorsal horn are discussed.
  • 宮崎 隆, 堀田 康弘, 鈴木 暎, 宮治 俊幸, 高橋 英和, 古屋 良一, 川和 忠治
    1991 年 11 巻 1 号 p. 65-69
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    放電加工を利用した補綴物のコンピュータ支援設計, 加工 (CAD/CAM) システム開発の一環として, まず右側下顎第一一大臼歯の四倍大歯牙模型の形状を触針式の三次元形状測定機で計測し, 得られた座標データをパーソナルコンピュータに入力して, 三次元のワイヤフレーム像で再構築を行った.次に, これをデータベースにして近遠心方向, 頬舌方向そして歯軸方向に歯冠形状を拡大, 縮小するCADソフトウエアを製作して基本的なCAD操作を行った.また咬合面部についても, 任意の点あるいはその周囲の形状を修正するCAD操作を行った.今後, より詳細な口腔内情報を入力することにより, 歯冠形状のCADが効率よく行えると考えられた.
  • 宮崎 隆, 北村 政昭, 稲用 隆史, 鈴木 暎, 宮治 俊幸, 高橋 英和, 古屋 良一, 川和 忠治
    1991 年 11 巻 1 号 p. 70-77
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    形彫放電加工, ワイヤ放電加工ならびに機械加工が可能な複合機能を有するNC (数値制御) 加工機を試作した.ワイヤ放電加工では従来の糸のこ式の二次元加工に加えて, 今回新たに電極ホルダーと滑車を用いて先端で加工する機構を開発し, 三次元のワイヤ放電加工が可能になった.単純なNCプログラムを作製して, 棒状電極を用いた形彫放電加工及び滑車を用いたワイヤ放電加工でNC加工が可能であった.今後は複雑な歯冠形状に対応するNCプログラムを製作していく予定である.本試作機の放電加工はすべてイオン交換水中で行われるので, チタンとステンレス鋼を用いて形彫放電加工特性を検討し, 従来のケロシン油中の加工と比較した.その結果, ステンレス鋼ではケロシソ油中の方が良好な加工特性を示したが, チタンにおいてはイオン交換水中の方が大きな加工速度を示した.
  • 宮崎 隆, 堀田 康弘, 北村 政昭, 鈴木 暎, 宮治 俊幸, 石田 和弘, 高橋 英和, 古屋 良一, 川和 忠治
    1991 年 11 巻 1 号 p. 78-83
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    形彫放電加工でクラウンを製作するためには, 咬合面側及び支台歯側の電極が必要であるが, 本研究ではこれらの電極を, NCミリングで製作するための基礎的検討を行った.下顎右側第1大臼歯の四倍大歯牙模型, 並びに支台歯形成を行った模型の三次元形状を触針式の三次元形状測定機で計測し, 得られた座標データをコンピュータに入力し, ワイヤフレーム像で三次元形状の再構築を行った.歯牙模型の咬合形状を反転した形状と支台歯形状を加工するNCプログラムを作製し, 試作のNC複合加工機で石膏ブロックのNCミリングを行った.今後は電極材料としてグラファイトの加工を検討していく予定である.
  • 宮崎 隆, 堀田 康弘, 北村 政昭, 鈴木 暎, 宮治 俊幸, 斎藤 誠, 高橋 英和, 古屋 良一, 川和 忠治
    1991 年 11 巻 1 号 p. 84-88
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    NC放電加工法の補綴物製作への応用例として, ブリッジ金型を出発点として, 純チタンを用いてテレスコープ義歯の内冠と外冠をNC二次元ワイヤ放電加工で製作した.内冠は, 軸面部をワイヤ放電加工で製作し, 別工程でワイヤ放電加工で製作した天井部をNCレーザ溶接した.外冠は内面が内冠に適合するようにプログラミングを行い, ダミー部も一体で加工した.内冠と外冠が面で適合しているので適合性に優れ, 一体加工しているので精度と強度の点でも有利であると考えられた.今後, 計測及びCADソフトを開発し, 一般の症例にも応用したいと考えている.
  • 小松 世幸, 万代 倫嗣, 瀧澤 秀樹, 石川 俊哉, 丸岡 宗康, 田村 文誉, 荻野 味加, 御郷 信也, 芝 〓彦
    1991 年 11 巻 1 号 p. 89-99
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    唾液の粘度と義歯床のぬれとの間の関係を検索するため表面処理の異なるレジン・プレート試料を製作して混合唾液およびグリセリン希釈溶液 (1.50倍, 1.25倍, 1.00倍) とのi接触角について検討を加えた.実験に使用したレジン・プレート試料は義歯床製作と同様の方法で製作した.試料は割り出し後スチームクリーニングのみを行った試料SC, ポリ・サンドのみで表面を研磨した試料PSO, カーバイド・バーまで研磨を行った試料CB, ペーパーコーンまで行った試料PC, ビッグ・ポイントまで行った試料BP, ポリ・サンドまで行った試料PS, テルキジンまで行った試料TEとし, それぞれ湿潤試料Wと乾燥試料Dの2種類を製作した.各試料にグリセリン溶液を滴下したときの接触角は, 1.50倍希釈, 1.25倍希釈, 1.00倍希釈ではW-PC, D-PCともに特に低い値を示し, すべてのグリセリン希釈溶液においてPC試料では, ぬれが良いことが判明した, また, PC試料と, 日常臨床で行われているPSO試料の2種について, 混合唾液を用いて接触角について検討を行いグリセリン希釈溶液と比較した結果, 混合唾液のW-PSO, W-PCにおける接触角はW-PCの方が低い値を示した.混合唾液の粘度が高くなるに従って湿潤状態の試料では高くなる傾向を示したが, 乾燥状態の試料ではその傾向が明白ではなかった.また混合唾液では差異が認められたが, グリセリンではほぼ一定値を示した.
  • 佐々 竜二
    1991 年 11 巻 1 号 p. 101-103
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 1991 年 11 巻 1 号 p. 105-119
    発行日: 1991/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
feedback
Top