昭和歯学会雑誌
Online ISSN : 2186-5396
Print ISSN : 0285-922X
ISSN-L : 0285-922X
2 巻 , 1 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 鈴木 賢策
    1982 年 2 巻 1 号 p. 1-2
    発行日: 1982/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 小山 弘治, 山口 普, 小沢 俊, 若月 英三
    1982 年 2 巻 1 号 p. 3-9
    発行日: 1982/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    モアレ縞等高線を応用して, 下顎中切歯の歯根の形態を観察し, これを隣接面の歯頸線湾曲の高さとの関係について検討した.その結果, 隣接面の根面形態が縦隆線か, 平坦か, 縦溝 (浅いもの) のもので歯頸線湾曲が高く, その反対側の隣接面の根面形態が縦隆線 (低いもの) か, 縦溝 (深いもの) のもので歯頸線湾曲が低いものは, 約80%であり, 根面形態よりみた近遠心側と歯頸線湾曲よりみた近遠心側の鑑別の一致率は高い.したがって, 演者らの方法は, 下顎中切歯の左右側の鑑別に大いに役立つものと思われる。
  • Kayoko KUGA, Ei SUZUKI, Toshiyuki MIYAJI
    1982 年 2 巻 1 号 p. 10-15
    発行日: 1982/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    The object of this study was to analyze quantitatively the powdery composition of phosphate-bonded investments used in routine clinics. It was well known that α-cristobalite or α-quartz or both of them were predominantly contained in phosphate-bonded investment powder. At first, seven synthetic mixtures of α-cristobalite and α-quartz were prepared. A standard quantity of β-Sn was then added as the internal standard to each of these mixtures. These mixtures were then investigated by X-ray diffraction. The intensities of the maximum peaks, which corresponded to α-cristobalite, α-quartz and β-Sn, were picked up in each X-ray diffraction pattern of the synthetic mixture. By using the intensity of β-Sn as the standard, both α-cristobalite and α-quartz were determined quantitatively, that is to say, the intensity (the weight of each maximum peak) was converted into the weight percentage. By using this relationship, the following results were obtained; for Ceramigold, 35±3% α-cristobalite and 46±3% α-quartz; for Ceravest, 50±2% α-cristobalite and 22±3% α-quartz; for Tai-Vest, 5±0.6% α-cristobalite and 84±6% α-quartz; for Biovest, 67±2% α-cristobalite and 3-1-1% α-quartz.
  • 中廣 哲也, 豊田 芳行, 清水 玲子, 戸高 勝之, 高林 成日己, 土田 裕, 竹内 敏郎, 山縣 健佑
    1982 年 2 巻 1 号 p. 16-22
    発行日: 1982/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    全部床の実験義歯で咬合高径を7段階に変化させた場合の咀囑リズムを筋電図より追求した。その結果, 咬合高径の変化に伴い, 周期, 放電持続時間, 間隔の長さが変化し, リズムの規則性が乱れる傾向があり, その傾向には食品による差が認められた.
  • 宮下 元, 古宅 康久, 栗山 正之, 鈴木 賢, 長谷川 紘司, 滝口 励司
    1982 年 2 巻 1 号 p. 23-31
    発行日: 1982/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    歯周疾患の進行に伴い歯周ポケット内に露出したセメント質は, 口腔内環境に露出して種種な病的変化を受ける.この露出セメント質の性状変化を知る目的で, マイクロラジオグラフィーを用いて露出セメント質表層の過石灰化帯の出現頻度と厚みを計測した.また, X線分析計 (X-ray microanalyzer ; XMA) を用いてセメント質の構成元素の定性および定量分析を行った.マイクロラジオグラフィーによる観察の結果, 露出セメソト質では, その最表層に89.7% (39歯中35歯) の頻度で最大幅15μmの過石灰化帯がみられた.しかし, 非露出セメント質では過石灰化帯はまったく観察されなかった.XMAによる分析の結果, 歯根表面および研磨面での定性分析 (点分析) により, 露出セメント質では, Ca, P, Mg, Na, Al, Si, S, Cl, Cu, Znを検出し, 非露出セメソト質ではこれらに加えてFeの元素を検出した.研磨面におけるセメント質表面から象牙質境に至るCaとPの線分析によって, 一部の試料に縁上露出セメント質の表面付近で濃度上昇を示すピークがみられた.しかし, 概して, セメント質の部位による特異な濃度変化はなかった.研磨面におけるCaとPの定量分析によって, 両元素が露出セメント質の浅層と深層で, 非露出セメント質のそれぞれの層より有意に高い値を示した.
  • 本間 まゆみ, 岡部 旭, 山下 登, 山下 篤子, 井上 美津子, 向井 美恵, 鈴木 康生, 佐々 竜二
    1982 年 2 巻 1 号 p. 32-38
    発行日: 1982/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    本学小児歯科外来では, 歯科病院開院以来健常児とともに, 心身障害児の歯科治療が行われている.そこでこれら障害をもつ患児の実態を把握するため, 小児歯科外来を訪れた心身障害児の年齢, おもな症状による障害の内訳, 治療内容などについて調査検討した.対象は昭和52年7月から昭和56年6月までの4年間に来院した心身障害児462名である.患児の平均年齢は4歳9ヵ月で, 4歳, 5歳児が多く, 約1/3を占めていた.おもな症状による障害の内訳は, 知能・運動機能に何らかの障害をもつ患児が42.9%といちぽん多く占めていた.治療内容については, 本学小児歯科診療システムにのった患児215名を対象に行った.治療形態別の歯年齢別1人当り処置歯数では, どの歯年齢でも外来治療に比べ全身麻酔下治療のほうが1人当り処置歯数が多かった.これは, 多数におよぶう歯があり, 歯科治療における取扱いが困難な患児が全身麻酔下治療を受けていることがうかがわれる.修復処置内容では, 既製乳歯金属冠やアマルガム充填が多く, とくに全身麻酔下治療においては, 集中治療のため, 既製乳歯金属冠が圧倒的に多かった.
  • 久野 斉俊, 井比 陽, 吉村 節
    1982 年 2 巻 1 号 p. 39-43
    発行日: 1982/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    小児歯科治療のために全身麻酔を施行した100例について症例および麻酔管理上の問題点をretrospectiveに検討した.年齢は2歳4ヵ月から16歳にまでわたっており, 5-7歳未満が42例ともっとも多かった.性別では男65例, 女35例であった.症例の97%は何らかの術前合併疾患を併発しており, 心身障害児が70%, 先天奇型が18%, その他9%であった.術前検査では胸部X線検査で脳性麻痺児に脊椎湾曲が多くみられたほかは血液検査で4例に異常がみられた.麻酔方法は全例気管内挿管を行ったが, 気管内挿管が原因と思われる重篤な合併症は経験しなかった.治療内容は乳歯冠や充填などの修復処置は全例に, 抜歯は69例に, 歯髄処置は64例に行われた.麻酔時間は治療時間より30分から1時間遅延し2時間以上が91例を占めた.術後合併症では嘔吐が10例と多かったが, 退院の延期を必要とする症例は経験しなかった.
  • 平出 隆俊, 柴崎 好伸, 福原 達郎
    1982 年 2 巻 1 号 p. 44-55
    発行日: 1982/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    成人における矯正治療を効率よく行うため, 成人の矯正臨床上の特徴ならびに考慮すべき点を, 治療の流れに沿って整理・検討した.またあわせて代表的な成人矯正例を示し, どのように治療目標を設定し, 治療を進めたかを報告する.
  • 筒井 重行, 倉地 洋一, 松本 英彦, 西村 明之, 南雲 正男, 山崎 亨, 立川 哲彦, 吉村 節
    1982 年 2 巻 1 号 p. 56-61
    発行日: 1982/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    Philipsenにより嚢胞上皮が角化を示す歯原性嚢胞に対してodontogenic keratocystという名称が提唱されて以来, 本嚢胞に対する多数の報告がみられ, 最近では, 再発を起こしやすい嚢胞として, 臨床的に注目されてきた.今回, 15歳男性の左側上顎に発生し, 病理組織学的にkeratocystと診断された一症例を経験したので, その概要を報告した.
  • 青木 慎一郎, 大野 康亮, 大澤 毅晃, 斉藤 健一, 吉田 広, 道 健一, 上野 正, 立川 哲彦
    1982 年 2 巻 1 号 p. 62-69
    発行日: 1982/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    大小唾液腺に原発する唾液腺腫瘍には, 臨床的, 病理組織学的に問題点のある疾患が多い.そのうちでは, 多形性腺腫が最も多いが, 顎下腺, 舌下腺に由来するものは, 比較的少ない.われわれは, 顎下腺に発生した多形性腺腫の2例を経験した.症例1は, 25歳, 男性で, 右顎下部に小児手拳大の腫瘤があり, 症例2は, 36歳, 男性で, 右顎下部に鶏卵大の腫瘤がみられた.いずれも徐々に増大の傾向を示し, 無痛性, 可動性, 弾性硬で, 唾液腺造影所見では, 腺体の圧排像を認めた.手術は右顎下腺を含む腫瘍全別出術を施行した.手術材料を病理組織学的に検索したところ, 右側顎下腺多形性腺腫と診断された.術後, 症例1は3年目, 症例2は2年目の現在, 再発はなく, 経過は良好である.予後は一般に良好とされているが, 再発, 悪性化の可能性もあるので, 手術材料についての綿密な病理組織学的検索と, 長期にわたる経過観察が必要と考える.
  • 1982 年 2 巻 1 号 p. 100-113
    発行日: 1982/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
feedback
Top