昭和歯学会雑誌
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24 巻 , 1 号
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  • 渡野辺 理香, 丸谷 善彦, 塚崎 弘明, 金石 あずさ, 芝 〓彦
    2004 年 24 巻 1 号 p. 1-10
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    審美性歯冠修復材料としてアパタイトとチタン酸マグネシウムを含有したキャスタブルセラミックス (キャスミック) に注目し, 3種類の異なるII級インレー窩洞 (Convex, Semi-Concave, Concave : 以下CV, SC, CC) の窩壁間の適合性と装着後のセラミックインレー体の耐久性について比較検討した.適合性試験では頬舌および近遠心方向の内面間隙量の平均値を求めた.耐久性試験では合着した試料に繰り返し槌打を行い, 破折するまでの回数を測定した.その結果, 適合性試験では頬舌方向切断面の平均間隙量はCCが最も小さな値を示し, 次いでSC, CVの順であった.近遠心方向切断面ではSCが最も小さな値を示し, 次いでCC, CVの順であった.頬舌方向切断面の窩縁部では有意差 (p<0.05) は認められなかったもののSCが小さな値を示し, 次いでCC, CVの順であった.近遠心方向切断面の咬合面窩縁部, 歯肉側窩縁部ではSCとCC間では有意差 (p<0.05) は認められなかったもののSCが小さな値を示した.繰り返し槌打試験ではCVは破折する傾向, CCは脱離して破折する傾向を示したが, SCは圧痕があるものの破折や脱離は認められなかった.以上の結果から, キャスミックインレー修復時の窩洞形態はSC窩洞が最も適していることが示唆された.
  • Tong CAO, Tatsuo SHIROTA, Yoshie KAMON, Kohsuke OHNO
    2004 年 24 巻 1 号 p. 11-17
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    Numerous clinical studies have suggested that the greater risk for oral bone loss in females may be correlated with osteoporosis after menopause. Knowledge of trabecular changes in edentulous bedding bone in animals with loss of ovarian function may be beneficial in the planning and treating of dental implants in postmenopausal women. The purpose of this study was to evaluate trabeculae changes in edentulous bedding bone for dental implantation in ovariectomized rabbits. Twelve adult female Japanese white rabbits were examined. The mandibular incisors were initially extracted to simulate the edentulous bedding bone for dental implants. Six animals were bilaterally ovariectomized and the other 6 were sham-ovariectomized 12 weeks after tooth extraction. The edentulous parts of distal mandibular bodies were processed undecalcified 12 weeks after ovariectomy or sham-ovariectomy and examined by quantitative trabecular bone histomorphometry. In ovariectomized rabbits, there were significant increases in trabecular separation, osteoid volume, osteoid thickness, osteoid width, eroded surface, and mineral appositional rate, and a significant decrease in trabeculae number. The results of sparser trabecular structure, more trabecular osteoid, and increased trabecular bone turnover demonstrate bone loss of mandibular edentulous trabeculae in ovariectomized rabbits and suggest that the same loss may occur in postmenopausal women
  • 土岐 泰弘, 槇 宏太郎
    2004 年 24 巻 1 号 p. 18-23
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    患者は, 初診時年齢12歳9か月の女性で, 上顎右側犬歯の転位により上顎右側側切歯の歯根吸収を生じ, 左側では犬歯の埋伏をきたしたAngle II級症例である.上顎歯列に保隙装置を装着した後, 上顎左側第一小臼歯を抜去し, 左側埋伏犬歯には開窓術を行い自然萌出を試みた.また, 歯根吸収した上顎右側側切歯を併せて抜去した.そして, 転位犬歯および埋伏犬歯の萌出を確認した後, マルチブラケット装置による治療を開始した.犬歯を前歯部に排列することによる審美的配慮から, 上顎右側犬歯に形態修正を施し対称性を向上させた.さらに第一小臼歯を犬歯とみなす排列を行い, 舌側咬頭の形態修正も随時行うことで咬頭干渉を回避した.その結果, 動的治療終了後約4年を経過した時点においても, 安定した機能的咬合を維持しているものと判定された.
  • 石橋 薫, 久保田 雅人, 平出 隆俊
    2004 年 24 巻 1 号 p. 24-33
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    両側性唇顎口蓋裂の多くは顎間骨 (premaxilla) が左右のsegmentに対し前下方に位置し, また可動性を有するため前歯部の過蓋咬合を観察する.このような症状に対する矯正治療は難しく, 他科との共同治療が必要となることが少なくない.今回著者らはこのような顎間骨の前方突出と下垂をともなった両側性唇顎裂例を経験したので治療経過ならびに結果について臨床的考察を加え報告する.症例は両側性唇顎裂の女児で, 顎間骨の突出および下垂, 側方のcrossbiteが見られた.生後3か月時に口唇形成, 2歳4か月時に口唇修正, 3歳5か月時に鼻修正が実施された.4歳2か月時に矯正科を初診, 第一期治療時期として8歳3か月時に口腔前庭拡張術, 10歳2か月時に骨移植が行われ, その後上下顎の成長観察を行った.第二期治療時に二次的な顎間骨整位のための手術が計画されたが, 患者の同意が得られなかったため, 抜歯を併用したマルチブラケット法により, 機能的・審美的改善を図った.治療結果の考察から下記の事項が上げられた.1.顎間骨の位置異常が下顎の成長に影響を及ぼすと考えられた.2.突出と下垂をともなった顎間骨は矯正力により移動可能であった.また二次的な手術を行わず顎間骨の整位と適切な咬合を得ることができた.3.しかし保定を含めた顎間骨の安定性や, 顎間骨の移動により閉鎖された顎裂部の歯周病的な課題が残された.以上から, 早期に顎間骨とlateral segmentの位置関係を把握し改善することが必要であると示唆された.
  • 岩崎 浩一, 平出 隆俊
    2004 年 24 巻 1 号 p. 34-38
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    矯正治療における歯根吸収の発現はその出現程度の差はあれ避けられない.特に治療開始前に短根歯を認める場合, 治療に伴い過度の歯根吸収を招く場合が少なくない.一旦, 歯根吸収が出現すると矯正力が加わる限り増悪化するが力を除去すると吸収は中断し第2次セメントなどによる修復が行われると考えられる.この修復の変化は通常保定期間中に生じる変化と考えられる.しかし, このような長期観察の報告はほとんどない.今回, 著者らは治療開始9歳9か月, 上顎左右中切歯に短根歯を認め上下左右第一小臼歯4本抜歯, マルチブラケット (エッジワイズ法) にて治療を行い保定15年8か月 (計17年の症例) の長期観察症例を得た.そこで, 短根歯の歯根吸収ならびに修復状況の長期観察結果を報告する.1.矯正力により短根歯に歯根吸収が発現した.2.矯正力が軽減された時点から吸収部の修復が観察された.3.保定中は著明な変化は認められず安定していた.
  • Tokiko TAKANO, Atsushi OHAZAMA, Tohru OHTAKE, Kohji HASEGAWA
    2004 年 24 巻 1 号 p. 39-46
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    Drug-induced gingival overgrowth is one of the side effects associated with several drugs. The definitive modality for treatment of drug-induced gingival overgrowth has been still discussed. Drug-induced gingival overgrowth in 15 patients who had undergone several types of treatment was classified according to gingival type. Based on these results, the treatment of drug-induced gingival overgrowth is discussed.
    Discontinuation of the drug resulted in disappearance of gingival overgrowth in 3 cases regardless of gingival type. Drug administration was continued in 12 cases. When dark red and soft gingiva (inflammatory type) was observed, the overgrowth gingiva was treated effectively by debridement. Where patients had pink and elastic gingiva (fibrous type) however, debridement produced no improvement in the condition. Patients in whom both inflammatory and fibrous gingiva (combined type) was observed, some improvement as a result of debridement was noted. Patients of either fibrous type or combined type required follow-up periodontal surgery to correct the problem completely.
    Based on these results, discontinuation of drug administration should be considered. When this is not possible, treatment should be prescribed according to the enlarged gingival type.
  • 平出 隆俊
    2004 年 24 巻 1 号 p. 47-50
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 2004 年 24 巻 1 号 p. 51-74
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 2004 年 24 巻 1 号 p. 75-79
    発行日: 2004/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
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