昭和歯学会雑誌
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24 巻, 4 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 瀬戸 秀洋, 高場 雅之, 新谷 明幸, 菅沼 岳史, 船登 雅彦, 胡 書海, 古屋 良一, 川和 忠治
    2004 年 24 巻 4 号 p. 369-372
    発行日: 2004/12/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    微小な領域に加わる咬合力の解析に対して, 感圧シートの有用性を検討する目的で, それらの基礎的性質について検討した.プレスケールMSタイプでは1kg/mm2-4kg/mm2の範囲内において, また, デンタルプレスケール50HではOkg/mm2-6kg/mm2の範囲内において, 圧と発色領域の濃度がほぼ直線的な関係を示し, その範囲内において, 発色濃度から加えられた圧の推定が可能と考えられた.しかし, 両者とも, 圧の増加に伴って発色領域の面積は増加傾向を示したため, 受圧面積の推定は困難なことが示された.以上のことから, 感圧シート単独では微小な領域に加わる咬合力を正確に測定することは困難であるため, ブラックシリコーン法などによる咬合接触面積の測定法を併用することにより, 咬合力の測定精度を向上できる可能性のあることが示唆された.
  • 第一報 パネルディベートの概略とアンケートからみた学生の反応について
    浅里 仁, 井上 美津子, 佐々 龍二, 池田 訓子, 伊田 博, 島田 幸恵, 向山 賢一郎, 佐藤 昌史, 山下 登
    2004 年 24 巻 4 号 p. 373-380
    発行日: 2004/12/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    パネルディベートを歯学部4年 (89名) の小児歯科学の授業に導入した.到達目標は, 「小児歯科治療への関心を育てることができる」, 「情報収集・整理能力を育てることができる」, 「論理的思考能力を育てることができる」, 「討論する力を育てることができる」, 「聞く力を育てることができる」, 「現実問題に対応する力を育てることができる」, 「患者の立場や心理への理解を深めることができる」の7つとした.テーマは「小児歯科治療に強制治療は必要か」とし, 患者および疾患の設定は, 「3歳児の左下乳臼歯のC2」とした.立場は保護者, 歯科医師 (肯定派), 歯科医師 (否定派) の3者とした.一日目は, スモール・グループ・ディスカッションを行馳立論文を作成空た.二日目は役割を立論者, 代表者, 応援団, 審判団とし, パネルディベートを行った.パ不ルァィベートの結果, 歯科医師 (肯定派) 班が勝者となった.学生のアンケート結果では, 到達目標の全ての項目で, 7割以上の学生が, 上記の能力や理解が “おおいにあがる” もしくは “少しあがる” と回答した.感想や意見では, パネルディベートに肯定的な意見, 否定的な意見, 配布した資料や実施方法についての問題点などがあげられた.
  • 新井 元, 積田 正和, 佐藤 裕二, 北川 昇, 杉山 一朗, 杉山 雅哉
    2004 年 24 巻 4 号 p. 381-386
    発行日: 2004/12/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    義歯製作過程で患者の発音機能と義歯形態の適合を図ることは, 補綴学的に有意義である.チェアーサイドで簡便に行える発音検査として, アルジネート粉末を用いた静的パラトグラム発音検査法がある.しかし蝋義歯試適時に従来の発音検査を行うと, パラトグラムが不明瞭で微細な形態の観察が困難であった.そこで今回, 全部床義歯の蝋義歯試適時に, 黒色の油性フェルトペンを用いてパラトグラムの明瞭化を図った.蝋義歯の口蓋面を黒く塗りつぶすことで, 発音機能の評価とそれに対する蝋義歯の形態修正をより効果的に行え, 簡便かつ質の高い補綴治療を行えることが判明したので, その概要を報告する.
  • 桑澤 実希, 北川 昇, 佐藤 裕二, 赤坂 恭一朗, 金原 大輔, 瀬沼 壽尉, 吉岡 達哉, 石橋 弘子, 今井 智子, 新井 元, 杉 ...
    2004 年 24 巻 4 号 p. 387-390
    発行日: 2004/12/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    超高齢社会を迎えるなかで, 高齢者のQOLを支えるためには口腔の管理と口腔ケアが不可欠と考えられる.ここに大田区の特別養護老人ホームにおける昭和大学歯科病院の訪問歯科診療の実態と2003年度の訪問歯科診療の概要について報告する.我々は1998年より同施設の依頼により訪問歯科診療を開始した.現在は毎週木曜日の15 : 30~17 : 30まで, 歯科医師4名と歯科衛生士1名で往診を行っている.2003年度の歯科診療は同施設と歯科病院外来の合計で200件, 口腔衛生指導は226件で, 全ての合計は426件であった.2003年度の歯科診療は義歯に関するものが105件と半数近くを占めた.次いで, 歯科医師によるスケーリングなどの歯周治療が61件, 残存歯の削合や充墳処置など保存関連の治療が14件であった.他には, 抜歯・摂食相談・粘膜疾患など多岐にわたった.これより, 訪問歯科診療には各専門科の連携が必要であることが示唆された.歯科病院外来での治療は通院が必要かつ可能な場合においてのみ行われた.通院件数は43件あり, 内容は義歯の製作と充填処置・抜歯処置であった.しかし, 歯科病院への通院は入居者・施設職員ともに大変な負担を強いることとなるので, 今後は施設内でより高度な歯科治療を提供できるように診療器材を充実させる必要があると考えられた.
  • -接着歯冠修復を再考する-
    伊藤 和雄
    2004 年 24 巻 4 号 p. 391-399
    発行日: 2004/12/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 吉村 節, 藤原 広
    2004 年 24 巻 4 号 p. 401-405
    発行日: 2004/12/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 玉置 幸道
    2004 年 24 巻 4 号 p. 405
    発行日: 2004/12/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 2004 年 24 巻 4 号 p. 406-416
    発行日: 2004/12/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 2004 年 24 巻 4 号 p. 417-419
    発行日: 2004/12/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
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