昭和歯学会雑誌
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5 巻 , 1 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • Knud Dreyer JØRGENSEN, 久光 久
    1985 年 5 巻 1 号 p. 1-8
    発行日: 1985/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 久光 久, Knud Dreyer JØRGENSEN
    1985 年 5 巻 1 号 p. 9-15
    発行日: 1985/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    このin vitroでの研究は, 加圧墳塞の可能なコンポジットレジンすなわちコンデンサブルコンポジットレジンと, これに適したコンデンサーを用いることによって, 2級窩洞側室部におけるコンポジットレジン修復物の重合収縮による辺縁ギャップを防止することが可能であることを示した.窩洞内での重合収縮を無くするためのコンデンス法を説明するとともに, 完全な2級コンポジットレジン修復法を概説した.この研究の目的は, コンポジットレジンを2級修復物として用いることを認める前に解明しなくてはならないいくつかある問題のうちの一つである.
  • 王 郁輝
    1985 年 5 巻 1 号 p. 16-23
    発行日: 1985/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    義歯に付着した歯石について, その構造と分布を, 肉眼および走査電顕的に観察し, さらに, エネルギー分散形X線マイクロアナライザにより, 歯石の元素分析を行った.歯石はその表面に厚さ10-50μmの歯垢を付着させ, 歯石本体の厚さは0.6mmまでのものが大多数を占めた.歯石の内部には石灰化した球, 桿菌や, それらの鋳型が多数観察され, 線状菌の鋳型をもつものも認められた.これら歯石の結晶には微細な砂粒状結晶と大きさに変化のある板状結晶が観察され, やや稀に六面体形の結晶も認められた.歯垢は義歯のどこにでも付着するが, 歯石が付着しやすい部位は, 基本的に天然歯の場合と類似し, 耳下腺の開口部に接する上顎義歯の頬側面と, 顎下腺, 舌下腺の開口部に近い下顎義歯の舌側面であった.耳下腺付近に形成された歯石のCa, P濃度は顎下腺, 舌下腺に近い部位に形成された歯石と比較して, 高いとの報告がみられるが, 今回の分析では両者間に有意の差をみることはできなかった.
  • 鈴木 暎, 玉置 幸道, 藤島 昭宏, 宮治 俊幸
    1985 年 5 巻 1 号 p. 24-30
    発行日: 1985/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    リン酸塩系没埋材は, 一般に焼成後の鋳型が強固なため, 鋳造物の取出しが困難であり, 強さを弱くしようとする試みが非常に少なかった.鋳造物の取出しを容易にする方法として, 埋没材ヘアクリリック樹脂を殻壁とし低沸点炭化水素を内包する熱膨張性のマイクロカプセルを添加し, 埋没材の崩壊性を検討して興味ある知見が得られた.結果は次のようであった.1) pH8.6付近のアルカリ性のリソ酸塩系埋没材の専用液は, カプセル添加量5-30%でわずかなpHの変化であった.pH3付近の酸性の専用液は, カプセルの添加量に比例して, pHが中性に近づく傾向が認められた.2) カプセルの添加は, リン酸塩系埋没材 (粉末) への混入よりも専用液へ25, 30%添加のほうが, 均一に分散して再現性も良く, 加熱圧縮強さを減少させ埋没材の崩壊性も大きく鋳造物の取出しが容易であった.
  • 申 富雄, 江川 薫
    1985 年 5 巻 1 号 p. 31-37
    発行日: 1985/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    成体のカニクイザルの下顎体部を材料として, 成熟骨の表層の立体超微形態を, 高分解能の走査電子顕微鏡によって検索した.骨基質の表層を被覆している骨芽細胞と, 無定形の有機性基質をトリプシソ溶液で消化させ, 露出させた成熟骨の表層基質の大部分は, ほぼ同方向に平行に配列されている膠原細線維束で形成されていた.膠原細線維束は, 直径が800-900Åで, 約500Åの周期的な横紋構造が認められる未石灰化の膠原細線維で構成されていた.膠原細線維束の表層の膠原細線維は, 部分的に隣接した膠原細線維束に移行していた.膠原細線維束の間隙には, 骨芽細胞の突起が進入していたと考えられる紡錘形の骨細管が開口していた.膠原細線維上と膠原細線維の間隙に, 直径が500-800Åのきわめて多数の微細穎粒が集積している膠原細線維束で形成されている表層基質が部分的に認められた.成熟骨基質の最表層から約2μmは, 膠原細線維上と膠原細線維の間隙に, 直径が500-800Åの多数の微細穎粒が付着している膠原細線維束で形成されていた.膠原細線維束で形成されている層の最深部から約1μmの深さまでの基質の割断面, すなわち石灰化前線には, きわめて多数の微細穎粒が集積しており, 膠原細線維はほとんど認められなかった.表層基質を形成している膠原細線維束を, 次亜塩素酸ナトリウム溶液で溶解して除去し, 露出させた石灰化前線は, 長径が約2μmの楕円体形の石灰化球で形成されていた.石灰化球の表層は, 均質な穎粒構造を呈していた.石灰化前線の深層部の基質は, 均質な穎粒構造を呈していた.この基質のCaとPの比から, 微細穎粒はアパタイト結晶で構成されていると考えられる.
  • Akira MATSUMOTO, Shoji YAMADA, Keiko SUZUKI, Tomio MOROHASHI, Atsushi ...
    1985 年 5 巻 1 号 p. 38-42
    発行日: 1985/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    It was examined whether the localization of sudanophilia at the site of calcification of articular cartilage was similar to those of epiphyseal cartilage and mandibular condylar cartilage in the rats given strontium carbonate or not, using Irving's method (1960). In control group, the sudanophilia was seen at the boundary between radial zone and primary spongiosa, that is, the zone of calcified cartilage. The short column was formed in the radial zone and the fibrous zone was not observed. In low Ca group, the width of articular cartilage slightly enlarged and the trabeculae of bone in primary spongiosa were fine, compared with those in control group respectively. The localization of sudanophilia was similar to that in control group. In Sr group, the width of articular cartilage, particularly, radial zone enlarged remarkably, compared with control and low Ca groups. The cell sizes of chondrocytes in radial zone were different from those in control and low Ca groups. The arrangement of column of chondrocytes was irregular, being different from that in control group. A great deal of osteoid-like tissue was seen at the area corresponding to primary spongiosa. Sudanophilia was not seen at the area corresponding to the zone of calcified cartilage. From the facts stated above, it was suggested that the localization of sudanophilia was similar among epiphyseal cartilage plate, mandibular condylar cartilage and articular cartilage, and the sudanophilia is closely involved in the mechanism of normal calcification of hard tissues.
  • 守谷 久夫, 杉原 一彦, 小暮 進治, 久光 久, 和久本 貞雄
    1985 年 5 巻 1 号 p. 43-49
    発行日: 1985/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    コンポジットレジンの気泡に関する研究の一環として, 練和操作を要する2 paste typeレジンを大気中で練和した場合, 練和後真空下においた場合, 真空中で練和した場合のそれぞれについて, 気泡の大きさ, 数および面積率を測定した.その結果, 1) 大気中で練和した試料には, 多数の気泡がみられた.2) 大気中で練和後真空下におくと, 気泡の大きさが大きくなり, 小さい気泡の数が減少する傾向がみられた.3) 真空下で練和すると, 気泡は著しく減少した.
  • 山口 まどか, 浅野 和美, 太田 るみ, 船井 博雄, 松本 光吉, 山本 綾子, 鷹森 健志郎
    1985 年 5 巻 1 号 p. 50-54
    発行日: 1985/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    常法の根管治療を行っても, 疹痛や根管からの滲出液などが消失しない根尖性歯周炎に対して, 一般的には覆髄剤, 根管充填剤として用いられているCa(OH)2 powderを貼薬したところ, 良好な治癒が得られることを私たちはしばしば経験した.Ca(OH)2のこの機序については, さまざまな因子が考えられるが, 今回は, Ca(OH)2単味, および, 抗菌剤を添加した場合の細菌に対する作用について, 寒天内拡散法を用いて検討を加えた.その結果, Ca(OH)2単味の場合は, 薬剤に近接したわずかな部分にしか発育阻止作用が及ぼないことが明らかになった.そこで, 感染根管貼薬剤として用いるために, 種々の抗菌性薬剤を添加してみた、この場合に, pHはCa(OH)2 pasteに比較して低下するが, 阻止作用は強くなり, Ca(OH)2に抗菌剤を添加することは有効な方法であることがわかった.したがって, Ca(OH)2 pasteに添加しても効果を失わず, かつ, pHを低下させないような薬剤について, さらに検討する必要があると考えられる.
  • 吉屋 誠, 筒井 重行, 林 洋紀, 和田 明, 木村 義孝, 南雲 正男, 吉村 節
    1985 年 5 巻 1 号 p. 55-61
    発行日: 1985/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    咬筋肥大症は審美的障害のほかに, ときには開口障害, 咀噛障害, 顎関節障害などの機能障害を伴う疾患で, 1880年Leggが最初に報告したが本邦での報告は数例にすぎない.われわれは最近本症の2症例を経験したので報告する.症例1は22歳男性で両側下顎角部の無痛性膨隆が認められた.両側咬筋肥大症の診断のもとにObwegeser-Beckers法による外科的整形手術を施行した.症例2も22歳男性で左側下顎角部の膨隆を認め, 左側咬筋肥大症の診断のもとにObwegeser-Beckers法により左側咬筋を切除した.今回われわれは咬筋肥大症の2症例に遭遇し, 口内法によるObwegeser-Beckers法整形手術を施行した.下顎角部の骨の突出を認める症例1では骨削除も行い, 骨の突出がない症例2は咬筋切除のみで良好な結果が得られた.
  • 1985 年 5 巻 1 号 p. 62-74
    発行日: 1985/03/31
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
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