昭和歯学会雑誌
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7 巻 , 2 号
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  • Tatsuo FUKUHARA
    1987 年 7 巻 2 号 p. 141-146
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • Shigeru SAITOH
    1987 年 7 巻 2 号 p. 147-153
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    Effects of the analog (STA2) of thromboxane A2 (TXA2) and the analog (OP41483) of prostacyclin (PGI2) on bone resorption were studied in vitro in comparison with that of prostaglandin E2 (PGE2). STA2 and OP41483 are analogs of TXA2 and PGI2, respectively, and are chemically stable. In measuring the release of 45Ca under culture, using 45Ca previously incorporated in neonatal mouse calvaria as an indicator, an increase in the release of 45Ca was observed only at high doses such as 10-5 M and 10-4 M of both STA2 and OP41483. This bears a close resemblance to the resorptive conditions in the concentration range of PGE2, known as a strong bone resorptive factor, from 10-8 M to 10-5 M. PGE22, STA2 and OP41483 all have a resorption potency ratio of approximately 100 : 3 : 1. A time-course study followed for observing the activities responsible for bone resorption of these three reagents at 6, 24, 48 and 72 h. Each of the reagents used showed a lineal increase with the passage of time. In the experiment in measuring adenosine 3′, 5′ monophosphate (cyclic AMP), the culturing time was limited to 10 min because of its activity time being very short and the reagents (PGE2, STA2 and OP41483) in a concentration 10 times as high as that of those used in other five experiments were used. As a result, it was indicated that the cyclic AMP production level of PGE2, STA2 and OP41483 was almost the same, but was significantly high as compared with that of the group of controls (no reagent added), though it did not reach that of parathyroid hormone (PTH). Imidazole known as a blocker to thromboxane synthesis has an inhibitory effect on both basal bone resorption and PTH-induced bone resorption, but the addition of STA2 and OP41483 resulted in overcoming the inhibitory effect of this substance and producing an effect on bone resorption. This phenomenon was almost similar to the effect produced when PGE2 was added. Researching the inhibitory effect on resorption of calcitonin (CT) demonstrated that it inhibits not only the resorption of basal bone, but also the bone resorption induced by STA2, OP 41483, or PGE2. The above data suggest the TXA2 and PGI2 may be responsible for bone resorption and similar in mechanism to PGE2.
  • 別所 洋子
    1987 年 7 巻 2 号 p. 154-165
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    人体のフッ素 (F) 摂取量推定の基礎として食品中F濃度の測定は必須なものであるが, 近年ではその測定はtotal Fとonizable Fに分けて行われる場合が多い.しかし牛乳中のtotal F測定のためには, 複雑な前処理が必要であり, 測定法も確立されていない.当教室では以前から低温酸素プラズマ灰化による有機質試料の前処理を検討しており, 今回はこの前処理法を牛乳中F測定に適用するため, 灰化条件と測定値の再現性の検討およびF添加回収試験を行った.同時にionizable FについてもFイオン電極による直接測定と無灰化試料を直接微量拡散したのち, ガスクロマトグラフによる測定を行う方法について, それらの至適条件の検討および両者の測定値の比較を行った.Total Fを測定するための灰化装置はBranson/IPC 1005型を用い, 市販牛乳を試料量1ml, 固定剤無添加, 出力100W, 酸素流量100ml/min, 灰化時間6時間の条件で灰化し, F測定値の再現性およびNaF添加回収試験においてかなりの好成績を得た.また直接微量拡散によるFの分離は血清および血漿の場合と同様に, total Fを測定することはできず, ionizable Fのみを定量的に分離していることが示された.牛乳中のionizable Fのレベルはほぼ0.02μg/mlでありFイオソ電極の測定限界に近い.しかしこのような低濃度測定においても試料と交互にF標準液を測定して検量線の補正を行うことにより, かなり高い再現性が得られた.次に, これらの検討成績から, それぞれの至適条件を用いて市販牛乳20種類のF測定を行った.Total Fとionizable Fの測定値はそれぞれ0.079±0.014μg/mlと0.020±0.004μg/mlであった.またtotal Fとionizable Fの比は3.2-5.3となり, かなり変動していることが示された.
  • 金子 春樹
    1987 年 7 巻 2 号 p. 166-182
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    Wistar系ラット (4-5週) の健康歯肉を材料として, 歯肉上皮下の毛細血管網の立体構築と, その内皮細胞の微細構造ならびに物質通過性を, 樹脂注入血管鋳型法, 塩酸-コラゲナーゼ消化法, horseradish peroxidase (HRP) およびmicroperoxidase (MP) を用いたトレーサー実験によって検索を行った.外縁上皮下では, 終末毛細血管の分布はきわめて疎で, 歯肉縁付近にほぼ一層の不規則で平面的な網状毛細血管がみられた.内縁上皮下では, 終末毛細血管が歯肉縁付近で特徴的な係蹄 (終末ループ) を形成した後は, 静脈性毛細血管に移行し, さらに外縁上皮側の静脈と吻合していた.塩酸-コラゲナーゼ法で付着上皮外基底面を観察すると, 全体として平坦な表面を呈していたが, 部分的に歯軸に一致した深い上皮の陥凹像がみられ, さらに横断像では, 陥凹は内基底面の直前にまで達していた.この陥凹部の上皮表面を観察すると, 微絨毛や微小堤が欠如しており, これら陥凹部が付着上皮内に侵入した毛細血管の印象像にあたることがわかった.HRPの固定前投与では, HRPの反応は毛細血管の管腔内外と内皮細胞表面, さらに内皮細胞内の多くの被覆小胞や被覆陥凹に明瞭に認められたが, 内皮細胞間の結合部位では消失していた.HRPの固定後投与群では, 反応物質はおもに毛細血管の管腔内外に分布し, 内皮細胞内の取り込みは管腔側の被覆陥凹や滑面小胞にのみわずかに認められたにすぎない.また, 内皮細胞の窓の部分は反応陽性で, 管腔外にみられたHRPは, この窓を経て拡散したものと考えられた.なお, 内皮細胞間のタイト結合部位では, 固定前投与群同様に反応が消失していた.MP投与実験では, HRP固定前投与群と同様な結果を得た.以上の実験結果から, 歯肉上皮下終末毛細血管の中では, 内縁上皮下毛細血管が, 上皮内に深く侵入し, しかも高い物質通過性を有すること, また, この通過性が, 内皮細胞の窓を経る拡散と小胞輸送に依存することが示唆された.
  • 貝塚 嘉信, 山口 普, 美濃部 浩久, 若月 英三
    1987 年 7 巻 2 号 p. 183-194
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    歯の左右側の鑑別にはMühlreiterの三徴候がよく一般的に用いられている.その一つに弯曲徴があり, 歯冠を切縁 (咬合面) よりみて, 唇 (頬) 面と近・遠心面との移行部 (近・遠心縁) は近心にくらべ遠心が丸味をもつことを弯曲徴としている.しかし, 切縁または咬合面からみて, 近・遠心両隅角を結ぶ線は頬舌軸に対し斜交し, 遠心縁の方向に傾斜するのがMühlreiterの本来の意味であり, この弯曲徴は歯列が曲線を描くために生じたものであるという.この方法による研究は, 佐伯らの霊長類についての研究がみられる.そこで, 乳歯について, 空間座標測定装置 (Vectoron) を用いて, 図化計測し, 統計的に検討した.齲蝕や充填, 欠損のない正常歯列咬合と思われる乳歯列より通法により得た上・下顎石膏模型50個使用した.これらの石膏模型をVec-toronにより咬合平面を基準として, 咬合面からの各歯の近・遠心両隅角と唇 (頬) 舌仮想軸を拡大図化して, これらの角度と正中線に対する角度を計測, 統計的に検討した.その結果, 弯曲徴のみられない歯は, 左側下顎乳中切歯で, 弯曲徴がわずかにみられるものは左側上顎乳中切歯と左側上顎第二乳臼歯, 右側下顎第二乳臼歯であり, 残りの歯はすべて弯曲徴の認められるものであった.しかし, 平均値で弯曲徴の認められるものでも, 逆の弯曲徴がみられるものは各歯とも約30-40%近くみられた・各歯の正中線に対する唇 (頬) 舌仮想軸の角度と各歯の弯曲徴の角度との相関関係は上顎では, 乳中切歯, 乳側切歯, 乳犬歯, 第一乳臼歯, 下顎では乳中切歯に相関がみられず, 他の残りでは右側または左側に逆の相関がみられた.このことは, 歯列弓弯曲が強くなれば歯の弯曲徴は弱くなるか逆の弯曲徴を示す傾向を呈した.
  • 五十嵐 順正, 河田 守弘, 芝 〓彦
    1987 年 7 巻 2 号 p. 195-206
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    咬頭嵌合位における下顎位は下顎「支持域」と呼ばれる小・大臼歯部の咬合接触によって構成されている.これらの咬合接触が失われた場合, すなわち遊離端欠損歯列となった場合, これを義歯により再構成することは顎口腔系の機能の保全という観点から重要である.遊離端義歯の設計において欠損部顎粘膜の支持を一定とした場合, 残存支台歯部の支台装置を逐次変換し, 「支持域」の回復能力と有床部に発生する咬合力と比較した.その結果, 1) 遊離端義歯の装着により欠損歯列の下顎「支持域」は回復される.2) 回復の程度は支台装置の種類により異なり, 支持・把持に優れ支台装置の連結の自由度が小さいもので能力が高い.3) 「支持域」の回復能力が良好な義歯ほど有床部の咬合力の発現が大きいことが明らかとなった.
  • 山下 隆史, 伊藤 和雄, 和久本 貞雄
    1987 年 7 巻 2 号 p. 207-212
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    従来より臼歯部咬合面の修復材料として広く用いられてきたアマルガムは, 水銀による環境汚染, 余剰アマルガムの廃棄処理等の問題により, しだいに接着性コンポジットレジン修復に変わりつつある.しかしながら, アマルガムは, 良好な操作性を有するという利点から, 今日もなお使用され続けている.ところが最近, このような操作性をもち, 水銀の代わりにガリウム合金を用いる歯科用練成修復材料が試作された.本研究は, この試作ガリウム合金を用いて, 短期間ではあるが臨床経過を観察し, その臨床応用の可能性を検討したものである.すなわち, 粉末合金と液状合金とをアマルガムと同様に練和して窩洞に填塞し, 1週間後に研磨した.臨床経過の観察は, 全17症例について, 研磨直後より1か月, 3か月および6か月後に行い, 肉眼的, また口腔内写真で変色ならびに表面荒れを, レプリカ法により, その辺縁を比較し, 観察した.その結果, 次のような知見が認められた.1) 1か月後には, 全症例において金属光沢の消失および部分的な表面荒れが観察され, この表面の粗造化は6か月まで経時的に拡大していた.2) 1) の表面荒れは, しぼしば辺縁にまで波及し, 単純な辺縁破折との鑑別が困難であったが, 3か月後からは, 辺縁の破折が増大する傾向が認められた.3) 今回使用したガリウム合金を臨床に応用するためには, さらに耐蝕性を向上させる何らかの改良が必要であると考え, 現在検討中である.
  • 大澤 克枝, 角田 左武郎, 刀祢 宏三郎, 徳岡 敏一, 木村 義孝, 南雲 正男
    1987 年 7 巻 2 号 p. 213-217
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    帯状庖疹 (以下HZ) は, 脳神経あるいは脊髄神経支配領域に一致して片側性に発疹を生じる疾患である.これまでHZに対する的確な治療はなく, そのため種々の対症療法が行われてきた.今回われわれは, 三叉神経第1枝および第II枝領域に生じたHZの患者に最近開発された抗ウイルス剤のAcyclovir (以下ACV) を使用し, 良好な治療効果を得たのでその概要を報告する.患者は32歳の男性で, 左側顔面部の腫脹と疹痛を主訴に来院した.口腔内にも口蓋および頬粘膜に潰瘍が多発しており, 接触痛が強く食物摂取が困難であった.治療は入院のうえACV (7.5mg/kg) を1日2回7日間点滴投与した.その結果, ACV投与開始後2-3日で顔面の腫脹・疼痛は軽減し, 口腔の潰瘍も消失した.さらに投与7日目にはほとんどの症状が軽快した.以上のことより, ACVが帯状庖疹の治療にきわめて有用であることが確認された.
  • 月岡 克郎, 大野 康亮, 秋月 弘道, 道 健一, 中村 雄一, 吉木 周作
    1987 年 7 巻 2 号 p. 218-223
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
    71歳男性の下唇に生じた脂肪腫の1例を経験したので報告する.患者は歯科治療のため歯科医を受診したところ, 下唇の腫瘤を指摘され, 精査のため当科へ来院した.腫瘤を切除したところ, 脂肪腫との病理組織学的診断を得た.摘出後2年7か月経過したが, 再発の徴候はなく, 経過は良好である.さらに口腔領域における脂肪腫について文献的考察を加えた.
  • 佐々木 崇寿
    1987 年 7 巻 2 号 p. 224
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
  • 1987 年 7 巻 2 号 p. 266-276
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2012/08/27
    ジャーナル フリー
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