デジタルゲーム学研究
Online ISSN : 2434-4052
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最新号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 五十嵐 輝, 小山 友介, 田中 絵麻
    2026 年18 巻2 号 p. 1-13
    発行日: 2026年
    公開日: 2026/09/08
    ジャーナル フリー
    本研究は、ゲーム実況ユーザーのプラットフォーム移動がニコニコ動画の停滞要因であったことを明らかにするた め、ニコニコ動画の再生数ランキングのデータ分析とゲーム実況視聴者への定量調査を行った。データ分析から、ニコニコ動画の再生数増減に対して大きな比率を占めていたのは、ゲーム実況動画の再生数であることを明らかにした。定量調査から、ニコニコ動画の有料会員数の減少は、ゲーム実況者の離脱に影響を受けたゲーム実況視聴者の移動が反映されたものである可能性を示した。本研究は、ゲーム実況における収益化とネットコミュニティの社会的規範が対立しつつも、ゲーム実況における著作権の問題がゲーム企業によって整備されていった結果、ネットコミュニティにおける「嫌儲」を含む規範及び論理が変化し、ゲーム実況者の他プラットフォームへの移動が促されたという考察を提示した。
  • 2次元タイルマップの定量的形状評価
    阿部 莉子, 檀 裕也
    2026 年18 巻2 号 p. 15-22
    発行日: 2026年
    公開日: 2026/09/08
    ジャーナル フリー
    ゲームレベルデザインにおいて,マップの自動生成などプロシージャルなコンテンツの生成手法が定番となってい る.学校や都市など人工的な建造物を中心とするステージを生成する場合とは異なって,洞窟やジャングルなど自然に造形されたステージを生成するアルゴリズムも多く提案されている.しかし,周期性や規則性を含まないランダムな形状に関する定量的な評価手法は定まっていない.実際,部屋の配置に関するエントロピーや粗視化された空洞比率によるエントロピーの概念は存在するが,ゲームマップ全体の構造や印象の定量的評価には不向きである.そこで,生成されたゲームマップの微視的構造にも着目し,全体のランダム性を測る指標として微分フィルタを適用したエントロピーを導入し,ゲームマップの大域的および微視的な特徴が捉えられるという有効性を示した.本論文で提案する手法は,プロシージャルなアルゴリズムに基づいて自動的に生成されたマップだけでなく,クリエイターが手作業によって制作したゲームマップの形状評価にも有効な指標である.
  • 入門的解説
    小川 充洋
    2026 年18 巻2 号 p. 23-30
    発行日: 2026年
    公開日: 2026/09/08
    ジャーナル フリー
    統計的仮説検定は多くの研究分野で広く用いられているが、その解釈を誤ると不適切な結論に導かれる危険が ある。本稿では、特に頻出する二つの問題に焦点を当てる。すなわち、「有意差がない=効果がない」との誤解と、多重検定に伴う第一種過誤の増加である。対応のある t 検定を例に、検定の非対称性や p 値の性質、非有意結果を解釈する際の信頼区間の有用性を解説する。また、多重比較の補正法としてボンフェローニ法を紹介し、Holm 法や Benjamini–Hochberg 法(FDR 制御)との比較にも簡単に触れる。さらに、主成分分析などの次元削減手法によって比較数を減らす方法についても言及する。あわせて、探索的解析と確証的解析の区別、研究途上における発表の意義、phackingといった研究倫理上の注意点についても論じる。本稿の目的は、研究者がこれらの問題への理解を深め、統計的な誤用を回避するための教育的基盤を提供することである。特に応用的・学際的な分野の研究者にとって、本稿が研究の統計的厳密性を高め、信頼性と再現性の高い学術的成果の発信に資することを期待する。
  • 2025 年夏季研究発表大会における企画セッションの試み
    木村 知宏
    2026 年18 巻2 号 p. 31-32
    発行日: 2026年
    公開日: 2026/09/08
    ジャーナル フリー
    「論文テンプレートおよび執筆マニュアル」が今後より多く活用されることを目指して、2025 年夏季研究発表大会において、編集委員会が主体となった企画セッションが実施された。本稿では、本セッションを企画した立場から本セッションの内容を振り返り、今後のより良い論文投稿を促進するための取り組みの展望について述べる。参加者からフィードバックを得るためにアンケートを実施したところ、概ね良好な評価が得られた。今回のような取り組みを更新していくことや、より広く周知することは、今後の課題である。
  • 学会の持続可能性を目指して
    小川 充洋
    2026 年18 巻2 号 p. 33-34
    発行日: 2026年
    公開日: 2026/09/08
    ジャーナル フリー
    2025 年9月12日、13日に本学会の2025 年夏季研究発表大会を栃木県総合文化センター(栃木県宇都宮市) で開催した。当該の研究大会の記録を、研究大会開催の経緯と合わせて記述する。
  • 川﨑 寧生
    2026 年18 巻2 号 p. 35-36
    発行日: 2026年
    公開日: 2026/09/08
    ジャーナル フリー
    本稿は、Replaying Japan2025(2025 年9 月1 日~3 日)の参加記である。本研究大会はオーストラリア、ロイヤルメルボルン工科大学にて開かれ、「Homebrew: hobbyist games, hacks and (other) homegrown activities」をメインテーマとして、様々な研究発表が行われた。執筆者は発表者であり、また初のメルボルン渡航でもあったため、メルボルン市周辺も所感も踏まえた形で参加記を記す。
  • 小野 憲史
    2026 年18 巻2 号 p. 37-39
    発行日: 2026年
    公開日: 2026/09/08
    ジャーナル フリー
    2025 年3月17 日から21日にかけて、米サンフランシスコで開催された「Game Developers Conference (GDC) 2025」に参加し、教育者サミットで発表を行った。その時の参加記を記す。
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