Strongyloides stercoralis 感染犬におけるベンズイミダゾール系薬剤(パーベンダゾール,チアベンダゾールおよびアルベンダゾール)とイベルメクチンの駆虫効果を評価した。パーベンダゾール(2例,30 mg/kg,1日1回3日間経口投与)は,
S. stercoralis 感染犬に対して全く効果がなかった。チアベンダゾール(75 mg/kg,1日1回3日間経口投与)は5例中3例(60%)に,また,アルベンダゾール(5例,25 mg/kg,1日2回2日間経口投与)も
S. stercoralis 感染犬に対して60%の駆虫効果を示した。イベルメクチン(2例,200 μg/kg,1回経口投与)は,
S. stercoralis に対して100%の優れた駆虫効果を示した。
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