日本土壌肥料学雑誌
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報文
  • 八木 哲生, 江口 定夫, 朝田 景
    2022 年 93 巻 5 号 p. 266-280
    発行日: 2022/10/05
    公開日: 2022/11/08
    ジャーナル 認証あり

    本研究では,日本でも特に冷涼湿潤な北海道根釧地域の飼料用トウモロコシ畑を対象に,窒素(N)動態モデルである改良LEACHMの適用性を検討した.試験処理として,化学肥料のみ施用する化学肥料区と,乳牛ふん尿を主原料とする堆肥またはスラリーを主体として施肥管理を行った堆肥区およびスラリー区を設けた.各試験区に埋設型モノリスライシメータを設置し,ここで得られた土壌浸透水の無機態Nの濃度と溶脱量について,観測値とモデル計算値を比較した.供試資材の性状,形状およびN肥効特性は大きく異なるが,全試験期間(6年間)を対象とした浸透水中の無機態N濃度のモデル計算値は観測値の時系列変化と概ね一致し,積算N溶脱量の計算値についても十分な適合度を示した.よって,当地域の飼料用トウモロコシ畑に対して,改良LEACHMによるN溶脱の推定は実用的な水準で可能と考えられる.一方,栽培年ごとにみた無機態N溶脱量,浸透水中無機態Nの容量平均濃度(栽培年ごとに無機態N溶脱量の積算値を浸透水量の積算値で除した値)については,モデル適合度がやや低い場合があった.化学肥料区では,腐植や作物残渣からの無機化N量が適切に表現できないことが,モデル計算でN溶脱量を過小評価する原因と考えられた.また,堆肥区およびスラリー区では,堆肥の形状やスラリー中の固液の各部分の特性を十分反映できないことが,モデル計算で誤差を大きくする要因と推察された.

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