生物環境調節
Online ISSN : 2185-1018
Print ISSN : 0582-4087
ISSN-L : 0582-4087
21 巻, 3-4 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • プラサド B. N.
    1983 年 21 巻 3-4 号 p. 53-59
    発行日: 1983/12/31
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    冬期にバラナシ (lat.25°18'N, long.83°01'E) に渡ってくる頭の赤いホオジロEmberiza brunipsの雄を用いて, 常明 (LL) , 常暗 (DD) , 12L: 12D, 13L: 11D, 15L: 9D, 20L: 4Dまたは6L: 18D, 8L: 16D, 10L: 14D, 11L: 13D, などの光環境のもとで, いろいろの期間にわたって飼育した.その結果, このトリの生殖腺の発育, 脂肪の蓄積が12L: 12Dからの長日環境によく反応し, この地域での自然生活とも一致することを明らかにし, バラナシのような低緯度地域でも, 長日の光環境が繁殖の条件になっていることを確かめた.
  • 大西 成長, 吉田 光二, 佳山 良正
    1983 年 21 巻 3-4 号 p. 61-67
    発行日: 1983/12/31
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    厩肥の連続施用 (5t, 50t/10a) 下で4作, 次いで無施用で2作トマトを栽培し, 土壌の物理性の変化について調査した.
    厩肥施用によって固相率の低下と気相率の上昇がみられ, また50t施用区では5t施用区に比較して, 気相率, 液相率が高く, 固相率が低かった.土層は厩肥施用量に応じて厚くなった.厩肥50t施用は, 大団粒割合を増加させたが, 5t施用ではその割合が低下した.
    第1層の硬度は, 厩肥5t施用区で変化しなかったが, 50t施用区で低下した.第2層では, 両区とも増加したが, 増加の割合は5t施用区で顕著であった.
    50t施用区の透水性は, 第1層で作付回数とともに上昇したが, 第2層ではやや低下した.一方, 5t施用区の第1層では, 第3作まで上昇した後急激に低下し, 第2層では第3作まで急激に低下したのちほぼ一定となった.
    第6作後の第1層における最大容水量は, 原土に対し50t区で14.6%, 5t区で3%増加した.また, pF0.0~1.7およびpF3.0以上の水分量は, 50t施用区で多く, pF1.7~3.0の水分量は両区でほぼ同じであった.
    以上の結果から, 10a当り5t程度の厩肥施用は土壌の物理性の改良にほとんど効果がないが, 50t施用では顕著であることが示唆される.
  • 山本 光男
    1983 年 21 巻 3-4 号 p. 69-72
    発行日: 1983/12/31
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    定められた一区域内に生育するオオバコが7月から11月までの各月間内に形成した成熟種子を, その月の末日に採集し, 連続照明20, 25, 30℃, 恒暗25℃における発芽率を求めた結果, いずれの月の種子も最適発芽条件の連続照明25℃で高い発芽率 (95%以上) を示したが, 照明20℃および恒暗25℃の発芽条件では, 種子形成期間後期の秋種子, とくに11月産種子は, 前期の夏種子にくらべて高い発芽率を示した.調節環境下で成熟させた種子は, いずれも照明25℃で高い発芽率を示したが, 照明20℃および恒暗25℃の発芽条件では, 短日高温 (8L-16D, 30/20℃) , 長日低温 (16L-8D, 20/10℃) および長日高温で成熟させた種子はわずか, または全く発芽しなかった.これに対し, 短日低温で成熟させた種子は, これらの発芽条件においても発芽率を高め, 自然条件下で成熟した夏種子に対する秋種子と同じ結果を示した.自然条件下で成熟したオオバコ種子の登熟時期によって異なる発芽性は, その時期の日長と温度の影響を受ける.
  • 第21巻 (1983)
    1983 年 21 巻 3-4 号 p. 81-82
    発行日: 1983/12/31
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
feedback
Top