生物環境調節
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33 巻 , 4 号
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  • 江口 弘美, 北野 雅治, 吉田 敏
    1995 年 33 巻 4 号 p. 229-235
    発行日: 1995/12/30
    公開日: 2010/12/08
    ジャーナル フリー
  • ―果実の位置検出および収穫実験―
    近藤 直, 中村 博, 芝野 保徳, 門田 充司, 有馬 誠一
    1995 年 33 巻 4 号 p. 237-244
    発行日: 1995/12/30
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    本報では, グリーンハウス, 植物工場等において, 植物の生育制御, 管理・収穫作業等を行うロボットに必要となる視覚センサの開発を目的とし, キュウリの果実の位置検出実験ならびに収穫実験を行った.その結果, 以下のことが明らかとなった.
    1.ステレオ画像法を利用した位置検出実験から, 本研究で対象とした傾斜棚栽培の果実は茎葉等で隠れることが少ないため, 対応付けを容易に行うことができ, 満足のいく検出結果が得られた.
    2.ステレオ画像法における画像間の対応付けにおいては, 果実の果頂部および果柄部付近が隠された場合においても対応付けが行えるアルゴリズムを開発した.その結果, 従来困難であった対応付けが容易になった.3.収穫実験の結果より, 本視覚センサの検出誤差はエンドエフェクタの構造により, 補正可能であることが確認できた.
    4.ロボットのための視覚センサを開発するにあたっては, 視覚センサの性能のみならず, 他の構成要素との関連を考慮に入れ, ロボットシステムのなかでその位置づけを明らかにする必要があると考えられた.
  • 鈴木 登, 王 心燕, 井上 宏
    1995 年 33 巻 4 号 p. 245-251
    発行日: 1995/12/30
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    ウメ『南高』の共台の2年生樹を2月1日から果実の成熟期まで, 環境制御施設の昼夜恒温の10, 15, 20, 25℃室および露地で栽培して, 結実ならびに果実の発育に及ぼす温度の影響について観察した.なお, 10℃区は果実発育第I期終了後, 15℃に昇温した.開花は高温区ほど早かったが, 不完全花の発生が多くなり, 結実率は低下した.いずれの温度処理区でも二重S字型曲線を描いて果径が肥大し, 高温区ほど早く成熟した.高温による発育期間の短縮は第I期と第II期 (硬核期) の日数の短縮であった.15℃以上で, 高温区ほど全果実発育期間中の日平均気温の積算温度は低くなったが, 第II期の低下によるもので, 第I期と第III期はむしろ高くなった.成熟果の果実重は15℃区で最大で, 25℃区で最小であった.核および種子は10~15℃区で最大で, 高温区ほど小さかった.果肉の可溶性固形物含量は高温区ほど高かったが, 滴定酸含量には差は認められなかった.
  • ―着花位置を決定する特微量の抽出―
    甲斐 和広, 近藤 直, 林 孝洋, 芝野 保徳, 小西 国義, 門田 充司
    1995 年 33 巻 4 号 p. 253-259
    発行日: 1995/12/30
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    本研究では, 栽培によって人為的にフォーメーションを変化させたスプレーギクを材料として用いた.フォーメーションを形成する特徴量として, 花柄長, 花柄角, 節間長を計測したうえで, 専門家およびニューロによる品質評価について検討を行った.その結果, 以下のようなことが明らかとなった.
    1.処理方法を変えて栽培した供試材料は, その草姿に差異がみられ, とくに薬剤処理区において各特徴量の差異は顕著であった.
    2.専門家による評価は, 標準区における栽培本数が10本程度の供試材料に対して高く, 生長を抑制した処理区で最も低い結果となった.
    3.専門家による複数回の評価結果においては, 0.5~1程度の差が生じ, 人間による評価基準が一定ではなく, あいまいであることが示唆された.
    4.ニューロによる評価結果においては, 専門家の行った評価に追従し, 専門家の結果のほぼ±1の範囲におさまった.
    5.ニューロによる評価結果が, 若干専門家の結果と異なった処理区においては, 教師データ数を増加することおよび入力因子に設定した特徴量の種類を追加すること等によって改善されると考えられた.
    本研究は, 文部省科学研究費, 奨励研究A (課題番号05856046) の交付を受けた.ここに記して関係各位に感謝の意を表する.
  • ―画像処理を用いた評価指標の検討―
    甲斐 和広, 近藤 直, 林 孝洋, 芝野 保徳, 小西 国義, 門田 充司
    1995 年 33 巻 4 号 p. 261-267
    発行日: 1995/12/30
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    本報では, 処理方法を変えて栽培したスプレーギクを供試材料とし, 画像処理技術を用いた特徴量計測を行い, フォーメーションを適当な評価指標により表現した.さらに, 評価指標を入力因子としたニューロによる品質評価について検討を行った.その結果, 以下のことがわかった.
    1.画像処理により, 供試材料の着花座標および最下位節の位置が抽出できた.
    2.画像から得られた特徴量に基づき, スプレーギクのフォーメーションに関して, 専門家の評価と高い相関関係にある評価指標を設定できた.
    3.評価指標を入力因子としたニューロで評価した結果, 効率のよい学習を行うことができ, 専門家の結果に追従することがわかった.
    本研究は, 文部省科学研究費, 奨励研究A (課題番号05856046) の交付を受けた.ここに記して関係各位に感謝の意を表します.
  • ドゥング サイラス カマンデ, 岡本 五郎, 平野 健
    1995 年 33 巻 4 号 p. 269-275
    発行日: 1995/12/30
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    11月と1月に採取したブドウ『巨峰』の穂木をデシケーター内に置いて水分ストレスを与え, また, ABA, BAを外生的に処理して, 発芽に及ぼす影響を調査した.水分ストレスは, 11月に採取した穂木の発芽を早め, 発芽率を高めたが, その程度はストレス処理終了時の穂木の含水量により異なった.1月採取の穂木に対する水分ストレスの影響は少なかった.BAの発芽促進効果とABAの抑制効果も, 11月の穂木でのみ明らかであり, とくにBAと水分ストレスとの相乗効果は大であった.
  • 仁科 弘重, 中村 博文, 浅海 英記, 増井 典良, 橋本 康
    1995 年 33 巻 4 号 p. 277-284
    発行日: 1995/12/30
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    In this study, the authors made a non-steady state simulation model of the thermal environment and comfort in the rooms where plants were placed. The room which was assumed in the simulation model was the same room that used in our previous experiment (Asaumi et al., J. Archit. Plann. Environ. Eng., AIJ, 464, 1994) . Ornamental foliage plants which were assumed to be placed in the room were Schefflera arboricola “Hong Kong, ”Dracaena fragrans“Massangeana, ”Ficus benjamina and Epipremnum aureum, and the stomatal resistances and shading ratios measured in our previous experiment (Asaumi et al., SHITA J., 4 (2), 1993) were applied. Simulation was conducted concerning the data on January 5, 1993, and the results were compared with the results of our previous experiment (Asaumi et al., 1994) . Furthermore, simulation was conducted concerning the data on the standard sunny day in April. The results of the simulation of January 5, 1993 showed the same tendency as the results of our previous experiment (Asaumi et al., 1994), so the simulation model was considered to be valid. Therefore, the simulation model is useful for the design of the thermal environment and comfort in rooms where plants are placed.
  • 今井 勝, 神田 昭夫
    1995 年 33 巻 4 号 p. 285-291
    発行日: 1995/12/30
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    自然光ファイトトロンを用いてイネをポット栽培し, 主茎の葉数が12~13に達した時に人工光ファイトトロンに移し, 1日間順化させた.その後, 最上位完全展開葉につき, CO2濃度 (5~500μmol mol-1) , 葉温 (20, 25, 35℃) , 光強度 (400, 800μmol m-2 s-1 PPFD) , 飽差 (1.1~1.5, 1.6~2.5kPa) の組合せの下でガス交換速度を測定した.高CO2濃度に対する純光合成速度の最大値は高温, 強光, 低飽差 (高湿) 条件下で得られた.純光合成と蒸散の比から求めた葉の水利用効率は, CO2濃度上昇に伴って増大し, 最大値は光強度にかかわらず, 低飽差下で25℃, 高飽差下で20℃の場合に得られた.純光合成速度と細胞間隙CO2濃度の逆数プロットの解析から, 本研究で用いた程度の高温 (35℃) は強光下での葉肉細胞によるCO2固定を促進することが示された.得られた結果にもとづき, 高CO2濃度下でのイネ葉のガス交換に対する温度, 光および飽差の影響に関する論議を行った.
  • ―湿式酸化処理でのウサギ糞の分解特性について―
    齋藤 高弘, 谷 晃, 多胡 靖宏
    1995 年 33 巻 4 号 p. 293-295
    発行日: 1995/12/30
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    CELSS is to be considered in constructing a closed environment for sustaining life including human beings in space stations and space colonies. The waste management system is a key subsystem of the integrated material recycling system which must be developed to support long-term manned space activity. This paper presents the results of waste processing of rabbit feces using wet oxidation of waste manegement system. It was considered 75% of N in feces were converted to N2 gas, 60% of Ca in feces remained in the furnace and K in feces were smoothly dissolved in the solution. The insoluble residue contained most of P and Fe in feces. The wet oxidized solution contained Ni and Cr which were eluted from the furnace made of SUS. It was found that the nutrient balance of a wet oxidized solution which added P and Fe, removed Ni and Cr, were not so different compared with a hydroponic solution.
  • 太田 勝巳, 長谷川 隆一, 細木 高志
    1995 年 33 巻 4 号 p. 297-298
    発行日: 1995/12/30
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    This study was conducted to decrease fruit cracking of cherry tomato by low osmotic potential solution treatment in hydroponics. Plants cultured in standard concentration of nutrient solution (-0.12 MPa), were transferred only at nighttime (9 PM to 9AM) to low osmotic solution, -0.24 or -0.36 MPa using 40 or 90 mM PEG, respectively. Fruit cracking in -0.36 MPa treated plants decreased to 65% of PEG-free control plants. Fruit and leaf water potentials of the -0.36 MPa treated plants were lower than those in the control plants at nighttime. Based on the above results, it was suggested that water absorption of plants was suppressed by PEG treatment resulting in decrease in fruit cracking. Fruit size, Brix and hardness were not influenced with this treatment.
  • 細木 高志, 坂本 貴子
    1995 年 33 巻 4 号 p. 299-303
    発行日: 1995/12/30
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    オミナエシ (Patrinia scabiosaefolia) のin vitro増殖が, サイトカイニンを添加したMSを基本とする培地上で試みられた.4.4μMのbenzyladenine (BA) を添加した培地で, 切断した茎および分離した側枝を17日ごとに, 継代培養することで各世代にっき2.7倍の増殖率が得られた.これらのin vitroの外植体から伸長した苗条は, 0.49μM3-indolebutyric acid (IBA) を添加したMS基本培地で発根可能であった.ほとんどの植物体は順化活着した.
  • 北宅 善昭
    1995 年 33 巻 4 号 p. 305-306
    発行日: 1995/12/30
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
  • 第33巻 (1995)
    1995 年 33 巻 4 号 p. 311-316
    発行日: 1995/12/30
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
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