我々は,アクリルアミドには濃度勾配を付けずN,N’-メチレンビスアクリルアミド(BIS)に濃度勾配を付けたアガロース・ポリアクリルアミド・ハイブリッドゲルを用いた電気泳動法(BIS-gradient APAGE: BIS-gradient Agarose Polyacrylamide Gel Electrophoresis)を開発し,高分子量領域の分解能が高いSDSゲル電気泳動法を行うことに成功した.また,一次元目等電点電気泳動にアガロースゲルを用いた二次元電気泳動法(アガロース2-DE)と本法を組み合わせることで,高分子量タンパク質を高い分離能で解析できる新たな2-DE法を開発した.
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