日本内分泌学会雑誌

糖尿病患者の血糖, IRI, GH及びNEFAに及ぼすMaltose静脈内持続投与の影響

青地脩, 服部宏, 依田純三, 若林保良, 中埜幸治, 吉田俊秀, 吉良康男, 吉田秀雄

1974 年 50 巻 6 号 p. 983-986,973
発行日: 1974/06/20
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.1507/endocrine1927.50.6_983

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糖尿病患者の血糖, IRI, GH及びNEFAに及ぼすmaltose静脈内持続投与の影響を検討するため, 10% maltoseを60分間点滴静注時のこれらの値の変動を試べた.その結果, 糖尿病患者では, 投与中, これらの値に殆んど動揺のないことが判明した.

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妊娠個体におけるHuman Chorionic Somatomammotropin (hCS) とHuman Growth Hormone (hGH) の分泌動態

平井至

1974 年 50 巻 6 号 p. 987-997,974
発行日: 1974/06/20
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.1507/endocrine1927.50.6_987

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妊婦血中hCSならびにhGHの分泌動態を比較する目的で著者は二抗体法ラジオイムノアツセイにより種々の条件下におけるこれらのホルモンを系統的に同時測定した.
その結果, 以下の結論を得た.すなわち, hGHは生体のメタボリズムに直接関与し, また逆にそのメタボリズムの影響をうけて分泌が調節されているようであるが, hCSは妊娠時の「代謝調節因子」でありながらその分泌は生体の軽度のメタボリズムの変化には影響されず, 胎盤でかなりのスピードで産生され, しかも大巾なリザーブをもつてコンスタントに分泌されている.

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インスリンおよびグルカゴン分泌におよぼすArginine, γ-Guanidinobutyramide作用

豊田隆謙, 佐藤信一郎, 工藤幹彦, 後藤由夫

1974 年 50 巻 6 号 p. 998-1004,976
発行日: 1974/06/20
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.1507/endocrine1927.50.6_998

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インスリンおよびグルカゴン分泌におよぼすγ-guanidinobutyramide作用をラット摘出膵灌流実験をもちい検討し, arginine作用と比較した.γ-guanidinobutyramideはグルコース50mg/dlの存在下でインスリン分泌を促進し, グルカゴン分泌を抑制した.このインスリン分泌はpropranololで抑制をうけた.Arginineはグルコース50,150mg/dlの存在下でそれぞれインスリンとグルカゴン分泌を促進した.γ-guanidinobutyramideの血糖降下作用は末梢組織のグルコース利用を促進している他に膵内分泌ホルモン作用を介している可能性が考えられる.

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TRH Radioimmunoassayによる尿中TRHの測定

満間照典, 広岡良文, 仁瓶礼之

1974 年 50 巻 6 号 p. 1005-1014,978
発行日: 1974/06/20
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.1507/endocrine1927.50.6_1005

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TRHに対する特異的抗体を作製し, この抗体を用いて尿中TRHを直接測定するTRH radioimmunoassayを確立した.尿中TRH値測定には採尿後尿のpHを3.0にするか4℃又は-20℃に尿を保存する必要がある事を認めた.
本法で測定した尿中TRH値は正常者で感度以下より9.0ng/ml, 甲状腺機能亢進症及び三次性甲状腺機能低下症では感度以下, 原発性甲状腺機能低下症では高値を示した.又正常者に合成TRH500μgを静脈内に1回投与すると, 投与量の約6%が12時間に尿中へ排泄される事を認めた.
本法はTRHの生理学的病態生理学的意義を検討する上で有用な手段である事が示唆された.

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Insulin-Receptor Interaction in Fat Cells

1. Glucagon, NaF, DBcAMP及びTheophyllinの脂肪細胞のInsulin Bindingにおよぼす影響について

岡山敏賢, 小林邦彦, 山田二士, 末永健二, 古田桂一, 香川圭介, 奥原種臣, 峯村直, 小田正幸

1974 年 50 巻 6 号 p. 1015-1023,979
発行日: 1974/06/20
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.1507/endocrine1927.50.6_1015

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グルカゴン, DBcAMP, NaF及びテオフィリンのインスリン・リセプター相互反応におよぼす影響をisolated fat cellsをもちいて検討した.グルカゴン, DBcAMP, NaF, いずれもインスリンリセプター系のassociation constantを増加せしめた.これはリセプターの数を増加させるのではなくインスリンに対するaffinityを増強せしめるものと推定された.

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甲状腺ホルモンの成長ホルモン分泌に及ぼす影響について

中林肇

1974 年 50 巻 6 号 p. 1024-1036,980
発行日: 1974/06/20
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.1507/endocrine1927.50.6_1024

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甲状腺ホルモンがHGH分泌に与える影響を臨床例, T₃投与正常人を対象に検討した.甲状腺機能亢進症では低下症と同様HGH分泌低下をみ, 治療後改善も遅延した.実験群ではアルギニン刺激時, T₃, ステロイド投与のいずれでもHGH分泌低下, 両者同時投与で一層の分泌抑制をみ, これら薬物の下垂体, 上位中枢への直接作用が示唆され, 亢進症ではこの機序に慢性ホルモン過剰の影響が加味されていると想定された.

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正常, 飢餓およびアロキサン糖尿ヒツジの肝スライスにおけるプロピオン酸代謝とTCAサイクルとの関係

瀬戸勝男, 川上正澄, 石田孜郎, 竹島三知子, 昆真紀子, 山路瑞子, 津田恒之, Arthur L. BLACK

1974 年 50 巻 6 号 p. 1037-1043,982
発行日: 1974/06/20
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.1507/endocrine1927.50.6_1037

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ヒツジの肝スライスにおけるプロピオン酸代謝とTCAサイクルとの関係について検索し, 正常および飢餓時でプロピオン酸代謝とクエン酸代謝との間に相互作用が存在し, この相互はアロキサン処理で失なわれるが, プロピオン酸代謝とコハク酸代謝との間の相互作用は正常, 飢餓およびアロキサン糖尿時で存在することを認めた.

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第2回日本内分泌学会東部々会総会講演抄録 (I)

1974 年 50 巻 6 号 p. 1044-1058
発行日: 1974/06/20
公開日: 2012/09/24

DOIhttps://doi.org/10.1507/endocrine1927.50.6_1044

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