AI時代の教育論文誌
Online ISSN : 2436-4509
ISSN-L : 2436-4509
4 巻
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 小林 祐紀, 黒羽 諒, 吉田 隼人, 中川 一史
    2021 年4 巻 p. 1-6
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/24
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究の目的は,1人1台端末導入期における小学校低学年の日常的な活用に関する実態を明らかにすることである.その際,日常的な活用の実際を確認した上で,情報モラルの実態,ICTスキル,活用に対する意識の3つの観点から実態の解明を試みる.対象学級において約6か月間,1人1台端末を日常的に活用した結果,教師の指導以上に操作方法に習熟し,多様な活用方法が展開されたこと,情報モラルを問われる場面が多く見出され,想定されている学年以上の情報モラルが求められる実態であったこと,児童のICTスキルは活用実態に関連し先行研究と比較して高いこと,1人1台端末を日常的に活用することを児童は肯定的に捉えていることが明らかになった.
  • 石田 年保, 小林 祐紀, 佐藤 幸江, 中川 一史
    2021 年4 巻 p. 7-12
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/24
    ジャーナル オープンアクセス
    高校生のフォトポエムの創作時の意識構造は,4つの因子によって構成されている.また,4つの因子は,活動の成果である因子1【活動の意欲・満足度】,表現活動に関する因子2【言語表現の工夫】・因子4【視覚表現の工夫】,写真撮影に関する因子3【主題の収集】の3層構成だと考える.パス解析の結果,因子2【言語表現の工夫】が高校生の意識の要衝となり,他の因子を結びつけているという特徴を有することが明らかとなった.
  • 小孫 康平
    2021 年4 巻 p. 13-18
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/01/12
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究では,教職志望大学生269名を対象にアンケート調査を実施し,eスポーツに対する考え方やeスポーツを学校に導入する際の課題を明らかにするためにテキスト分析を行った。また,eスポーツについて説明した教職志望大学生のための情報モラル教育の指導法について検討した。その結果,135名(50.2%)がeスポーツを学校に導入することに賛成,134名(49.8%)が反対であった。反対者は,ゲーム依存や学習に影響を及ぼす可能性があり,視力低下を心配していることが明らかになった。このようにeスポーツにおけるビデオゲームに対する不安や懸念があるので,情報モラル教育の中でeスポーツの説明を通してビデオゲームと上手に付き合う方法を指導する必要性が示唆された。
  • 遠藤 健一, 北澤 武
    2021 年4 巻 p. 19-24
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/09
    ジャーナル オープンアクセス
  • 赤堀 侃司
    2021 年4 巻 p. 25-30
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/06/24
    ジャーナル フリー
    本小論では、1 人 1 台端末が整備された学習環境における授業デザインの構築という目的に対して、その前 提として、現在の小中高等学校の教師は、授業デザインに対して、どのような視点や方略、学習観や指導観 を持っているかを、合計 1054 名の教師にアンケート調査を行い、分析した。主な質問項目は、学習指導に関 する項目、教材に関する項目、ICT 活用に関する項目の 3 項目であり、どのような視点や方略によって、それ ぞれの自信度や満足度が高くなるかを、統計的に分析をした。その結果、学習指導要領の重視、ICT は使う理 由が分かること、子どもの興味関心や個々の子どもへの対応、授業デザインを自分で考えること、などの項 目が大きいことが抽出された。このことから、1 人 1 台端末の環境における授業デザインの在り方について、 示唆を得ることができた。
  • 赤堀 侃司
    2021 年4 巻 p. 31-36
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/07/11
    ジャーナル オープンアクセス
    本小論では,筆者が2018年から3年間継続して実施してきた,大学生の学力調査の結果に基づき,2021年に記述式問題を大学生71名に課して,その解答を,量的および質的に分析した.問題は,国語,理科,社会,それぞれ5問の合計15問であるが,記述内容を,質的に分析した結果,問題をどう捉えるかという問題の構造に依存することが,分かった.量的なクラスター分析を実施して,質的と量的な分析結果の間に,整合性を見出すことができた.その結果,問題に関連する要素の数と,日常生活との関連性の2つの軸によって,以下のようなコンピテンシーに分類された.日常生活に関わるスキーマが駆動して推論するコンピテンシー(経験力),教科や学問などの知識や見方・考え方を駆動して,要素数の少ない問題を推論するコンピテンシー(教科力),教科力と同じだが,要素数が多い問題を推論するコンピテンシー(俯瞰力),及び感性などの非認知能力に関するコンピテンシーである.このコンピテンシーの分類によって,3年間実施してきた,大学生の国語の読解力,理科・社会の学力の結果を,説明できることが,分かった.
  • 小林 祐紀, 村井 万寿夫, 亀井 俊智, 猪田 良介, 北川 坦
    2021 年4 巻 p. 37-42
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/07/11
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究の目的は,学校現場における日常的な業務の効率化を支援するデジタル連絡帳アプリを開発し,使用状況の実際及び教員と保護者による評価結果を提示することである.2021年9月上旬~2022年3月中旬にかけてA小学校の第6学年3学級において試用した.ログ(通信記録),教員対象のインタビュー調査,保護者対象の質問紙調査を実施した結果,教員については,従来のように連絡帳の記入のために決められた時間を設定し伝達するのではなく,多様な時間帯に登録していたこと,本アプリの試用を通じて手間の削減及び心理的な負担の軽減を実感していたこと,保護者については,児童の帰宅前後や登校前後を中心に閲覧し日常的に利用していたこと,紙の連絡帳との比較において本アプリの有用性及び各機能の有用性を認めていたこと,今後も継続して本アプリを活用することへの意欲を有していたことの知見を得ることができた.
  • 宇宿 公紀
    2021 年4 巻 p. 43-48
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/07/11
    ジャーナル オープンアクセス
    スマートフォンを使用しながら講義を受けることが学習者の考えにどのような影響を与えるのか,首都圏の大学生を対象に「緊急対策外来種であるアカミミガメをどのように駆除したら良いか」というテーマで講義を行った.また,スマートフォンでWeb情報検索をしながら学習した「ながらグループ」とスマートフォンを使用せずに学習した「非ながらグループ」の2つのグループに分けて分析を行った.本研究から得られた主な結果として,「ながらグループ」は, アカミミガメの命と直接関連する殺処分や保護等の語が特徴としてみられたことに対して,「非ながらグループ」は,長期的・間接的な取り組み等の語が特徴としてみられた. 「ながらグループ」と「非ながらグループ」双方の考えの特徴を生かした対話的な学びを行うことで,学習効果が高まることが期待できる.
  • 髙谷 将宏, 佐藤 克美
    2021 年4 巻 p. 49-54
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/07/11
    ジャーナル オープンアクセス
    大学などではAIリテラシーの習得が目標として掲げられている.一方,この習得目標に対し,企業が期待する知識・能力は不明確である.企業が期待する内容についてアンケート調査を行った結果,導入事例,倫理性が特に期待されていた.期待する内容をより理解するため,インタビュー調査を行い,計量テキスト分析により共起ネットワークを描画した上で,階層的カテゴリーを作成した.階層的カテゴリーに対しての考察から,AIリテラシーとして企業が期待する内容を明らかにした.
  • 小孫 康平
    2021 年4 巻 p. 55-60
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/07/14
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究では,幼児教育志望大学生34名を対象に,幼児教育におけるテレビゲームとソーシャルロボットの利活用に関する認識を明らかにした。その結果,次の4点が示唆された。①幼児がテレビゲームで遊ぶことに関しては,ゲーム感覚で勉強できるなどのメリットも認めつつも,デメリットとして身体に悪影響や視力低下があると認識している。②保育におけるテレビゲームの利活用では,運動や学習のソフトを利用したいと考えている。③幼児教育におけるソーシャルロボットの期待では,業務負担や事務作業の軽減,子どもと関わる時間の増加を挙げている。④ソーシャルロボットの不安では,人とのコミュニケーションや愛着関係,誤作動や故障に対して不安があると捉えている。
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