電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review
Online ISSN : 1882-0875
12 巻 , 2 号
選択された号の論文の25件中1~25を表示しています
表紙
目次
ごあいさつ
解説論文
SSS研究会提案
  • 木村 昌臣
    2018 年 12 巻 2 号 p. 99-106
    発行日: 2018/10/01
    公開日: 2018/10/01
    ジャーナル フリー

    医薬品は,適切な医薬品を正しい用法・用量で使用すべきである.医薬品のヒヤリハット事例を見ると,医療従事者のヒューマンエラーによるものもあるが,医薬品の名称や外観の類似性により引き起こされることも少なくない.そのため,それらの類似性を評価するための定量的指標の検討を行ってきた.更に,医薬品や医療機器の製品回収が起こるとその事例が公開されるが,使用時の危険程度を表すクラス分類について改善が必要とされる.本稿では,それらを概観し,医薬品使用の安全性に対する主に情報工学的アプローチの一例として紹介する.

SIS研究会提案
  • 山嵜 彰一郎, 松嶋 智子
    2018 年 12 巻 2 号 p. 107-114
    発行日: 2018/10/01
    公開日: 2018/10/01
    ジャーナル フリー

    (k, n)しきい値法の秘密分散は,情報をn個のシェアと呼ばれる分散情報に分散させ,このとき,k個以上のシェアを集めなければ,元の情報を再構成できないようにシェアを構成することにより,情報の紛失と漏えいを抑制する方式である,一方,物理層のセキュリティは,基地局から端末への無線通信において,目標端末の受信条件を良好にし,目標端末以外の端末の受信条件を劣悪にするように,基地局と目標端末の間で協調して信号処理を実施することにより,情報の漏えいを抑制する方式である.本稿では,このような二つの情報セキュリティに関わる方式の基礎を解説するとともに,これらを無線パケット通信の情報保護に適用した構成例とその特性を解説する.

BioX研究会提案
  • 五味 秀仁, 大神 渉
    2018 年 12 巻 2 号 p. 115-125
    発行日: 2018/10/01
    公開日: 2018/10/01
    ジャーナル フリー

    本稿では,個人認証に関するグローバルな業界団体FIDO(Fast IDentityOnline,ファイドと読む)アライアンスが推進する技術仕様,及び,その標準化活動の動向を解説する.FIDOアライアンスは,パスワードなど記憶に頼る認証方法への依存を減らし,公開鍵暗号方式を用いたシンプルで堅ろうな認証方法の標準化を推進している.更に,プライバシー保護への適応やプラットホームをまたがる利用の促進を通じて,FIDOのエコシステムの拡大を目指している.

HWS研究会提案
  • 池田 誠
    2018 年 12 巻 2 号 p. 126-132
    発行日: 2018/10/01
    公開日: 2018/10/01
    ジャーナル フリー

    IoT時代における安全安心は,通信及び機器における情報の保護に大きく依存する.特に通信経路及びIoT機器における情報改ざん・情報窃取などから情報を保護する暗号技術やハードウェアの保護技術が重要となっている.暗号は,ICカードのようなハードウェアによる実装と,その他大多数を占めるソフトウェアによる実装に大別できる.ハードウェアは柔軟性に乏しいため,ごく一部を除いてはソフトウェアが望ましいものとされることが多い.特にセキュリティにおいては次々と考案される暗号アルゴリズムへの対応を考えたとき,ハードウェア化は二の次と考えられやすい.ところが,その一方で,それが原因で本来実用になることでIoTの利便性及び安全性が飛躍的に向上するはずの暗号系が,性能面から利用されないといった課題もある.ここでは,それらの暗号アルゴリズムがあまねく普及することを期待し,代表的な暗号アルゴリズムのハードウェア実装例,ハードウェアの真がん性やCPUにおけるぜい弱性に至るLSIのセキュリティに関して紹介する.

CAS研究会提案
  • 新津 葵一
    2018 年 12 巻 2 号 p. 133-143
    発行日: 2018/10/01
    公開日: 2018/10/01
    ジャーナル フリー

    本稿においては,CMOS集積回路技術を用いたバイオセンサ集積システムについての解説を行う.近年のCMOS集積回路技術の発展により,CMOS集積回路技術を情報通信分野以外へと応用する流れが加速している.特に,バイオテクノロジーや医療関連への応用は大きく期待されており,CMOS集積回路設計の研究分野の一つとして確立しつつある.学術的にも,集積回路関連学会においてもセッションが設けられ,BioCAS,IMBioCなどの特化した国際会議が設立されるなど,大きな注目を集めている.そこで,バイオセンサ集積回路における幾つかのバイオセンシング手法について解説を行い,更に近年の研究開発動向を述べる.また,筆者らが取り組んでいる低消費電力集積回路とバイオ発電素子を用いた発電センシング一体形集積センサ技術の開発,並びにその電力自立ヘルスケアIoTへの応用展開についても紹介をする.最後に,CMOS集積回路技術の今後の更なる性能向上を生かした将来の展望について述べてその結びとする.

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