2008年2月に, 自動検証, 特にモデル検査の研究により, E.M.Clarke, E.A.Emerson, J.Sifakisがチューリング賞を受賞した(1). モデル検査により, 論理回路や通信プロトコルなどの信頼性が保証でき, インテルやAT\&Tなどでその実績がある. 最近では, ソフトウェアや組込みシステムを対象にして, モデル検査の研究が進められている. 本稿では, 組込みシステムのフォーマルメソッドの観点から, ハイブリッドシステムの仕様記述と自動検証について解説する.
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